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34/110(合計:1098件)
砂原糖子 陵クミコ
くまれもん
ネタバレ
重い内容なので、読了までにかなりの時間が掛かりました。 少し読んでは置きを繰り返し、結局1ヶ月ぐらいかかったのかな。 BLとしても恋愛小説としても、良い出来だと思う。 来栖の苦悩もよく伝わってくるし、睦の健気さと純粋さ、そして一度だけ激情を露わにして宝物の数々を破壊するシーンではなまじな一般文芸よりもぐっときた。 それ以外でも「睦には分からないけど読者には分かる」という不穏なものを表現…
砂原糖子 三池ろむこ
ももよ
前作に引き続き読みました。 何だかモヤモヤ。。。 あとがきで、説明はあるものの、占い師の存在が本当に必要だったのかと。 藤野は、優しくて利用されやすい性格の受。 こちらは、文句なしでいいキャラです。 普段色気もない大学助教授なのに、エッチの時には、エロい!! 攻の仮原は、生まれた時から人の心の声が聞こえており、やさぐれた結果その能力を利用してお金を稼いで生きてきた人物。こちらは、やさぐ…
砂原糖子 北上れん
fandesu
リアルタイムで読んでいた方は4年の開きがあるのですよねぇ。 今作が出版された(あるいは雑誌に載った)時には、さぞや狂喜乱舞したのではないかと。かなり経ってから続けて読んだ私としては、その時の『祭』に参加出来ずにちょっと残念です。 まぁ『萌本発見の目』がなかった自分が悪いのですが。 表題作は『刑事もの』として、ある驚きが隠されているお話なので感想のみ書きます。 『甘えっ子(あるいは無垢)…
人の心の声が聞こえる。 そんな力がある日突然使えるようになった余村。なんの不自由もなく生きてきた彼が、彼女にプロポーズした翌朝、彼女の心の声が聞こえてしまった。 衝撃です!この場面。そりゃ3年も引きこもるわ! それまでの余村は、普通の会社員。男を好きになるなんて素振りは一切ないので、社会復帰した余村が長谷部と出会い、自分に好意を寄せる心の声を聞きながら、惹かれていく過程が良かったです。 ほ…
砂原さんのお話は好きで結構読んでいるのですが、何故か読み落としていたこのシリーズ。 ひねくれ者なので『王道まっしぐら』という感じがして避けていたのかもしれないと読んでみて思いました。 こんなに面白いのにアホでした。 好感を持って読み進められたのは、本名が『事実に対して真摯に向き合おうとする』タイプの人だったからなんだと思うのですよ。 出版社あらすじにある様に、本名は麻薬取引の一斉摘発で…
砂原糖子 小椋ムク
ななつの
ほのぼのしたお話が読みたくて購入。ぴったりでした。 名家の御曹司 澄一と、代々その使用人の家の子 可音の、すれ違い勘違いラブラブストーリーです。 澄一が告白するところからのスタート。あっさりオッケーで、恋人として一緒に住み始めて…と思いきや、可音は使用人として引き抜かれたと勘違いしていたんです。それもそのはず、告白のセリフは「僕の為にお味噌汁を作って欲しい」なのです。澄一のご飯を作るのは使…
砂原糖子 葛西リカコ
フランク
読み終わった後もしばらくその余韻から抜け出そうにありません。 今年読んだBLコミック・BL小説のなかで、私のベストは今のところこれだと思いました。 この作品を片手に好きな人同士で合宿したいくらいです。 (涙に暮れながらなので、タオル必須) 本当にとりとめのない感想を。 ・もし記憶を失くした自分がこの店を見つけてやってきたとしても、もう普通のブレンドを出して欲しいという真文に涙…
二巻は衛と真文の過去編です。 学生時代の二人、仲の良いお隣さんから恋人へと変化していく様子が衛視点で綴られていました。 私はこういうのに弱いんです。 決して泣かせようとしている文章ではないのだけど、ところどころたまらなく悲しくなってしまってハンカチ無しでは読み進められませんでした。 「なにがあっても、あんたが何度忘れても傷つかない、絶対。だから安心してろよ。」と誓う中上。 …
とりとめのない感想を。 記憶障害持ちの主人公・静良井が、過去の日記に登場する恋人「M」が誰なのかを探す……というお話でしたが。 はぁ……つらぁ………辛すぎる。 思い通じあったのに、記憶をなくしてしまい他の男の傍らにいる静良井の姿を見なくてはいけない中上。 だから、静良井がせっかく赤いUSBに気づいて、いいぞ!と思ったつかの間…… 中上の「(昔の恋人は)死にました。」という言葉に、思わ…
M
上下巻の下巻です。 上を読んでから読んでください。 編集者の上芝駿一は、人気恋愛小説家・庭中まひろの担当になる。 まひろは、上芝が担当になってからというもの、自分のペースを乱されることにイライラすると同時に、複雑な感情が生まれていることに気がつき、恋をしていることを自覚する。 シナリオの通りとはいえ、キスも交わした二人だけれど、お互いに役柄なのかそうでないのか、自分の気持…