三池ろむこさんのレビュー一覧

甘い嘘 小説

安西リカ  三池ろむこ 

ほろ苦い部分もありますが

毎回繊細な心理描写や、キュンとさせられるエピソードなんかが秀逸なのですが、今作でもそれが存分に生かされてました。
ほろ苦く現実味のあるストーリー運びでありながら、しっかりトキメキも感じさせてくれる・・・。
多分、ある程度人生経験を積まれた方なんかは特に、グッとくる作品じゃ無いでしょうか。


内容です。
大学で出会ってから7年-。
密かに片思いしている親友・佐倉と、身体の関係を続けて…

22

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

やはり名作

ようやく読みました。
特殊な能力がキーポイントになり、恋愛が進んでいくお話です。

恋愛の流れが少し能力に頼り過ぎな部分はありましたが、面白く読めました。
特に大きなハプニングはなく、小さな日常が積み重なっていきます。
情緒のある感情が細かく描写されているので、恋愛中に起こる小さな痛みのようなものが切なく感じられました。

最後、能力がなくなってしまうのは残念でしたが、それがこのお話…

3

ためいきデイドリーム コミック

三池ろむこ 

同時収録がおすすめ

タイトルで姉が昔聴いていた光GENJIのアルバムの曲を思い出してしまい、作者さんももしやその世代!?と思ってしまったこちらの作品。
表紙の感じが西尾メシさんのような雰囲気だったので購入したのですが、本編の絵は違う雰囲気でした。

6組のCPの話が収録されています。
表題作はデリヘルボーイと高校で同級生だった元生徒会長のリーマン。
「夜の配達人」は宅配業者と顧客。
「スワローホーム」は元…

1

兄さんの友達 小説

成瀬かの  三池ろむこ 

甘酸っぱい

作者買い。ろむこ先生のコミックの原作を加筆されたとのことで、全部で4編入っていました。コミック未読のため、すいません、どれぐらい変わっているかは不明です。表題作180Pほど、サブカプのお話50P弱、メイン受けの兄とその友人に関するお話40P弱、高校時代のバスケ5人組で本編に出てこなかった5人目のお話20Pほど+先生のあとがき。強烈世話焼きイケメンや、今まで読んだ中で最高齢の恋話の印象も強いですが、…

2

狂犬は一途に恋をする 小説

野原滋  三池ろむこ 

ネガティブの理由を解消してあげようとするあまりオカンになちゃう

電子書籍で読了。挿絵なし。

速いテンポでどんどん話が進むのが気持ちいいお話です。「恋する若頭」がお好きだった方に是非お薦めしたい感じ。

攻めの浅海は人材派遣会社の特別企画室室長。『特別企画室』とは依頼主の求めに従って『その役割を演じる人材』を派遣するセクションなんです。お話の冒頭には浅海本人がチンピラヤクザを演じて、恋人に捨てられて会社で笑いものにされているサラリーマンと街頭で大立ち回…

0

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

逃げてばっかり

年下攻めです。
勉強を教えている高校生と看護師

医大生となった攻めの親(看護師の勤務先の医院長)にバレて逃亡しようとしたところ、攻めに気づかれ同行することとなり結果的に駆け落ちすることになります。
1年後受けは、攻めの医者としての将来を潰してしまったことや隠れ住むことへの罪悪感から再度の逃亡を計ります。
攻めは家に戻り医大を卒業後、医師として駆け落ち先に医師として戻ってきます。
医師…

3

年下の高校教師 小説

秀香穂里  三池ろむこ 

俺様から情を知る男へ

高校教師同士もの。
同じ名門私立男子校勤務の、体育教師x国語教師のカップリングです。
秀香穂里先生お得意の「お仕事BL」的側面もありつつ、すでに大人ではあるけれど欠点のある人間、人間誰でも欠点はあるのだけれど、そのマイナスを変えていく、恋が人を変えていく、そんな側面も感じさせる作品であったと思いました。
主人公の鳴沢は、顔は良し、だけど思いやりがないというのかな、人のペースを見ない、正論で冷…

0

かわいくしててね 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

空気を読まない攻めと読みすぎる受け

表題作+SS「釣った猫には餌をやる」+おまけ「贅沢三昧」(これのみ攻め視点)

可愛いものが大好きな垣内(受け)は場の空気が乱れることを嫌いで、他人を慮ることなく思ったこと言っては他人と無用な軋轢を生む二本木(攻め)のことを苦手に思っていました。それでも、職場の空気が悪くなるのが嫌な垣内は、二本木に毎度苦言を呈しては正論で返されるという毎日を送っています。そんなことを繰り返しているうちに何故か…

2

かわいくしててね 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

母親と小学生のような

同期のサラリーマン同士のお話です。
仕事はできるけれど、思ったことをそのまま口にするせいで職場の雰囲気を壊しまくりの攻めと、空気を読みすぎる性格で、そんな攻めの和を乱す言動に苛立って仕方ない受けというカプ。

受けの視点で、いかに攻めの性格がひどいかという実例が延々続きます。人の気持ちを思いやらず、同僚や補佐係の欠点をけなしまくる。それも厚化粧だとか臭いとか、仕事に関係ないことまで晒し上げる…

3

かわいくしててね 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

可愛くないのが可愛くなる

仕事は出来るけど言葉のチョイスが毎度おかしい同僚・二本木のせいで
オフィスで仲裁役にならざるを得ない垣内は
自宅には愛する猫がいて、可愛いものだけが好きなはずが…。

序盤、二本木という男がいかに社内で傍若無人なのかが結構長めだったので
二人は本当にラブくなるんでしょうね…??とちょっと心配してしまいましたww
だって本当に“ああいえばこういう”の典型で
そこずっと平行線のままなんじ…

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