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120/211(合計:2104件)
パース
みざき
ネタバレ
義人と秋央の行く末が気になり、下巻まで一気読みして今にいたります。 結果、「俺と先輩」よりも「姉と俺」の読み手にしかわからない内面やお互いへの感情の方が好みだったかもしれません。 もちろん恋愛面も悪くはなかったのだけれど、目には見えない姉と弟の関係性の描き方が良かったです。 経験豊富でありながら、ある意味初恋を迎えたばかりの恋愛初心者の義人と、なにもかもがまっさらな同じく恋愛初心者の秋央…
既刊「おさななじみに彼氏ができた話」に触れた際にも感じたのですが、導入時点で読み手の興味をぐいっと物語に惹きつける力がある作家さんだなあと思います。 あまり見たことがない切り口というか、既存の型にはまらない設定と話作りがおもしろいんですよね。 次はどんな展開になるのかを予想しながら、ページを次々とめくって追いかけたくなります。 個人的に、女性が多く登場するBL作品は、女性を作中でどのくら…
日高ショーコ
晃子
読み終わった後、「ハハッ、すげぇ」って素で声出ました。 そして泣いた。素晴らしい。神作以外に評価できない。すごすぎる。 オカルト好きとしましては、日高さん本っ当ーーーーにオカルトについてよく調べてくださったんだなぁと非常に感慨深いです。 ・「帳場(ちょうば)が立つ」「組対5課」「生安」は、警察用語でそれぞれ 「調査本部が設立される」「組織犯罪対策第5課」「生活安全課」という意味だそうで…
当方オカルト大好きなので、本作の購入はやや渋っていました。 もしオカルト的に「いやぁ~、そうじゃないんだよなぁ~」な描写があると萎えるので。 でも他でもない日高さんなので、きっとオカルト関連のこともきちんと調べて描き切ってくださるだろうという期待を込めてポチリ。 「横に川がある家は出やすい」「電波をどうこうできる」「消えているけど気配はある」「隔世遺伝」と界隈でなじみのあるワードが並んだ…
肉包不吃肉 yoco 呉聖華
Orchid27
1巻を読んで、ジェットコースターに乗って永遠に坂を上がりつつ落ちそうで落ちなくて今か今かとソワソワ気分が続く、という状況についてレビューを書かせていただきましたが。 遂に一つ目の山が来ました。待ちに待ったジェットコースターの急降下です。 待っていた甲斐があって、めちゃくちゃ大変なことになりました。賀予くんが一人悶々と毎晩フィーバーしているシーンは読んでいてとても楽しかったです。可哀想可愛い…
肉包不吃肉先生の『二哈和他的白猫師尊』の日本語訳版を既刊3巻まで読み、いてもたってもいられぬままにこちら『病案本』を読んだわけですが。 その結果、いてもたってもいられなさが二乗になりもう何も手につきません。 どうしてくれるんでしょうか。 まったく展開が読めず、謎に満ちていて、そのうえ人間というものの歯痒さをこれでもかと感じさせてくれる物語です。 新感覚の面白さです。 色々なところ…
まつぼっくり みずかねりょう
renachi
可愛かった!どこを取っても安心安定のあまあま。一気に摂取するより、少しずつ読んで長く楽しみたい。波乱もなく、動物たちの触れ合いにただただ癒やされる感覚を味わえて良い。リアルラッコにも興味が湧く作品だった。 ラッコの獣性を持つ白石が、シャチの獣性を持つ鯱地に見初められ、囲い込まれるまでのお話。 とにかく鯱地のアプローチがすごくて、ぐいぐい迫る。付き合う前から嫉妬して牽制して独占欲丸出し。…
宮緒葵 みずかねりょう
読み始めはとっつき難く感じたけど、いろいろ見えてきてからは、ぐっと引き込まれていった。クロノゼラフの戦闘力がカイ次第で上下しそうなとこがとても好き。戦闘機のキャラも面白く、最後まで楽しく読めた。 馴染みのない世界観で、ロボットで戦う話に転生要素もプラスされている感じ。面白くなってきたと感じたのは、カイの中にもう一人の存在が見え始めたあたりから。散漫だったイメージが一斉に収束し、なるほどそうい…
淡路水 小山田あみ
10年前の作品なのに、すでに現代との違いをいろいろ感じてしまい、懐かしささえ覚えた作品。法悦・解脱と馴染みの薄い用語が並ぶタイトルながら、文章がとても軽いので、寺や住職などの話に難解さや堅さがなく、気負わず読めて良かった。 主人公の藍は、怪我と借金で追い込まれ、詐欺に手を出してしまう。今で言う闇バイトのようなものと思うが、ふらっと簡単に手を出したわけでなく、かなり崖っぷちでやるしかない状況。…
ごいち 兼守美行
序盤からヤってるシーンばかりでどうなることかと思ったら、最後までこの調子で進んでいった。トラブルとエロがセットな感じで、それ以外の問題は皇帝の一睨みで解決し、さらっと流れる。メイン二人の魅力がよく分からなかった。 イルハリムは不憫受けになるのかな。奴隷として生きる宦官で、仕事の罰で皇帝に犯される。皇帝の味を知ったイルハリムは、怯える側女に対し奥まで受け入れたら気持ちいいのに、なんて思っていて…