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sora ni hibiku wa ryu no utagoe guren no ryu wa ai wo utau
「空に響くは竜の歌声」シリーズ、8冊目にして初の短編集(表題作は長編です)になります。
表題作がフェイワン達の物語で書き下ろし、更に同時収録作でタンレンとシュレイの物語も書き下ろされています。
ここに、一作目のフェイワン編から五作目ルイワン編までの、特典ペーパーや小冊子用に書き下ろされた短編。
他、雑誌掲載の短編となります。
こちら、めちゃくちゃお得だと思うんですよ。
いや~、シリーズ大ファンなんですけど、特典ペーパーを全て網羅するのは難しいんですよね。
それが、なんと一冊に!
ひたき先生の漫画(4P)まで収録されていて、もうウハウハですよ。
更に、書き下ろしがもうめちゃくちゃ良くって。
甘いんですよ。
またそれだけじゃない、深く感動なんですよ。
こういうの、ファンにとっては本当にありがたいし嬉しいんですよね。
ガチで、お宝保存版だと思います。
シリーズファンには全力でオススメしたい!!
以下、書き下ろしの内容紹介です。
「空に響くは竜の歌声 紅蓮の竜は愛を歌う」
九代目竜王・フェイワンと龍聖の物語になります。
龍聖がこの世界に来てから70年ー。
四人の子供達とフェイワンに囲まれ、愛に溢れた幸せな毎日を過ごしています。
そんな中、ひょんな事から、自分の持つ知識がこの世界にもたす危険性に気付く龍聖。
更に、それをキッカケとして、次代竜王・シィンワンを待つ恐ろしい未来に気付いてしまいー・・・と言うものです。
個人的に、この九代目カップルが一番好きだったりします。
で、こちら200P弱と大変読み応えがございまして。
えーと、龍聖が「龍聖誓紙」を書いた理由ー。
それが、このお話で分かるんですね。
元々このシリーズですが、二人の恋愛部分だけでは無く、家族愛と言うのもしっかり書かれているのが魅力だと思うんですけど。
今回、そんな子供達との愛情深い毎日だったり、フェイワンとの深い絆がしっかり書かれていまして。
こう、龍聖ですが、自分の中にしまいこんで、一人で悩むんですよ。
で、そんな龍聖の様子に当然気付くフェイワン。
深く苦悩する龍聖にですね、フェイワンが告げるセリフがめちゃくちゃ素敵でして。
いや、これまでの二人の歴史なんかが胸をよぎって、すごくジーンと来ちゃうんですよ。
また、フェイワンの愛が大きい・・・!
そして、深い!
彼が未来を疑う事なく信じられるのは、自身が龍聖との強い絆を持ってるからなんだなぁ。
あと、ちょっぴりシリアス風味の部分はあれど、基本的には超ほのぼの甘々です。
そして二人の強い絆が感じられる、とても素敵な物語でした。
「深緑の竜は愛に迷う」
タンレンとシュレイの物語で70P程度になります。
シュレイがタンレンと半同棲のような形で暮らし始めてから、30年程度ー。
でも、未だにシュレイは心を開いてはくれないようでー・・・と言った感じになります。
こちらはですね、とにかく甘々。
えーと、タンレンは悩んでますが、もう読んでる方にとっちゃ延々とノロケを聞かされてるみたいな。
なんだろうな・・・。
作者さんも書かれてますが、タンレンの愛が気持ち悪いくらい深いと言ったお話なんですよ。
そして、シュレイの事となると、彼は本当に残念な男だなぁと。
いや、こういう受けが好きすぎる攻めって、個人的に大好きですけど。
ついでに、超貴重なシュレイのデレにも悶絶でした。
と、個人的にめちゃくちゃ嬉しくて萌えまくった短編集。
シリーズファンには絶対お買い得だと思います。
表題作『紅蓮の竜は愛を歌う』
フェイワンと9代目龍聖のお話。
龍聖が10年遅れて28歳で降臨した意味があったのね、と思うお話でした。
リューセーは、エルマーン王国の歴史を学び直す内に、竜王しか読めない禁書の存在を知る。
歴代のお話の繋がりが見れて、嬉しいなぁ。
心配事を1人で抱えていたリューセーを、フェイワンが大きくて確かな愛情で支えていて、変わらない2人に自然と笑みがこぼれます(*´ω`*)
また、フェイワンと半身である竜王ジンヨンとの、リューセーを挟んだやり取りが楽しいなぁ。
ヤキモチを隠さない姿に、にまにましちゃう。
ラスト、家族でのピクニックがとても幸せそうで、これからも見守り続けたいなぁ、とにこにこしちゃいました( ´▽`)
そして、嬉しい短編集ヽ(*^^*)ノ
全てのペーパー等を入手できてはいなかったし、ここで読めたのはとても嬉しいです。
こうしてまとめて下さり、ありがとうございます。
それぞれにイラストがあるのも嬉しいなぁ。
タンレンとシュレイの書き下ろしになる『新緑の竜は愛に迷う』
2人の関係がちゃんと進展していてよかった。
タンレンのイメージが変わりました(^_^;)
束縛し過ぎないように束縛って、え、案外策を弄する人だったのね。
タンレンの愛と誠意が伝わったのね、と言いたい所ですが、私にはその必死さが伝わりました(*´艸`)