砂原糖子さんのレビュー一覧

心を半分残したままでいる(2) ご購入特典書き下ろしSSペーパー グッズ

胸が苦しくなる掌編

本編の過去編の出来事とリンクしているSSなので本編後に読むの推奨です。
SSは1巻で描かれてた現在の動物園に来た時の一コマです。


※ネタバレ感想なのでご注意下さい※



最初は記憶が無いのでしょうがないのだけれど、自分の正体について突拍子もない想像をしています。
中上の呆れ顔と共にくすっとさせてくれるのですが、、、
この後の展開が、深い。とても深いです。
彼らのというか…

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心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

青春の苦み。

全三巻の真ん中なので、構成としてはありよりのありなのですが、読者としては1巻の続きが読めると思っていたので、続きが気になりジレジレしてしまってます。

2巻は、前巻の続きではなく、過去編になります。
過去編なので、1巻で謎だった色々が紐解かれています。
そして、本編は攻視点、夏の裏側と朝の裏側は受視点で過去の二人の間の出来事が記されているので、その時々の感情が両視点で楽しめました。
甘い…

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心を半分残したままでいる(2) ご購入特典書き下ろしSSペーパー グッズ

動物園デート

心を半分残したまま(2)の協力書店でのみ配布されたペーパー。(1)のペーパーを手に入れ損ねたのでそことのつながりは不明ですが、(2)本編とはリンクしていますので、本編後にどうぞ。というのが通常。実は当ペーパー読んでから、本編読んで、もう一度ペーパーを読みました。(1)の終わりが気になってたので、どうなったのか、と手っ取り早いSSを覗いてみたという悪手w のはずなのですが。

Mを探して動物園に行き…

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心を半分残したままでいる(2) ご購入特典書き下ろしSSペーパー グッズ

1巻と2巻を読んだ後に。

一部協力書店で購入するといただける書き下ろしSSペーパー。大きさはA4サイズ、やや厚手の紙にモノクロ片面印刷されています。四つ折りで、右上部分は表紙と同じイラスト、残りの部分に小説が書かれています。商品説明のところには「A5」と書かれているので、もしかしたら購入先によって大きさが若干異なるのかもしれません。

時系列は『心を半分残したままでいる(1)』で、静良井の恋人「M」を探しに中上さんと動…

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心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

深い愛情に萌える

『心を半分残したままでいる』の2巻。1巻がめっちゃ面白かったので2巻の発売を心待ちにしていました。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。





とにかく文章の構成力とか、展開の仕方がすごくお上手。
1巻だけでもググっと惹きつけられましたが、2巻を読むことで1巻の伏線を上手に回収している。1巻で違和感を感じたところが、2巻で解明されていきます。

2巻は二人の過去…

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心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

たくさんの謎が解ける2巻目

「ここで過去回想かい!?」
と読み始めた瞬間に思ったのですが、案の定、あとがきで砂原さんが同じ事を書いていらっしゃいまして笑ってしまいました。
またしても見事に、作者の思惑にはまってしまった訳で。
本当に読者をのめり込ませるのがお上手だな、と思います。

冒頭に大きなネタバレ(過去回想であること)をやってしまった訳ですが、この巻で前巻にちりばめられていた多くの謎が解ける作りになっているも…

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心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

構成の妙が際立つ2巻目

「心を半分残したままでいる」第2巻です。
ある意味、ここから全然読めますが、1巻から読まれる事を強くおすすめしたい!!
何故なら1巻から順番に読み進める事で、構成の妙が際立つ作品だからです。

元々、ストーリーテラーとして定評を得ている作家さんだと思いますが、今作ではホント神懸かってると感じます。
張り巡らされた伏線に、読者に向けて巧妙に仕掛けられた罠。

今回、衛と真文の過去が語ら…

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心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

切なくミステリアス

三ヶ月連続刊行との事で、全て揃ってから読もうと思ってたけど我慢できずに手を出してしまいました。
読後、うぅ…やっぱり続きが気になりすぎる…といった感想。
詳しくは先の方がレビューされてますので、思いつくままの感想で失礼します。

記憶喪失しやすい体質というのが本当にあるかとかは私は無知なため分かりませんが、主人公の静良井は今巻で分かる限り二度記憶を失ってます。
記憶が無いので、過去何があ…

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心を半分残したままでいる(1) 協力書店書き下ろしSSペーパー グッズ

四月半ば。

※ネタバレ感想なのでご注意下さい※

中上と静良井が『M』を探し始めて二度目の食事。
あるイタリアンレストランでの出来事。

二人にとってとても穏やかで優しい時間だと感じられる掌編でした。
誕生日を祝うささやかな時間がこの先の事を思うととても切なくなります。

約束の時点で中上は静良井の誕生日を知ってるような記述があるのですが深読みし過ぎかな・・・。
故意とも偶然とも取れるのです…

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心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

続巻があるのは嬉しい!非常に続きが気になります

3カ月連続刊行という事で興味を持ち、1巻目を購入しました。テーマが記憶喪失ものという定番中の定番の素材であるので、この先生はどのように料理されるのかなーという気分で読み始めました。

主人公が記憶喪失を何回か繰り返すという持病を持ち、その都度にMという恋人がいるという設定が面白かったです。恋人二人とも主人公への想いの深さが感じられるので、とても切なかったです。
記憶を喪った主人公が…

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