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wake mo shiranaide
答姐でお勧めいた久我作品。
わたしはまだ三冊しか読んでおらず、読んでいない作品がてんこ盛りだった作家さんでした。
しかも最近ではまったく手を出していない方でしたので、この機会にと思いとりあえずシリーズではない短編から。
こちらはちるちるでは評価低めですが、わたしは今まで読んだ久我作品で今のところ一番好きです。
前半は攻め視点、後半は受け視点。
攻めのみ関西弁なので、オール関西弁よりもとっつきやすくて好きです。
攻めの倉持は大阪出身で、現在東京在住の大学二年生。
お金はないが、友人知人には恵まれた好青年。
受けの遠山は金銭的には苦労知らずで、人目を惹く綺麗な容姿。
ゲイだと噂される、見た目ネコ科、中身イヌ科男子。
自分の置かれた環境に満足し、悪いことをしたら謝る。
そんな当たり前とも思え、実は難しいことをすんなり出来る倉持。
ある件で精神的に支配されてはいるけれど必死で健気で、きちんとありがとうが言える遠山。
初対面は最悪なふたりなのですが、基本人の良い倉持と育ちが良く子供のように素直な遠山なので、うまくいったのでしょうね。
ただ倉持が遠山を好きになる展開が速いというか、ノンケさんにしてはもうですか!?って感じなのですが。
男同士だったらなんでもないシチュなのに、それで惚れてしまうのは若干説得力不足かな。
まあ、本能で生きているような倉持なので、ビビッときたということかな?
そしてこの性急感ですが、後半の甘々でもうどうでも良くなります!
久我さんマジック!
不満はどこかに吹っ飛んでしまいました(笑
はあー、このカップル良いです。
特に電話で動物園の話をした時のくだりや、自分が男だということで捨てられないか焦っている遠山に対しての倉持がもう。
倉持イイ!こんな彼氏最高!
わたしにもベッドで優しく何かあったか聞いて!と、はたから見たらかなりヤバイ人となっておりました、わたくし。
ただなぜか最後まで頑なに苗字呼び。
せっかく遠山なんて育という可愛い名前なんだし、倉持にそう呼んで欲しかったなあ。
とにかく倉持が「かわいいかわいい」が連発で、こちらまで良い気分にさせられる作品でした!
久我さんには珍しく関西弁の攻めと標準語の受けの話です。ちょっと古い作品だし、ちるちるさん評価でH度少なめだし、それほど期待せずに読み始めたんですが、とても好みの話で大当たりでした。何度も読み直して泣けました。
受け様が悪い男にだまされて囚われてる可愛いお坊っちゃんで、かっこよくて優しい攻め様に救い出される、みたいな話でした。受けが攻めに出会ってから今までの自分を反省し、一人で頑張ろうともがく様がいじらしかったです。自虐ぎみなんだけど、初めて世の中の荒波にもまれようとする生まれたてのヒナみたいな感じでした。攻めは包容力のあるタイプなのでそんな受け様の頑張りをちゃんとわかってあげててとてもよかったです。可愛い大学生カップルのお話でした。
久我先生といえば関西言葉ですが、今のところ先生の作品は、
1標準語×標準語
2関西弁×関西弁
3関西弁×標準語
の順で読んできていて、標準語×関西弁は未体験ゾーン。はたして、遭遇できるのでしょうか。できますかね…?ちなみに本作は3番目のパターンです。
この作品を知った瞬間、タイトルに飛びつきました。ちるちるに登録したての頃、マイページのメッセージ欄にスネ○ヘアーの「訳も知らないで」という曲がBLだったらな…みたいなアホなことを記載していたのですが、あらすじを読んだところ、雨に濡れるシーンがあるみたいだったので、もしかしたら同じ曲にインスパイアされたのかも!と期待して読みました。結果、無関係でしたが…
放っておけない受けを攻めが見守って育てていく系の、大学生同士のお話です。攻めの倉持がむっちゃイイ男なんですよね~。面倒見のいいお兄ちゃんキャラに弱いもので。
苦学生と世間知らずのボンボンカプですが、ボンボンの遠山はお金だけ渡されて、親に目をかけてもらえず、「ばあや」に育てられてきた青年。中学生になると家庭教師の名谷が雇われ、ばあやが亡くなって以後、遠山は名谷に依存してきました。そんな遠山と、飲み屋で絡んできた倉持とのサイアクな出会いが、周りを遠ざけていた遠山を徐々に変えていきます。倉持は倉持の方で、根が素直な遠山をなんとか助けてあげたくなっちゃうんですね。遠山を構う気持ちが友情なのか、愛情なのかわからなくなってきて、いつしか友達以上の思いを意識し始めて…。
これまで読んできたお話に限ってなので恐縮ですが、久我先生って取り立ててド派手な演出なく、地味目で堅実なお話を描かれるイメージ。だけど、人物の内面はダイナミックに変化していきます。そして読んでいると必ず心があったかくなるんですよね。攻めが受けのことを大事にしているのがわかる描写にいちいちきゅんとしちゃう。このお話では倉持が明るい苦労人なので、その逞しさと雄々しさが関西弁によってより引き立ちました。「ちょっと」っていう意味の「ちょお…」に萌える。。
二人が結ばれるシーンも、エッチは初めて同士じゃないはずなのに、初々しくて余裕がなくって、逆にエロスが滲む。やしきゆかり先生によるスッキリとしたイラストが爽やかで、内容とのバランスが絶妙でした。
面白かった!
関西弁の攻めと、関東弁の受けです。前半は攻め視点、後半は受け視点。
出会いは最悪だった二人が少しずつ仲良くなっていく様子に、読んでてキュンキュンしました。
受けはゲイで、長い長い不毛な不倫をしてます。イヤな男なんだけど、お金を貢いでるし、別れられずにいる。
それをひょんなことからノンケの攻めが知り、受けに説教する。精神的に自立できてない受けを庇い、助け、友達になる。
ノンケだった攻めが、『この感情は恋愛感情や』と自覚してからは、めっちゃカッコ良かったです。こんなイイ男にこんな口説き方されたら誰でも落ちちゃうよw
関西弁と関東弁の掛け合いもいいですねー。読むまではこんなに楽しいもんだとは思わなかった。
あとエロシーンも、妙に新鮮で萌えますw