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keiji ni ichizu na melancholic
「恋は誰かに認められて喜ぶものじゃない。祝福があれば、永遠に続くものでもないだろう」
刑事シリーズ既刊4冊に夢中になり続きが待ち切れずこちらを読みました。今までの刑事シリーズで一番文章が好きで引き込まれました‼︎
台詞との混合になりますが、
“強がってるけど、弱くもない。けれど、強くもない。”
こんな相反する絶妙な言葉大好きです。
今回、恋心的に抜き差しならないのにこのままでは一緒に居られない状態の二人が、お互いに黙ってカタをつけようとします。正にロミジュリなんですが、そこに大輔の先輩西島が今更どうにか仲を終わらせようと、めちゃめちゃ止めに入ります。
そして大輔に、男に戻って欲しいと居酒屋の後風俗へ連れて行き、ブチブチにブチ切れられる(そらそうよ)。
そして河喜田さんの登場。彼はなんて良い(そして使い勝手の良い)キャラなんでしょう。台詞も面白いし、主人公を助けておいて風のように去る変態で最高です。
その後の大輔は田辺がノックダウンするほど(毎度してるけど)可愛くて悶絶でした。珈琲淹れるのも甘えててかわいい。
BLは普段男らしい男性が見せる可愛さや、同性との恋愛による葛藤と行動が魅力の一つですが、それを凝縮させたような人物ですよね。