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転生先は物語の悪役公爵!? 400万PV越えの人気WEB小説が書籍化!
akugyaku kizoku no shinpenseiri
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
良かったー。くっそ良かった。
難を言うなら、電子の書き下ろしがいらんかった。ってゆか、無い方がものすごく好みだった。でも、あれがあるかないかでめちゃくちゃ変わってくるのは分かります。
結局最後はハピエン。ってエンドにいつも肩透かしをくらってしまう癖を持っているのでこれは最後まで昂ったまま終わらせることができてもうとにかく幸せです。作者様ありがとう。
これは読んだことのないタイプの不憫受だな!って思うんですが、これを転生だと考えると前世の業を背負って生きてる。って事になるのかな。って。。
辛い。もう本当辛い。生きるのが辛い。
それでも楽になるのは許されないのですよね。
蛇足になるかもしれんけど、悪逆貴族の主である王視点の話が読みたいです。
二人の間にあったものが読みたい!
死んだあとに物語の中の悪役になってしまった~系のお話です。
いわゆるテンプレ小説なのですが、それだけに個性が際立つっていうのありますよね。
この小説の場合は、
1、主人公(受け)様が元々事故に見せかけて自殺をした人だった
2、悪役になった!悪役らしく振る舞って悪役だと思われたまま終活して死のう
これが面白いなって思うポイントです。
1番は、事故死で死にたくなかったけど死んだ、でも未練もない~って主人公が多いから。そしてこの設定が作中の主人公のメンタル・行動に「なるほどな」って思わせてくれるから。
2番は、多くの作品だと「主人公が変わって周りの人が見直す」「関係改善」みたいになるから。
(結局攻めのクレイグとは「主人公変わったと思われた」「関係改善(?)した」なのですが、主人公サイドの気持ちの持ち方で悪役的に振る舞うっていうのがいいなと)
苦手なのはその主人公のメンタルで、ちょっとメンタルが痛々しく鬱だったり病んでる系なところ。展開がシリアスなのは好きなのですが、メンタルがじめじめだったり痛々しかったり昏い感じなのが長く続くと個人的にはちょっと辛くなってしまう…。
あとは、私は平気なほうなのですが「過去の女性関係描写」「女性関係に起因するあれこれ」という要素があります。
おまけの萌えポイントは悪逆非道の王様と元々のハインレイドの関係性です。
よき。
ぶっちゃけそこに一番萌えてしまったかもしれません。
今まで読んだことがない展開でした。
現世で死んだら大好きだった小説の悪役貴族になってて。なんというのか悪役貴族ハインレイドに乗り移った感じ?前世の記憶もハインレイドの記憶もあって。
物語を破綻させないよう、でも被害を最小限にするよう、しかもそれを悟られないよう頑張るハインレイド。
死ぬはずだったのがなぜか護衛騎士クレイグに生かされ…。クレイグがハインレイドを好きになるところがちょっと納得いきかねました。
ここからが苦しかったです。
前世と現世の記憶と人格が両方あるハインレイド。しかもクレイグが生かそうと、苦しみから救おうとしてくれる。それを素直に受け入れればハッピーエンドなのに…。
もう絶望しました。絶対に幸せになれない、なんなら死にたいハインレイドと、彼にすっかり手玉に取られてたことを知ったクレイグ。
後味はあまり良くなかったです。
罪を背負い続ける受けとそんな受けでも離さない攻め。
死ぬことが解決にはならない、残された方はたまらないことを実感しました。
小説世界の残虐非道な人間に転移してしまった普通の青年が
「終活」ならぬ小説の顛末通りに死ぬ役どころを成就させようとする。
悪逆ぶりが陰ったものだから敵役の人間にうっかり疑念を抱かれる。
偽物ではない。しかし本人でもない。
記憶かそれともかつて読んだ本の情報か。
自分でありながら他人でもある。
しかしこの世界では自分の「終わり」は定まっている。
自分でない誰かを演じて死ぬ という自虐!
このジレンマと描く文章の明るさが何処と無く乖離しているのが気になりつつ 本編を読み終えた。
しかし。
この作品の恐るべき本領は後日談にあった。
むしろBL作品的にはこの後日談の方こそふさわしい!
気になった方はその目で確かめて欲しい。
この作品 一筋縄でない。
今回は王の片腕である悪徳公爵を殺すはずの護衛騎士と
現代日本人が転生した物語の中の悪逆公爵のお話です。
自殺した受様が転生した世界で物語通りに攻様に暗殺されようとする本編と
後日談と本編幕間的短編を収録。
受様は貧しい母子家庭で育ち、妹の進学費用のためと高卒で就職し、必死
で働きますが、妹が難病を患い、自分の生命保険を治療費に充てるために
霙交じりの強風の夜に通勤路の急カーブから原付でダイブします。そして
受様は死後の世界へと旅立つはずでした。
しかし、受様は割れるような頭痛に目を覚ますのです。目覚めた場所は
天蓋付きのベッドで室内は豪華なホテルの1室のよう。痛む頭を抱えつつ
ベットから降りた受様がふと宝石付きにみえる鏡を注視すると、白い肌に
重たい黒髪に毒々しい赤い瞳の美青年が呆然とこちらを見ていたのです。
さらに鏡を覗き込んで混乱していく受様の耳に、今度はバタバタと慌ただ
しい足音が聞こえ、部屋の扉が大きく開け放たれます。勢いよく飛び込ん
できたのは受様を当主と呼ぶエメラルドの瞳の精悍な顔つきの青年でした。
青年と目が合った瞬間、受様はまた激しい頭痛に襲われ、悪夢としか言え
ない記憶のフラッシュバックと、青年の情報が雪崩れ込んできます。
青年は騎士で、護衛隊長で、学生だった受様が夢中になって読んだ小説
『反逆のジーク』で悪逆公爵を殺す男であり、鏡に映った受様こそが
その悪逆伯爵その人だったのです!!
そして受様の護衛隊長であるこの青年が今回の攻様になります♪
『反逆のジーク』は穏やか父王を暗殺して王位に就いた兄王子と彼の右腕
で人を虐げる事をの喜びとする公爵という悪辣2人から弟王子が国と民を
救い出す愛と友情の冒険活劇です。
受様はフラッシュバックした過去で確かに公爵として非道を楽しんでい
ました。公爵が今の自分だと言うならそんな人間が生きていていいはずが
ないと思います。
感覚としては自殺直後の受様は死への抵抗が低くなっていて、受様は今度
こそ抜かりなく死ぬ事を決意するのです。果たして受様の決意は実を結ぶ
のか!?
WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」にて連載されたWeb小説の
書籍化で、現代日本から物語の世界に転生した受様が悪役として運命を全
うしようとするWEB小説ド定番の『〇〇したら××でした』な異世界転生
ファンタジーになります。
ファンタジーは大好きなのであらすじを読んでまず興味を惹かれました。
物語の世界への転生はそれほど珍しくないですが、転生した人物が主役に
倒される側の悪役だというが斬新でしたし、予想以上に面白かったです。
現代日本人だった受様は、死後小説『反逆のジーク』の世界の悪逆公爵と
して転生して、物語通りの非道で外道な言動を繰り広げます。ところが
ある日、階段から転落して頭を打ち、現代日本人だった前世の記憶を取り
戻したことで、現世の公爵としての人格が鳴りを潜めてしまうのです。
受様のお相手となる攻様は悪逆公爵の護衛隊長として受様に仕えています
が、かつて兄王に殺されかけた王弟を逃がした功労者であり、秘かに国王
や公爵の動向を探り、最後には公爵を倒す人物なのです。
受様は公爵としての人格よりも、現代日本人としての人格が勝った結果、
物語の筋書き通り、悪側の人間として主人公達に討たれるようとする
受様の思考がとても面白いです。
今までの言動を悔い改めて改心して正義となって王を討つとかはせず、
自分が抜かりなく"死ぬ"事を目指すのですが、小説では悪の側である公爵
の行動は詳らかにされないために、キチンと死ぬための準備をし始めるの
です。これがタイトルになっている"身辺整理"なのですよ♪
しかし、貧乏な庶民だった受様が生まれながらの高位貴族様である公爵様
を演じるだけでも大変なのに悪の権化のふりなんて難度120% (^m^)
攻様は受様から常に高圧的に痛めつけられてる中で、いつの日かと本来の
主人である王弟のために攻様に仕えていますが、頭を打ってからの受様は
今までと明らかに違う言動で戸惑い、疑い、やがて今までとは違う意味で
目が離せなくなっていくのです。
希代の暴君である国王、侯爵家の有能すぎる執事、公爵の形だけの婚約者、
反旗を翻す王弟、王弟を支える隣国の末姫など様々人々が絡み合って進ん
でいきます。
攻様に受様の計画がバレた時点で受様は死を諦めたかに見えましたが、
悪魔で受様が求めていたのは公爵の死であり、そんな受様を止められる
のは受様を殺す役目を担っていた攻様だけなのですよ。
そんな2人の関係にハラハラ&ドキドキしながら楽しく読ませて頂きました♪
最初は受様がぐるぐるするおはなしかなと思ったのですが、受様は方法は
迷いますが行動は初志貫徹で、攻様のほうが受様の言動を深読みしすぎて
ぐ~るぐるだったのがかなりMYツボでした。
次はルビー文庫の長さで萌えを堪能させて欲しいです (^-^)
本作の様な展開のお話はなかなかないので、今回は自殺がトリップの鍵と
なる月東湊さん『親愛なる僕の妖精王に捧ぐ』をご紹介作とします。
今まで自分はweb小説が苦手だと思っていました。たぶんチートがダメなんだと思うんですよ。古い人間なんで、やっぱ登場人物が努力している所が見たいのね……自分でも凡庸だと思うんですけど。
だけどね、このお話はとっても面白かったんです。主人公、めちゃめちゃチートなのに。
主人公の司は難病の妹の治療費を自分の死亡保険金で捻出するために、事故を装った自殺を決行します。で、目覚めたら以前夢中で読破した『叛逆のジーク』という物語世界の中にいるんです。それも、稀代の悪役、ハインレイド公爵として。
チートに決まってますよね。だってもう結果を知っているんですもの、読んだから。
ただ、司のチート能力はハインレイド、つまり自分をどうやって滅ぼすかという事に使われるんです。救う事ではなく。
なぜならば、ハインレイドの残虐非道な行いは司にとって許せない事だったから。
そうなんです。司って、自分の周りの予定調和を願う余り、自己犠牲の手段を選んじゃう人なんです。
物語世界の中で、本当はジーク側(つまりハインレイドの敵)なんだけれど、それを隠してハインレイドに仕える騎士、クレイグはハインレイドの変化に気づきます。
そりゃ、そうですよ。司はどうにかこうにか誤魔化そうとしていますけどハインレイドのやっている事って矛盾だらけなんですもの。
おまけに、あるシーンを目撃してしまってから、彼を討つ事に躊躇いを持つようになり、ひいては自分が彼に惹かれていることを自覚します。
私ね、ここでめでたしめでたしなのかな?と思ってたんですけれども。
そんな簡単な話じゃないのが、この物語の凄いところ。
一言で言っちゃえば「自己犠牲ってどうなの?良いことなの?」ということなんだと思うんです。
私が守ろうと思っている人たちは、その人たちから見れば「私を守りたい」「私が大切だ」と思っている人たちですよね、多くの場合。
そっちの気持ちを考えずに、自分だけを犠牲にしてしまうのは、ある意味、とても傲慢なことなんじゃないの?という事。
愛は双方向です。
司がそれに気づくシーンはとても感動的で、そのくせとても苦い。
普通は甘いお話が多い『後日談』にも、簡単には払拭出来ない司の辛さが散りばめられています。
その辛さを、共に抱えて生きようとするクレイグの男前ぶりにもクラクラしました。
捻ったお話を好む大人の姐さま方に「ぜひぜひ」とオススメしたい一冊です。
死を選んだはずの主人公が目覚めると、何故か昔読んだ物語の悪役になっていてー・・・と言うお話になります。
こちら、web小説特有の雰囲気が、強く出てる作品なんですよね。
何と言うか、実際に存在する小説の世界に転生すると言うのが唐突なら、主人公に前世(?)の記憶があると言うのも謎。
いや、web小説ではなんら不思議では無い設定なんですけど、通常で考えるとちょい違和感と言うか。
と、普通に考えると、設定自体はちょい強引なのです。
が、そこから展開して行くストーリーだったり、人間ドラマだったりが面白くてですね!
そもそも、こちらのレーベルですが、創刊時には期待大で楽しみにしてたのです。
が、個人的に合わない作品の方が多くて、ここ最近は全然読んで無かったんですよね。
今作も、あらすじだけ見てスルーしちゃってたんですよね。
それが、たまたま試し読みをしてみた所、もう面白くて面白くて!
こう、「この後どうなっちゃうの?」と、グイグイ物語の世界に引き込んでくれちゃうのです。
また、キャラクターが超魅力的でして!
主役二人のみならず、サブキャラまで萌えまくりなのです!!
人の良い主人公も、堅物な攻めも、イッちゃってる王も楽しすぎるのです。
ついでに、意外とちゃっかりの執事も。
そんなワケで、個人的にはとても楽しく読めました。
でも、web特有の雰囲気が強いので、苦手な方はご注意下さい。
内容ですが、護衛騎士として従いつつも、反逆の機会を狙っている青年・クレイグ×悪逆な公爵に転生(?)してしまった現代日本人・ハインレイドによる、異世界転生もので下克上ものになります。
妹の治療費を保険金で賄う為、自殺を決意した主人公。
首尾よく死ねたハズが、何故か目を覚ますと以前読んだ物語「叛逆のジーク」の悪役であり残虐非道な公爵・ハインレイドになっていたんですね。
自身でありながらあまりに悪逆な「ハインレイド」に心を痛め、罪の精算をして死ぬ覚悟を決める主人公。
物語に添いながら、「身辺整理」を始めますがー・・・と言うものです。
こちら面白いのが、主人公がこの先に起こる出来事を既に知っていると言う点なんですよね。
クレイグは将来自分を殺す男で、「ハインレイド」と組んで悪政の限りを尽くす王は「ジーク」により討たれる・・・。
で、物語通りに殺してもらう為、これまでの残虐非道な公爵を演じつつも、いかに自然に罪の精算と言う「身辺整理」をして行くかー。
主人公のこの奮闘が、見処ではないでしょうか。
この身辺整理なんですけど。
ハインレイドは地下牢に、罪も無い人々を手当たり次第に放り込んでいたりします。
そんな彼等を気まぐれを装い解放し、また将来反乱を起こして平和を取り戻す重要人物のサポートとなる事を、地味~に行う。
これを、護衛騎士であるクレイグや、やたら有能でどこか油断のならない執事を欺きつつやらなくてはならない。
えーと、主人公がああでもないこうでもないと頭を悩ませつつ、綱渡り状態でこれをやってるのが面白いと言いますか。
またこちら、設定自体はシリアスながら、文章がウィットに富んでてコミカルな印象なのです。
その為、重くなり過ぎずに楽しく読ませてくれるのも魅力でして。
と、そんなハインレイドに付き従ううち、これまでとどこか違う主人に違和感を覚えるクレイグ。
ハインレイドに好意を抱き始めるんですね。
しかし、彼のこの心情の変化により、物語の未来が変わってしまい・・・と続きます。
実は、個人的に一番萌えた部分ですが、このクレイグの心情の変化だったりします。
彼はですね、引き離された以前の主であるジークに忠誠を誓いつつ、ハインレイドを討つ事だけを執念に堪え忍んできたー。
ハインレイドを深く憎んでいるのです。
それが、ここ最近のハインレイドを見ていると、何故か組み敷いてその身体を蹂躙したい欲に駆られ・・・みたいな。
こう、読者側としては、現在の「ハインレイド」に強く感情移入してるワケです。
で、そんな彼の真の姿に気付き、攻めが惹かれてゆくのが楽しくて仕方ないと言いますか。
どんどんクレイグの態度が、親密に変化して行くのに萌えまくっちゃうんですよー!
この後、極悪非道な王との対決に、ジーク達反乱軍の決起と怒涛の展開が続きます。
ハインレイドは、物語どおりに殺されてしまうのかー。
と言った感じでしょうか。
とりあえずこちら、希望の感じられる優しいラストなのでご安心を。
こう、繰り返しになりますが、ちょっと展開や設定が強引過ぎると感じる部分はあるのです。
ただ、個人的には、主人公の行動や攻めの心情の変化、あと二人の微妙な関係に萌えちゃって萌えちゃって。
あと、本編終了後の攻め視点の後日談がこれまた最高なのです。
受けにメロメロじゃないかー!みたいな。
そんなワケで、とても楽しく読めました。