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hasumukai no heaven
地味リーマンラブ+吸血鬼のバランスが絶妙, 2008/4/30
「吸血鬼」ものBLだけど耽美とは程遠いです(笑)
そして、リーマンものBLによくある、仕事のできるかっこいい男たちのオフィスラブでもない。
BLに出てくるリーマンのお仕事は華やかなものが多いけど、
主人公たちは消火器の営業をやってて実に地味だし、会社の人々も普通にいそうで
リアリティがあります。
他の作品でも、砂原さんの書くお仕事は現実的ですらっと読めて、程よくリアルです。
吸血鬼という点を除けば、実に地味な年下攻めオフィスラブ、
そこに吸血鬼という不思議要素を盛り込んだバランスとセンスが絶妙です。
リアルとファンタジーの境目が曖昧で共存してる「不思議さ」が居心地良く感じました。
しかも、その「吸血鬼」について二転三転するから、最後まで飽きさせない。
羽村(受)の「吸血鬼」についての結末を書くと面白さは半減なので、
もちろん書きません。
読後、思わず「上手い!!」って言っちゃいましたよ。
吸血鬼と地味リーマンの組み合わせが良いのはもちろんですが、
25歳年下攻×30歳恋愛経験なし上司の恋愛過程はじれったくも可愛くて
萌えました。
三十路上司がウブで可愛すぎる!!ツンデレ!?
やっぱり、恋に落ちるのにギャップは重要な要素なのでしょう。
ディアプラスでの砂原作品。どれも好きですw
というか、このアホアホしいまでにっポップなところが好き。
そんでまた今回は「僕、吸血鬼なんだ」から始まるミラクルストーリー。
え?冗談ですよね。わかってます。
あなたは吸血鬼なんですよね(*´∀`*)カワイイナァモウw
な、大人な対応の攻がわりと好きでした。
あれ_・・・違うか。
吸血鬼もの。そう、吸血鬼ものです。
吸血鬼なのにリーマン。吸血鬼なのにピュア。
自分は吸血鬼だと思い込んでて・・と思っていたのが実は・・・そんでもって・・・なドンデンがええしを繰り返すストーリーが面白かった。
そんでもって、え?・・もしかしてマジなの・・な展開も面白かったです。
なにより、牙が快楽のバロメーターであり、興奮のバロメーターである。
牙を攻めると受がどんどんハイになっていくという設定が
なによりエロス+(人*´∀`)ウットリ+゚:。*゚+.
牙が大きくなって、どうしようもなく疼くなんてシーンは
受の股間が膨らむより興奮しました。
どーしよう・・・わたしって変態?←イマサラ
とにもかくにも、純粋培養の吸血男が年下の男に落とされていく。
可愛くて、ちょっとの間抜けさがイイ作品でした。
最終的に~な食玩のネタ。あれも可愛かった
羽村みたいなタイプ、現実で付き合おうってなったら、めんどうくさくてしょうがないだろうなー、と思うんだけど、そんな羽村が気になって仕方ない攻めの久絛がとてもいい。
適度な距離を保ちながらゆっくり親しくなっていく過程がじわりじわりと萌えを高めてくれて、とうとうお互いが嫉妬をし合う場面は、もう最高。焦れったい二人だっただけに、抑えに抑えた欲求が爆発する感じの濡れ場にもドキドキした。
ストーリー的には自分は吸血鬼だと言い張る羽村に対して、久絛も読者もそんなバカな…と思ってしまう。けど不思議な現象を目の当たりして、やっぱりそうなのか?と思わせたり、オチでアレ?となったり二転三転。
荒唐無稽なネタだけど、結局曖昧なままで終わってるのが、かえって余韻を残す感じでよかったと思う。
なんでこのお話、こんなに読んでて気分がいいのかって考えてたんだけど、こんなバカみたいなことを言う羽村を、一度も久絛は小馬鹿にしたり笑ったりしないんだよな。そこがすごく好きだった。
吸血鬼モノです。
主役はリーマンとリーマン。コミカルで、品のいいかわゆいユーモアがいっぱいの作品でした。
主人公はノンケの男(攻め)。
ちょっと気にかかる変人の上司(受け)に関わるうちに、恋してしまう。
砂原糖子さんにこの手の変人を描かせたら上手いんだよねー。一見クールビューティ、その心はただの変人。恋愛下手。他作品でもチラホラ見かけます。
セックスシーンが異常におもろいです。
噛みつきまくったあげく、「深く刺さらない。どうやったらいいんだ?」って、あんたどんな吸血鬼だよw吸血鬼としての本能でなんとかしろよw
収録されてる続編の『隣のヘブン』は挿入編です。処女喪失編?貫通編?
下品でスイマセンw
やっぱこの二人のセックスはへんですw
地味な上司が吸血鬼!
羽村は頑なで、不器用で、こんなギャップに、年下の久條が参っちゃうのも無理はない。
人との接触をずっと避けてきた羽村
久條に好きだと言われ、いざ、つきあい始めても、接し方がわからない
この、天然のお花ちゃんを、依田さんの挿絵でだから、エロく無いことこの上ない
でも、かわいいからゆるしちゃおう
これ声付けるとしたら、羽多野×杉山or立花 かなぁ
砂原さんの4年ほど前のこの作品。
裏表紙のあらすじの「吸血鬼」の文字に惹かれて購入しました。
今流行りだし、というわけではないんですけどね^^;
吸血鬼モノ、といいつつほぼリーマン年下攻めモノですw
自分の事を「吸血鬼」だと言う上司・羽村の思い込みを
何とか正してやろうと奮起する部下の九條が
羽村と過ごす時間が増えていくうちにどんどん羽村に惹かれていくんですが
実際に打ち解けてくるとだんだん可愛い部分が見えてくる羽村を見てると
ああ、この最初とその後のギャップに持ってかれちゃうんだな~、と実感w
ただ、その羽村の、子供か?と思わせるような天然さは
彼の子供時代の悲しい体験が原因で
人と距離を置くようになってしまったことが原因だと思うと
羽村のことがかわいそうに思えて切ないんですよね。
ここで、普通なら
そんな羽村を九條がどんどん好きになって
羽村も九条の事を好きになって。。。ハッピーエンド!
となるんでしょうが
ここで、砂原さんにしてやられちゃいましたw
この展開は、想定外でしたね~。
てか、最初に読み始めた時は「一体どうなの?」って思っていたはずなのに
途中でそれは一旦否定されるんですよ。
だから、そのままお話が進むと思っていたので
砂原さんの思惑通り、かなりびっくりしましたw
個人的には
九條が羽村の犬歯(キバ?w)を舌でなめるシーンに萌えましたw
マニアックでしょうかw
だって、羽村も結構気持ちよさ気だったしね^^;
主人公の久條は、転属して4ヶ月目。
笑ったところを見たことがないと思っていた
職場の羽村主任の口元がほころんでチラっと犬歯を垣間見るんです。
八重歯なんだなぁって思って口にしたら
「吸血鬼だから」って答えられて・・・
って話。
羽村が、かたくなに他人と距離をとる理由が
吸血鬼だなんて!?
現実主義者の久條は、もちろん信じないんですよ。
羽村が吸血鬼だと思う理由、本当に吸血鬼だったのかっていうのは
読者もわくわくしながら追えるシナリオ。
依田さんの挿絵だから、エロさは期待してませんでしたが
うん、エロくなかったwww
ほのぼのとしたリーマンLOVEですかね。
残念ながら羽村の八重歯に、ぜんぜんときめかなかったんだよね・・・
八重歯エッチがもっとエロくても良いと思う。
八重歯の魅力がいまひとつ伝わらなかった。
ただの八重歯のオジサンのお話かと思ったら、ただのサラリーマンの吸血鬼のオジサンのお話でした。
それも、熱い季節がメインです。おおよそ吸血鬼とは縁がなさそうな。
その、自称吸血鬼・羽村さんの天然なことと言ったら、今までに無いくらいすっ飛んでいるので、そこがなかなか面白い。久條くんが好きになっちゃうのもわかる気がする。可愛いんだもの。
謎めいた存在の羽村さんですが、趣味嗜好から、仕事、生活態度まで「羽村像」がしっかりしているので、小さな出来事や彼が考えていることまで納得できるのが大変いいと思います。やっぱり説得力は大切だと思います。
子供相手に恋しちゃったなら仕方が無いところが、年上の上司なわけですから、久條君の苦労も並大抵じゃないでしょうね。
真面目堅物サラリーマン吸血鬼?上司(受)と部下(攻)のお話。
仕事人間の上司かと思っていたら、
ペットボトルについているおもちゃを集めていたり、
自分のことを「吸血鬼」であるちと言ったり、
なんか気になる存在であることに攻は、気づいてしまう。
個人的に面白いのは、吸血シーン。
子供のころの「血を吸いたい」という衝動を覚えてから、
人を近付けないようにしていたため、
吸血をしたことがない。
いざ、吸血をしようとしたとたん、うまく吸えないという(笑)
また、人と生きていきたい。話したいと思う欲求を
ずっと隠してきた受にとって、
攻は世界を広げてくれた起爆剤といえるのでしょうね。
不思議な作品でした。ごく普通のサラリーマンなのに吸血鬼の受。
序盤でこれは本人の思い込みなんだと思わせて本当に吸血鬼というw
しかもめちゃめちゃ地味です(笑)
でも面白いです。
消防設備会社で働く久條は同僚の羽村主任の笑うところを初めて見てからなんとなく気になり始める。ある日ふたりで飲みに行った席で自分は吸血鬼なんだと羽村から聞かされる。
本人の思い込みだろうと思い、変わった性格の羽村にますます興味を持つが…
後半からちょっと雰囲気変わって、吸血鬼とのお付き合いを真面目にしようとする展開なんです。えっちの時に気持ち良くなると牙が大きく伸びてきてそれを羽村が嫌がるのでいたすのもままならないですw
そんなおかしな羽村を好きで好きで大事にしている久條ですが、あまりにも奥手で地味で真面目な吸血鬼の羽村と気持ちはすれ違い。
かなり読み手もやきもきします。
ラストはやっと!気持ちが通じて結ばれるのですが、吸血鬼としてはなにやら久條の血を吸ったことで能力が薄まった?らしく、寿命は人間と同じくらいになったようなならないような…
その辺のことはグレーで終了。
キテレツなお話ですが、ほほえましいので許せます。
普通のリーマンの恋物語としても成立していると思います。