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mahuyusan ha doushiyouo nai
読後評価はそんなに悪くないのに、知名度が低くて読者が少ないのか、
作品にレビューが付かない作家さん。
Twitterには、「細々書いて・・」・・著者のボヤキが気になっちゃう。
表紙が可愛い一冊を選んで読みました。
70頁。
元上司・吉村遼平と不倫している高崎真冬
流され易い・変化を好まない性格の真冬が、不倫を清算して、新しい恋を始める物語。
ありふれたテーマの小説を選んじゃった。
気になった「花は咲かずに散るばかり」を選べばよかったかな?と、冒頭読み始めでやや後悔。
心理描写が丁寧で上手だと思います。現実味ある描写、リアル。
でも丁寧な描写が仇になって、前半の導入部分に頁数を使い過ぎて、
後半の転から結に掛けてが駆け足になり、話が突然終わってしまう感を受けました。
せめてその後を少し匂わせる文が欲しかったかな。
「小説家になろう」出身の作家だそうですが、ID削除済みで、跡もない。当時のファンは消えてしまったのかな?
名と作品を売る場が商用本紹介コーナーとtw+HPだけ。
・・出版社の意向なんだろうけど、これって販促効果を考えると負ではないの?既存のファンが後を追えない形になっている。
HPは、作品紹介を淡々と貼って本屋サイトにリンク。
作者の想い入れというか、オシの部分を一文でも添えてあれば興味を惹くのに、欲が低いなーと思いました。
文章力、表現力とか、力量に不満無い作品なのに、知名度が低いままって、勿体ない。
売れるまでは、利益より名を売ることを優先、とにかく数多く書く。
書くものは、読み手に合わせない。
書きたいものを書いて、作品を好む読者が付くまでひたすら書く。・・と、身内の作家が言ってました。
・・でもこれも、基礎の運転資金が無いと継続できない。
作家や物を作る生業は、ファンが増えないと食っていけない、人気稼業って苦労が多い仕事ですね。