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初読み作家さんです。
字数は割と少ない方で、スラスラと読めました。
感情が高ぶるシーンで、短い単語で文を切る特徴のある作家さんだと思うのですが、それが胸の内の感情をそのまま表しているようで、私は好きでした。
ストーリーは、遊郭ものとしては王道だとは思うのですが、受け様が15才と若いため、攻め様が受け様を色々と細かい心づくしで気遣っているのがよかったです。
あまりしつこくないラブシーンがこの二人の主人公には合っていたかなと思います。
受け様がひたすら攻め様を待ち続けるお話で、甘々なんですがちょっと切ない所もよかったです。
作画担当の作風の印象が邪魔して、
最初、勝手にゆるふわチックなエロエロを予想してたら、
しっかりシリアスで、エロも少なくて吃驚した。
中華物はいつも固有名詞が一発で覚えられなくて、
全部にルビ振って欲しいと思う性質なんですが、
これは受けも攻めも簡単な名前で助かった。
遊郭で貞操を守る話なので、
受けが攻め以外の人間と致すのが苦手てでも読めるが、
そこがご都合主義に感じてしまう部分でもあるので、難しいところ。
(納得できるかは置いといて)受けが身体を売らずにいられたのは、
芸の方を磨いて、客に誘われても、
攻めが前払いした大量の蝋燭で凌いだからだけど、
薔仙ねえさんが、6年も居て、同じ様に身体を売らずに芸を売るだけでいられたのは何で?
帝は彼女が遊郭に売られてた事さえ知らなかったのだから、
当然、蝋燭の存在は無いし。
あまり外国ものやら、時代ものには興味がないので今回は萌ませんでした。
こちらの作品は萌えよりも内容を読ませるという感じの作品です。
また、少年が少し幼いため、ショタのジャンルに含まれるかもです。
そのため、ショタが苦手な方にはおすすめできませんね。
お話しは、一目ぼれした美少年が売られた遊郭を探し当て、その子を自分だけの少年にするために、通い詰める攻。
最初は戸惑っていた受ですが、攻めの真摯な気持ちに、お互いの気持ちがつながってハッピーエンド、と行きたいところですが、ここでまた困難が…。
しかし、やっぱり結果はハッピーエンドになります。
一度読んだきり、読み返したいと思えるものではないので、うる覚えですみません。
ストーリー重視の方は、手にとってみる価値です!