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砂原糖子 葛西リカコ
まりぽん812
ネタバレ
衛と真文に、こんなに眩しく、悲しい過去があったとは。 中学生の衛と高校生の真文。ご近所になった二人は、やがて互いにかけがえのない存在になっていきます。 「何度忘れられても絶対に傷つかないから、安心して。」 衛を強くし、真文を支えた約束が、二人の恋の始まりだったのでしょう。大人へと近づいていく二人がいつもキスした河原のキラキラとした光、衛の部屋で初めて体を重ねた朝の二人を包む陽の光が、眩しく鮮…
あーちゃん2016
当初ペーパーの予定だったのに、応募者が多かったのかシリーズが大変売れたのか不明ですが、小冊子本文59Pになったお話。二人で暮らし始めてから5年後のお話です。 3年半後に静良井は一度スーパーで倒れて、記憶を失いました。その時は連絡先などのメモを持っていたため、無事衛に連絡がつき、なんとか元の生活に。そこから1年半たって、再びカナリーで働いています。書き溜めていたエッセイを本にすることになったり…
フランク
本編では壁の薄い寮でやっちゃってて大丈夫なのかなぁ、この子たち……と思ってたんだけど、電子書き下ろしSSのテーマはまさにそれ。 桝木の部屋の右隣に住む彼、井上君が壁の向こうから聞こえてきちゃった「女の啜り泣きのような声」についてあれこれ思い巡らせちゃってます。 絶世の美人・折川が、桝木の部屋を出入りするようになった事に気付いた井上くん。 特に共通項のなさそうな二人の友人関係に奇妙なも…
BL AWARD 2019年・ベスト小説トップ10にランクインの本作。遅ればせながら読んでみました。 記憶障害を起こしやすい青年・静良井は、日記に綴っていた恋人『M』を探しながらも、喫茶店のマスター・中上と恋に落ちます。そして、再び記憶を失ってもまた、中上に惹かれていきます。薄幸な静良井が二度も同じ人に恋しては、その大切な記憶を失う、切ないお話です。 でも、静良井は中上との思い出を失いはし…
砂原糖子 小椋ムク
硬派な剣道男子と、二度見どころか三度見、四度見されちゃうほどのイケメンくんとの何とも不器用な青春ストーリー。 攻めの剣道男子の佇まいがまるで武士(もののふ)のようなので、読み始めて早々、勝手に「もののふ君」と命名しちゃいました。 受けは、母親が勝手に出した「ダイヤモンドボーイコンテスト」(ジュノンボーイみたいなもん)でグランプリ候補になっちゃうほどの容姿の持ち主で、それなりに女の子とも…
本名が相変わらず恋愛鈍チンなのに無自覚の煽りがパワーアップしてて、攻めの塚原が気の毒になるほど振り回されている様子が楽しいSSです。 相変わらず仕事に明け暮れている二人だけど、ひょっこり突然暇が出来た夜。 滅多にない時間が出来たというのに、本名はとっとと帰ろうとするんです。 「有り得ない!!」と憤慨する塚原をよそに、そんな事言われても約束もしてないし、誘われてもいなかったし、責められ…
並榎雫 砂原糖子
masaBL
人気小説のコミカライズ。原作未読ですが、見事な両片想い&すれ違い。 アンジャッシュのコントかのように、 うまい具合に会話や生活は成り立ってるけど、 お互いの認識は完全にずれててオロオロ・ハラハラしちゃいました。 御曹司澄一が自立の為旧華族の家を出る際に、使用人の可音を誘う。 澄一の中では「お嫁さんの可音と同棲という形で新生活を始めた」と思っているのに 可音は「大好きなご主人様のお家…
砂原糖子 北上れん
読み始めは反りが合わない同志のお話かと思いきやそう思ってるのは受けだけで、攻めは受けのことを……というのが透けて見えるところがたまらなく美味しかったです。 刑事だから「恋愛できない」のではなく、この受けならどんな職業に就いてても恋愛できなさそうだなぁって思いました。 人として難があるのではなく、秋波を送られていても全く気づかない超ニブチンかつ、超絶疎い恋愛音痴だから。 そんな自分には…
銀次郎
コミカライズされたということでこちらも同時に購入してみました。 背景描写がとても丁寧で、物語に飛び込むことができます。 コミカライズよりも甘さを感じて、幸せな気分になりました。 ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー 読んでいるこちらは登場人物の脳内が読めるので、それぞれの想いがすれ違いまくっているところは面白いと感じました。 でもすれ違いが発覚してそれぞれに距離を置いた…
カラフル
シリーズ最終巻です。個人的に期待のハードルを上げ過ぎていたようでした。 辛口感想になりますが、あくまで個人的な感想です。 1巻は謎を呼ぶ展開でスリルがあったし、2巻の本編(過去編)は短いながらも、記憶障害のある主人公を取り巻く人々の主人公への様々な想いにリアリティを感じ、とても感動したんです。 ところが、最終巻は序盤から入り込めませんでした。何処かご都合主義な展開が引っかかり、結…