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aegu semetachi tanomukara koe wo osaetekure
電子本屋さんの書棚で昨年からこの本をちらちらと見かけていました。でもその時は気づいていなかったのです。バッチリと目が合ったのは「年の初めの楽しみに何を読もうかしらうふふ」と物色していた昨年の大晦日なんですね。
『喘ぐ攻めたち』だとぉ~っ?
そもそも『たち』?
『たち』って何だよぉ?
……好きなんですよ、喘ぐ攻め。
当然の如く喘がせる受けも大好き。
ただ、今まで出会った喘ぐ攻めは、つらい過去があったり男という概念に押しつぶされそうなところでギリギリ頑張っていたり、あるいはそういったジェンダー的な所から激しく自由な大人の男(いやん、色っぽい)であったり、かなりにシリアス寄りだったんですけれども。
で、喘がせる受けの多くは悪女かママだった(女じゃないけどね)。
なぁに、このお話。
そんなのと全然違う。
最高にぶっ飛んでいるくせに、とぼけているじゃないですか。
久々の『大当たりトンチキ』です。
興奮。
幼い頃、親から奴隷商人に売られそうだったヤクルを助けてくれたのは娼館の女将。彼女はヤクルに仕事と居場所を与えてくれました。今は娼館で働く人すべてを家族の様に感じているヤクルの夢は、この娼館を町一番の店にすること。
ひょんなことから泥酔した客に体を売ることになったヤクルは『とんでもない名器』の持ち主だったのです。そして、次から次とセレブな男たちがヤクルの虜となって行く……
これね、いわゆる『ほら話』なんですよ。
『ほら男爵の冒険』とか『ガリバー旅行記』とか、ひょっとしたら『ガープの世界』なんかもそうかもしれないんですけど。
このジャンル、かなりのストーリーテラーじゃないと書けないと思うんです。
だって、法螺っていうのはエスカレートしないとつまんないでしょ?
放っておいてもどんどん盛らさってしまう性質なんですもん。
だから放置しておくと風呂敷は限りなく広がりたためなくなってしまう。
このお話でも、ヤクルのお相手はどんどん偉くなっていくんですよ。挙句の果てには自国だけでは止まらなくなっちゃったりする。
もう、爆笑に次ぐ爆笑ですよ。
素晴らしいのは竹智さんがこの広がりまくったお話を見事に畳むこと。
最後のちょっとしたひねりも、前半部分の『娼館のお姉さま方が仕事に対してどんな風に努力しているか』という描写と対を成していて、こちらはニヤリとさせられちゃいました。
問題(?)は、このお話は『ほら話&お仕事小説』であることなんです。
恋愛と言う意味でのLOVEがないんじゃないかしら?色っぽくもないし。
LOVEに過剰な期待を持たずに読んでください。
あたくしは至福の時間を過ごさせていただきました。
攻め喘ぎ、好きなんですよ。
抱いてる方が声を抑えられないくらい感じてしまうなんて楽しいじゃないですか。
その集大成とも言えるこちらの作品、
勿論いやらしくもありますがそれ以上に笑えますww
頭からっぽにしてこの世界観を存分に楽しめる分厚さと
なんといってもチッチーさんの愛らしいイラスト!!
胸板が厚くてお尻も太腿もむっちりとした
娼館の雑用係・ヤクルに
個性溢れるキャラの登場人物が次々と溺れます。
そもそもヤクルは男娼ではありませんでしたが
店の為を思いある男に抱かれその才能が開花することとなるのです。
それからの活躍ときたら、本当に「ぶふっ!!!」と声が出るくらい面白い!
騎士団長、大金持ちの貴族、国一売れっ子の男娼、王子、国王、怪しげな男、
登場人物が多いので名前と人物が結びつかない…とご心配の方々も安心。
しっかり巻頭に登場人物説明のイラストがあるので何度でも確かめながら読める親切設計。
元々男は抱かなかったり、以前は抱かれる方だったり両刀だったりの面々が
次々と常連になっていくのです。
ヤクルの素直で優しい性格に皆が癒されヤクルの秘穴(?)である意味抱かれます。
包容力の塊のようですよヤクルは!
倫理観とかそういう事ではなくて、なんかこう……おおらかな愛なんですねww
それで全員が納得するわけもないのでピンチも訪れますが
やはりヤクルの健気さや店の仲間への家族愛のようなものを無下に出来ないのです。
惚れた方が弱いんでしょうね。
母がわりの女主人等、娼館のみんながまた愛情深くて
ヤクルが何より大事に想う気持ちがわかります。
色んな男を手玉にとる、という言い方はヤクルにはふさわしくないかもしれませんが
上手に転がしてる感があってそれはそれで良いかも。
商売の為とはいえヤクルも気持ち良さげでしたし。
いやもうとにかく攻めの喘ぎがwwwダイナミックでwwww
あと笑わせてもらったのが、表紙を開いてすぐ通常だと口絵カラーがくるんですが
ピンクの透けた素材の紙に白抜き文字で喘ぎが書いてあるんです。
勿論攻めの喘ぎでしょうww
芸が細かくてつい嬉しくなってしまいました。
面白いのでドラマCDにしていただけたらますます声出して笑えると思うのですが
キャストを勝手に妄想するだけでも楽しい。
久々にベテラン勢に集っていただくのもいいなぁ。
あっ、ちなみに3Pも一度あったので苦手な方はご注意下さい。私は好きですがww
神寄りの萌×2です。
元気のない時に読むとビタミン剤より効果があるかもしれません(個人差があります)
とにかく笑いました~(*´▽`*)
攻めが喘ぐと、こんなにお話の様子が変わるものなんだ!と、
ビックリ&大爆笑でした。
主人公のヤクル(受け)は娼館で働く下男ですが、
ひょんなきっかけから、男娼として客を取るようになります。
そしてお話は、徐々にヤクル総受の様相へ…。
男たちは次々にヤクルの虜になり、
なぜか全員、行為中に激しく喘いでしまうのが本当に笑えます。
いやこれ、攻めさんたちは喘ぎたくて喘いでいるわけではないんです。
なぜ?と本人たちも首を傾げていると思うのですが、
ヤクルの名器の前にはなすすべもなく、
身分ある国王も、屈強な騎士も、
誰も彼もアンアン喘いでしまうのですよ。
その喘ぎっぷりが派手で、笑いがこみあげてたまりません。
特に笑ってしまったのが、
ヤクルが、ある攻めの身請けを断った場面。
ヤクルからの辞退の便りを受け取った攻めは、娼館に駆け付け、
断られたことへの怒りや焦燥の感情に任せてヤクルを抱くのですが、
「あん、あんっ、あああんっ」と喘いでいるのは当の攻めなのです。
こんなことってあるの?と爆笑しました。
他にも、ヤクルに嫉妬した他店の男娼や、
息子がヤクルに夢中なことを心配した父親(国王)など、
なぜアナタが!?という意外な人物が
次から次へと攻めになっていく様には笑いが止まりませんでした。
攻め同士で牽制し合って、おバカなやりとりしちゃうのも可笑しいんです。
ヤクルが、心優しく明るい性格なのと、
攻めひとりひとりが、真剣にヤクルを愛しているので、
終始爽やかな印象で、読後感も良かったです。
娼館の店主や従業員もみな暖かく、情に厚く、
己の身を売るという特殊な世界のお話でも
安心して読むことが出来ました。
攻めたちもそれぞれに個性があり魅力的で、
チッチーさんの絵柄もぴったりマッチ!
マッチョなタイプが多く、眼福でした~。
そして、巻頭のキャラ絵と説明がとっても便利です。
何度も戻って確認出来ますよ。
ラストで、ヤクルのちょっと悪い顔が見え隠れするのも痛快でした。
読み終わって本を閉じ、サブタイトルを見てまた笑い、
最後まで、本当に楽しい1冊でした。
攻め6、受け1の総受け。
こちらは個人サイトから好きで読んでいて、受け体格大が地雷な私にとっては読める数少ない本です。
一冊の本になると修正が加えられて読みやすくなってたり、続きが気になっていたのでとても良かったです。
平凡総受けで攻めたちは何かしらのスペシャリスト。
騎士団団長を始め、上位貴族、男娼No.1(ネコ)、皇太子、国王、隣国の王子とさまざま。
何しろ人数も多いので一人につきエロも2ページくらいで量は多いものの、内容はサクッと楽しめます。
読んだ感覚は長編というよりは、短編集という感じです。
前からずっと気になっていました。
だってタイトルが「喘ぐ攻めたち」ですよ??
どういうこと?? ってなりますよね??
お表紙からしてハーレムBLみたい。
結果、人たらしすぎる性格とお尻をお持ちの受けに、理性を狂わされたり、人生(が、いい意味で)変わってしまったお話だと読了後に判明しました!
狂気(?)じみた、屈強で、エリートで、名刀持ちだったりする攻めたちが、本気で受けに喘がされるシーンの数々は圧巻!!
このお話のジャンルは、、、コメディ?? なのかな??
いや、ジャンルにはくくれない400ページ近い壮大なるお話でした。
後半の名刀対決は、いい男たちがそれぞれ自身の下半身にお持ちの名刀を対決しよう! とガチでなっていて完全に笑ってしまいましたけれど、そういうのも含めて、他にはない面白いお話でした。
この発想すごいなあ!!
タイトルが気になって購入しました!
下で素晴らしいレビューがされている中申し訳無いのですが、個人的には、新鮮でしたが萌えはしなかったです。
先の展開が読めてしまったり、文章的にも高校生くらいの子達が楽しめるようなごく簡単なものでした。これが漫画だったならより良くなったかもしれませんが、活字を楽しむことは出来ませんでした。
お値段も高めで分厚いものだったので、ちょっと残念です。
イラストは魅力的で購入のキッカケになりました。
web小説の書籍化。エピソードを重ねて登場人物が増えていくパターンで、攻めが6人いるにも関わらず、どれも今一つ入れ込むタイプではなかったので中立にしました。受けも今一つピンとこず・・体がしっかり大きい受けがお好きな方にはよいのかもと思うお話、本編330Pほど+書き下ろし後日談50P弱+あとがき。
王都から少し離れた風俗街ピヤッカ。そこの端っこで営業している娼館ハナハナで雑用係をしているヤクルは、ある日店で自暴自棄になって暴れている客を宥めていると「お前でいい、最後まで出来たら金を払う」と言われます。ぎりぎりの経営状態である店と恩義のある女主人を思って、いざ抱かれてみると、具合がむちゃくちゃ良いらしく攻めが喘ぎまくり・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
6人もいる攻めには王族いるので、その右腕やら間諜やら複数。あとハナハナの女主人、同僚やらも。数は結構います。
**より内容に触れる感想
タイトル通り、攻めが全員喘ぎまくり。めっちゃ名器らしく、攻めの「ああんああん」多数。そこはちょっと飽きちゃった感があります。タイプは色々、王族、貴族、騎士団長(私は騎士団長のガインが一番好き)、男娼等々。自信満々さん、もてもて色男さん、実直さん・・・誰か一人ぐらいは好みのタイプがいるのではと思いますが、6人いるので一人一人のエピソードが少し少ない。最後はガインに落ちるのかなと思っていたのですが、受けのヤクル、めっちゃクール。自分がガタイいい地味な男と分かっているので、なんで皆さんが抱こうとやってくるのかさっぱり分かっていない。そこが物足りなかったのかもしれないです。
暖かい人物ながら実はクールなのではという受けや、ガタイ良い受けがお好きな方でしたら、お手に取ってみてもよいのではないでしょうか。珍しいタイプのカプではと思います。