chill chill ちるちる


BLアワード2010


2010年度の異例のヒット作! 初コミックでランキング入りとは末恐ろしい
僕の先輩 羽生山へび子
評者:編集部さん
2010年度の新人さんの中でもちるちるユーザーから絶大な評価を得たのは羽生山へび子。今年度は、羽生山ワールドの毒が腐女子を超えてコミック界をも侵してしまうかも。
たくさんレビューをいただいた中からsenmegさんのレビューで本作を振り返ります。

「僕の先輩」【コミック部門】 7位

★羽生山へび子先生コメント

「はじめと三郎のギャグスト…ラブストーリーを楽しんでくださって、ありがとうございます! 中には何度も読み返したと言ってくださる方がいて、こんな事なら余白の所に知恵袋的なものを忍ばせて読めば読むほど便利になるような本にしておけばよかったですがともかく、読んだと伺うたびに毎回舞い踊っておりました。 本当にありがとうございます! 現在は「僕の先輩」の続編を描いており、みんな相変わらず初天町で生活しております。こちらもまた楽しんで頂けるよう、楽しんで描いて行きたいと思っております。もうほんと、何度申し上げても足りませんが、本当に本当にありがとうございました。お礼にもならないかもですが、登場人物一同 よりみなさまに愛を込めてストリップショーを……え、いらない? 三木がもうすでにノリノリですがいらない? こりゃまた失礼しました!」

「僕の先輩」
評者:senmeg
面白かったです。評価は萌としましたが限りなく神に近いです^^
実は私、雑誌を読んでないのでぶっちゃけ表紙とあらすじを読んだ時点では買うの止めようかと思ってましたww
でも携帯のサイトで冒頭部分を試読する機会があり、続きが気になってどうしようかと悩んだ末結局購入。いや~買って良かったです^^最初はいきなりデフォ ルメされるキャラや独特のギャグセンスにちょっと引き気味になりかけたんですが……あれれ?読み進めてるうち、気がついたら一気に最後まで読破しちゃって ました!ww
何なんでしょう、こうクセになる感じ?

お話はチンピラに絡まれている所を硬派な先輩・二宮三郎に助けてもらった飴宮はじめの的外れな猛烈アタックから始まります。このはじめが天然というか猪突 猛進型でくるくるとよく動きよく喋る!ウザいくらいにつきまとうはじめに最初は辟易気味な三郎でしたが、次第にその一途で素直な性格にほだされていく。仲 良くはなりはしたものの、でも2人の間で付き合おうといった会話はなされておらず、三郎の口数の少なさも手伝ってその関係は曖昧。はじめが密かに悩んでる 中、しかし三郎の出した答えは言葉をすっとばしてのいきなりのキスでした!まぁここまでくるには色々脇キャラの手助け(?)があった訳ですが、これには私 もハートをモロ直撃!他の場面でエロさが皆無なだけに数少ないお色気シーンにはその都度ドキドキさせられましたww
そして私的に一番のヤマバだったのが2人が離れて暮らす前夜でのクライマックスシーン!ネタバレになるので詳しくは言えませんが三郎の思いがけない行動と露わになった大胸筋&腹筋は絶対必見ですヨ!
これを見れただけで買った甲斐があるww

全体を通しほのぼのなストーリー展開でありながらも主人公含め脇キャラ全てが生き生きと描かれていて、どのページを開いても退屈する暇がありませんでした。
BLの中ではちょっと異色な雰囲気を醸し出しているので初めての方は最初躊躇されるかもしれませんが←私のようにww
まずは先入観を取っ払って一度読んでみて欲しいです!そしたら私のこの言葉に出来ないもどかしさもご理解頂けるかと!

表紙だけでは中身を判断するのは少々難しいですが基本人物はちゃんと八頭身の人物で描かれており、絵柄や作風でいうならちょっと田中鈴木さん寄りな感じの作家様かなという気がしました←独断w

あとカバー下&描き下ろしが最高です!
絶対見逃さず読むべしww

作品データ
作 品 名 : 僕の先輩
著  者 : 羽生山へび子 イラスト : 羽生山へび子
媒   体 : コミック シリーズ : ミリオンコミックス CRAFT 
出 版 社 : 大洋図書 ISBN : 9784813052784
出 版 日 : 2010/10/16 価   格 : ¥680

Page Top