崎谷はるひさんのレビュー一覧

あどけない日々はめぐり 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

それぞれの、季節で。

いつの日か絶対発売される…と信じて待ち続けてました!
長かった…待ったわ…(;ω;)
じえおみだけでなく碧×朱斗、そして大好きな照映×未紘のお話がある嬉しい短編集でした。
ざっくりとしたあらすじとレビューで失礼します。

「なまめく夏の逃げ水は遠く」
夏の湘南のイベントで、ゲストとして参加する碧に誘われ付いてきた朱斗。
そこで何故か雑用をさせられるはめになるが、それは碧の依頼で潜入捜…

5

大人は愛を語れない 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

ずるい年上の男

 舞台役者志望の湯田直海は、なんとか親の手を借りずに自活しようと大学とバイトと役者としての仕事とでいっぱいいっぱいの生活をしていた。
 そんな中、いつまでも格安アパートを立退かずにいたところ、地上げ屋が押し入ってきて、暴行を受け、ゴミ捨て場に倒れこむことになった。
 そんな直海を救ってくれたのが、居酒屋「韋駄天」の店長・宮本元。
 何も聞かずに、何くれとなく世話を焼いてくれる宮本に徐々に惹か…

2

サーカスギャロップ 小説

崎谷はるひ  今市子 

しんどい時にオススメです

 花が降ってくるという作品のスピンオフという感じの作品。
 本当はそちらを先に読むのが、一番いいのでしょうが、そちらを読まずにこちらを読む、という横着をかましてしまいました。
 でも、十分に楽しめました。

 物語は、付き合っている彼女から他の男との浮気を思わせるようなメールが届くようになった日下という真面目な青年が主人公。
 彼は初めての彼女だったこともあり、あおの状況に思い悩んで食事…

1

平行線上のモラトリアム 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

弱い大人と強い子供

 白鷺シリーズのスピンオフとなる作品でした。
 本編にも出てきた、弥刀と佐倉の話。

 大きな映画賞を受賞した弥刀は、今まで自分がまったく作ったことがない泥臭い「青春」に関する物語を作れ、と言われ、今までやったことがないことをうまくできずにテンパってしまう弥刀。
 そして、自分を信頼してくれる佐倉についつい八つ当たりしてしまう。

 それもこれも、実は弥刀には思い出したくない過去があっ…

2

チョコレート密度 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

評判通りの俺様攻め

俺様攻めが読みたくて、手に取った本作。
攻めの俺様っぷりは大変満足のいくものでした。
色男であることに加えて、気難しさと雄々しさが加わってエロい。
そのエロさがすごくよかった。

ただ……、少し引っ掛かったのは、受けと最初に一線を越えた時のエピソードでしょうか……。
無理矢理展開はむしろ大好物で、攻めの鬼畜っぷりもエロさも、とてもよかったのですが。
……理由がね……。
正直、一瞬「…

2

くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ~ 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

傲慢執着攻め

なんか俺様攻めな話が読みたいな、という気分になった時に「そうだ、マークしてたアレ」と思って読んだのが本作でした。
しかしここのレビューで、攻めがかなり酷いという情報は得ていたので、もしかしたら地雷かな……と不安になりつつ読んだのですが。(女性が絡むシーンが苦手なのです)

いや、もうすっごくおもしろかった!
萌えて悶えまくりながら読みました。

まず本作の、“精神的に追い詰めるのではな…

4

くちびるに蝶の骨 3 ~バタフライ・ルージュ~ コミック

崎谷はるひ  冬乃郁也 

最終的に中立!

怖いもの見たさでここまできた3巻目。

こんな作品もありかな、という総合的な感想で、2巻目までしゅみじゃないだった評価が中立に上がりました。
最後まで王将という人間は理解できず。そんな王将を最終的に受けいれてしまった千晶にも共感できず。結局のところ、破れ鍋に綴じ蓋な二人だったんだな、という感想に落ち着きました。

春重先輩っていざとなったら王将を殴るくらい度胸あるのに、何故これまで王将の…

1

くちびるに蝶の骨 2 ~バタフライ・ルージュ~ コミック

冬乃郁也  崎谷はるひ 

相変わらずのクズっぷり

怖いもの見たさで読んだ2巻目。

残念ながら、今巻でも、王将の評価も作品の評価も上がることなく…(笑)。
1巻よりは王将の千晶に対する執着が分かりやすくはなってるんですけどね。何でこうも愛情表現が屈折してるのかがやっぱり理解できない。
王将という人間を自分の経験値で理解しようとすることが無謀なのかもしれません。
千晶の方は、少し気持ちの折り合いがついてきた感じに思えます。

とりあえ…

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くちびるに蝶の骨 1 ~バタフライ・ルージュ~ コミック

冬乃郁也  崎谷はるひ 

クズ攻めの救いどころを探すお話

この作品、原作があったのですね。こちらのレビューを見て初めて知りました。知ったところで読んでみる勇気はないですが(笑)。

皆様が仰られてるように、攻めがかなりクズ男です。クズはクズなりにどうにか救いようがあるのですが、今のところはこちらの王将(あえて源氏名で)には救いようが到底見つかりません。多分、この作品は、シリーズを通して王将の救いどころを読者に納得させるのが話の筋だと曲解しました。

1

チョコレート密度 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

カカオ99%のチョコみたいな話

 『カラメル屈折率』のスピンオフということだけど、1冊目の『ハチミツ浸透圧』から読んだ方が断然楽しめると思う。
 攻×攻の話は好みだし、風見に凄く興味あったからワクワクしながら読んだ。何しろ風見は『カラメル屈折率』に数頁だけしか登場しなかったのに、その圧倒的な存在感とフェロモンまき散らしぶりでもって、その場にいた宇佐美と秋月だけでなく読者の私までをも唖然・愕然・茫然とさせてくれた「あの風見」だか…

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