丹地陽子さんのレビュー一覧

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  丹地陽子 

いつ読んでも素晴らしい

既刊作品の文庫版です。
書き下ろし、あとがき、イラストなし。
加筆修正あり。

表現やセリフ、モノローグが所々かわっています。
文章の流れがより自然なものになっているので、旧版より読みやすい。
文章だけでいえば文庫版の方が断然いいです。
ただ、志水ゆき さんの素敵なイラストが見られないのは残念…。
すでに既読の方におかれましては、買い直す価値があるかどうかは微妙です。

8

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  丹地陽子 

2006年の作品に加筆修正した文庫版

全然古さを感じない。面白かった。

表紙の青年は、主人公の三浦倖生。ロシア系混血の美青年。
美しい外観だけが取り柄で、人の気持ちを汲み取れない会話下手。
何をやっても長続きしない。 愛された経験がないから、愛し方も知らない。

表紙の手は、人間ペットをレンタルした客、轡田清巳。
轡田は、倖生を「ユキ」という名の「ボルゾイ」に見立てて愛玩する。
条件は、コマンドの絶対服従。喋らない。…

11

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

ホラー的BL?

皆さんのレビューを見て読んだせいもあるんですが、ファンタジーすぎて入り込めず。泣けるか?というと全く…旧作を読んでみようかな。
毛色の違う作品なので、初心者や軽めのが良い方は合うかもしれません。最後に浩一と結ばれるシーンがありますが、必要だったかなぁ。でもアレがないとBLじゃなくなるか。
本筋よりも、途中に出てくる先生同士の痴情の縺れ(から発展して自殺まで事がおよんでしまった)が気になってしま…

5

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

明るい作風だけに切なすぎました

とても良い話でした。
榎田先生らしく軽妙な掛け合いが多くて、二人もクラスメートも個性的で可愛くて明るくて優しくて、厳密に考えると超常現象だし怖い状況でもあるのに、とても爽やかな雰囲気が続きます。
浩一くんをはねた人も、二人の家族も皆いい人。
だからこそ余計な感情をもたずに二人の恋に集中して読めました。

純粋な気持ちが、過去のエピソードと絡めてより分かりやすく、感情がとてもよく伝わります…

6

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

感想

最初はギャグなのかと思いました。なんか笑っちゃいけないところで笑いそうになった。
とんでも設定。
しかしどんどん引き込まれて、最終的には泣きそうになりました。
すき。

4

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

家読み推奨

大好きな榎田先生の昔のお話の新装版。(前のバージョンは読んでいなかったので比較できないですが、まるっと2箇所ほど大改稿されているとのこと)高校生ものなので、どうかなぁと思っていたのですが、まんまと先生の筆力に乗せられ号泣。家読みをとても推奨するピュアピュアなお話、本編260頁ほど。最近親しい方を亡くした方は辛すぎて要注意かも。絶対忘れないお話という意味で神にしました。

白く雪が積もった朝。い…

8

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

アップデートされてました

事前にクロスノベルス新書版を読んでから
今回の角川文庫版を読みました。
大幅に加筆修正されたというので、
違いを知りたくて。
確かに違いました。文章自体が違うところもたくさん。その他にも新書版では、あだ名が「ミッちゃん」だったのが「みっちゃん」に。
(もう一人カタカナあだ名の子がひらがなになってました)
これは新旧すぐに見分けつく様になのかな?
キャラ自体が変わってるところもいくつも…

16

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

「永遠の昨日」のままのみっちゃん

月末だというのに、我慢できず電子版購入してしまった。 

三度も再刊された人気作。
姐さんがたのレビューを要約すると、「痛哀しい究極のワンコ攻め」。(実は、ワンコ攻めの意味を私は知らない)

①永遠の昨日        山田ユギ  クロスノベルス 2002年2月15日
⓶永遠の昨日(新装版)  紺野キタ  花丸ノベルズ  2010年11月18日
 花丸文庫お試し読みマガジン ワンコ…

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