ミスター・ロマンチストの恋

mr. romanticist no koi

ミスター・ロマンチストの恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×218
  • 萌23
  • 中立6
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
18
得点
217
評価数
64
平均
3.5 / 5
神率
21.9%
著者
砂原糖子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784344814707

あらすじ

男らしくて超モテる千野は外見に似合わず、後輩の有坂に片想い中。それは恋する乙女そのもので…。書き下ろし収録の待望の文庫化!!
出版社より

表題作ミスター・ロマンチストの恋

高校二年生:有坂和志
高校三年生:千野純直

その他の収録作品

  • ミスター・ロマンチストの手紙
  • ミスター・ロマンチストの恋人
  • ミスター・ロマンチストの春休み

レビュー投稿数18

か、かわいい!


(元)生徒会長、優等生、長身でイケメン!と、少女漫画に出てきそうなほどのベタな千野はなんと1つ下の有坂くんに片思い。
その過程がまぁまた…かわいいんです。
自分のかわいくない容姿にコンプレックスを抱いたり、ラブレターを書いてみたりそしてそれを結局渡せなかったり…
いちいち乙女なんですよ!
そしてそれがいちいちかわいいんです。

ふたりが結ばれるまでのドキドキ、そして結ばれた後の不安、どちらも読んでいてきゅんきゅんします。
文章に可愛さと繊細さを感じました。
BLとしてはもどかしい程にピュアなお付き合い期間が長いのですが、それもこの作品には必要なことだったんだと思います。

大人の作品ばっかり読んでいる方が読むと、学生設定の萌えどころを再認識できると思います。
私はオススメします!

5

ミスター・ロマンチストの恋

ノベルズに同人誌+書き下ろし収録した文庫版。
挿し絵した方も変わってるみたいです。
生徒会長・成績優秀・テニス部部長…身長も高くて筋肉もちゃんとついてる男(でも中身は少女マンガに憧れる乙女)が、年下に片思いしちゃう純情な恋愛話。笑
小さくて華奢じゃない、むしろ正反対な男である自分にコンプレックスを感じている受け!!
アレがでかくて凹むってすごくない?笑
いやーしかし、主人公のネガティブぶりがたまにもどかしい><
でもおもしろかったよ!!
読みやすいしオススメ!!

2

こんなガタイのいい受けはそうそういないのでは?(+乙女な受け)

攻めが乙女なんです!
過去の同人誌も収録されていて、厚みもあり濃い内容です!
エッチシーンもありますが、激しくないですね!
キュンキュンしてしまって、学校で読んでる時とか凄いニヤニヤしてしまって、どうしようかと思ったねww
あまり表情に出さないようにしてたのに、なんかニヤける!

イラストも桜城ややさんで、大好きな作家さんとのコラボ作品なので嬉しさ100倍です!
乙女な千野が好きなのです!
そんな千野君に恋をしてしまう有坂くんも可愛いのです!

2

大きな乙女

可愛かった+.(o´∀`o)゚+.
でも、これ漫画とかリアルに見える絵柄で見るとなおさら面白かったと思う。二重の意味でwwww

見た目は男前、生徒会長で風紀も取り締まる。
クールで知的wみんなの憧れな千野さん。
ところが、この千野さん。本当は少女マンガにあこがれる生粋の乙女。
乙女男子wwwwwキターーーーーwww
しかも見た目がよすぎるために、どんなことをしても裏目にでるとかなw
面白すぎる。
そんなこんなな世間の評価に反してのボケっぷりも可愛いのが今回のいいところなのではなかろうかと思ってしまう。

年下の相手に恋をした。
カッコイイ;;;あこがれ続けた想いは届くのか・・・!?
っていうのが今回のお話。
なんだかんだで、お近づきになり~の、な順を追ってのプロセス。
案外かんたんにカップルになっちゃったなという感じがなきしもあらずなところですが、これはコレで可愛かったかなと思います。
思った以上に攻である有坂くん。
もうひとスパイスあってもよかったかなと思ってしまう。
まぁ、たきつけられてな後半。性的にガマンしてガマンして。
乙女な受に付き合ってな部分も、攻としてはよくできてるかなとは思ってみたりもしてしまうわけですが。

なんにせよ、男前でしかもガタイもよくて。
そんな乙女受のギャップというか、ミラクル☆は面白かったです。
個人的には、あの親友くん。
あの子がいい味出してたとおもったのが最後。
口は悪いけど世話焼きで、あーゆうこ好きです。

4

乙女ちっく受け!

 高校三年生の千野純直は、成績優秀な生徒会長でテニス部のエース。
 しかし、本当は内気な性格――どころか、乙女ちっくに好きな人を思い続ける少年だった。
 見た目にそぐわぬその容貌のせいで、クールで渋いと女の子に大人気を誇っているが、純直自身が自分のその内面とのギャップに苦しんでいた。
 そんな純直の恋のお相手は、一学年下の有坂和志。
 陸上大会での勇姿に一目惚れしたという彼は、有坂を一目見ることが毎日の楽しみだという、夢見る乙女状態。
 話しかけるなんてもってのほか、ましてや付き合ってもらおうなんて考えることもない。
 けれど、想いは募るばかりで、ファンレターを書いたつもりがラブレターになってしまったり、思わず星占いの本を読みふけってしまったり。

 そんな純直は、ある出来事をきっかけに有坂のバイト先へと訪れるようになる。
 そこから少しずつ、有坂と話をするようになった純直は自分の気持ちが膨らんでいくのを止められずにいた。

 一方の有坂は、当初はほとんど表情の動かない純直の顔のせいで、「感じの悪い先輩」という認識しかなかった純直が、実は外見とは大きなギャップがあることに気づき始める。
 些細なことで喜んだり照れたりするその姿が次第に「かわいく」思えてきたのだった――

 という感じの話でした。
 何もかくにも、見た目にそぐわず純直がピュアすぎてすてきでした。
 おまけに、自分の人もうらやむくらい育ちすぎた体にコンプレックスを抱いてるところなんて、ものすごくかわいかったです。

 表題作の他に、二人がくっついた後の話も入っているんですが、それの有坂がめちゃくちゃかっこいい。
 まさに、純直の理想どおりの「ザ・王子様」になっている……。すごい。

 有坂は、純直のロマンチストが移ったのかな? なんていってますが、いや、それはそんなもんじゃない。
 基本的には、何の不満も抱かず、純直のペースにあわせて、寸止めくらってもさらっと我慢しちゃうし、「いきなりだったらびっくりすると思って」とか言っちゃって、いい雰囲気になってもあっさり引こうとしちゃえるし。
 挙句、純直がどんなに情けないことを言っても怒らない。
 すごく王子様……。
 そんな感じで、ものすごーく純直を優先しているのに、自分が風邪を引いたらきっちり弱音メールを送ってくるところなんて、お主策士だな――のレベルですよね。すごい。

 そんな、王子様な攻めと乙女チックな受け(ただしどちらも体格はいい方)の話がお好きな方にはぜひ、オススメします。

3

恋するオトメン

千野はテニス部の王子様で元生徒会長という文武両道の長身イケメンなんだけど、実は夢見る乙女キャラで……というギャップ萌えが楽しい一冊です。

幼馴染から「男らしいのは見かけだけ」と言われてる千野の思考回路は本当に乙女で、何度読んでて乙女か!と突っ込んだことか。

有坂に一目惚れした日の夜に、ラブレター三枚を書き上げるも結局出せずに机の奥底にしまったままとか、星占いのチェックを欠かさずラッキーアイテムの入手にいそしむとか、夢でも会える事を願って有坂の写真を枕の下に忍ばせて寝るとか、あれこれが何ともいじらしくてかわいい。

私が好きだなと思ったところは、有坂と話をするようになり千野が有坂の夢を知ることができたシーンを「同じ片思いでも、声をかけるだけの勇気で得られるものがあるのだ」と書いた一文。
それまでは図書館の貸し出しカードのチェックをして同じ本を盗み読んで満足したり、ひたすら影で見ているだけで満足していた彼にとって、この気づきはとても大きなものだったと感じられるところが好きです。

有坂との妄想の着地点はロマンチックなシチュでの軽いキスが精一杯の千野。
セックスなんて無理!というか何をするか知らないし朝チュンが限度なので、お付き合い始まってからもあれこれグルグルしまくってます。

攻めの有坂は真っ直ぐないい子で、千野がロマンティック好きなのを知ってるし、超絶奥手なのも知ってるので、あれこれ待ってくれているんです。

なのに千野ときたら、俺はガタイのいい男だし……、かわいくないし……、小さくないし……、女じゃないし……とかどんどんどんどん悪い方向へとひた走ってウジウジする姿はオトメンを通り越してもはや女々しいとしか言えなくて、ちょびっとばかりイラッとするけど、巨チンであることも悩みの一つというのはなかなか美味しい悩みでした。

私がすっごくいいなと思ったのは、机の引き出しに眠っていたはずの三枚にもなるくどいラブレターが回り回って日の目を浴びるハメとなってしまい……という最後。

これからもし不安になっても、回りくどい手紙を書いたりせずに、ストレートに伝えようと決意した千野が、心の中でしたためた「前略、僕は君が〜」という最後の一文が本当に良かった。
この最後の一文で評価が萌から萌萌(神寄り)にあがりました。

大好きなくせに「でも」「だって」と余計な言葉をくっつけてグルグルウジウジしていた千野。
それだけにただただシンプルなこの結びの一文が、ストンと心に響いてとても良かったです。

ちょい残念だったのは、文章が微妙に窮屈というか読んでて乗り切れないところが気になったのだけど、初めてお仕事で雑誌に掲載された古い作品と知って納得というか、そこは仕方ないかなぁって思います。

シーモア:挿絵なし あとがきあり

2

もだきゅん

砂原先生の初期?の作品のようで、先月のスペースで話題にあがっていたので、気になり購入してみました。まだ新刊が購入できるのありがたいです!(なんと4刷!)

乙女系男子なのですが、”ミスター・ロマンチスト”という呼び名のほうがしっくりくるイケメンDKが主人公。眉目秀麗、成績優秀で生徒会長って四文字熟語をすべて背負ってる純直。実は周囲の期待とは裏腹…というか、繊細で優しくてロマンチックなものが大好き、ひとつ下の後輩を王子様のように恋い焦がれる、一言で言うと”クソ可愛い”キャラクターです。キリッとした見た目に期待される内面じゃないことや、可愛い三つ子の姉妹たちへのコンプレックスが、彼のうじうじが起因するところなのかな〜、あとなぜか親友(♂)が無駄に可愛いので、なおさら、自分のゴツさに引け目を感じちゃうっていう、自己評価がめちゃ低くて、なかなか”好き!”と踏み込めない。。相手の有坂がまた男前のいいヤツで、乙女の気持ちを察して誠実に向き合ってくれてるのに、それでもうだうだする純直の態度に、きりきりと焦れったさに身悶えしながら読んでしまいましたw

両思いになってからも、このモダもだが続くんですよね。んでもって、ふと気づいたんですけど、乙女系というより、たぶん奥ゆかしさがすぎるw”大和撫子”なんだなと。親友の可愛い系男子の雑なアシストが好印象で、正直こちらの彼のほうにBLの主人公としてのポテンシャルの高さを感じてしまったのでした。そして、ロマンチストは伝染するというロマンチックなオチまでついて、ほんわかきゅんするラブストーリーでした。

0

ドキドキしたり凹んだり焦ったり恋って忙しいv

平均以上のガタイに硬派なクールビューティの生徒会長 千野は
実は、少女漫画が大好きなミスター・ロマンチストv
一学年下の金髪 有坂くんをプチストーキングしてますw

顔も頭も良くってガタイも良ければ、アソコも“カッコイイ”
そんな受けが、年下の王子様に片思い。

夢見がちな恋から一歩が踏み出せない千野を
見た目は、かわいコちゃん中身は漢の親友の朋巳が叱咤しながら背中を押してくれます。
物語中、結局のところ朋ちゃんは千野のことが好きだったんじゃないかなぁとか
そんな風に思ったりする私が、ロマンチストだろうか?

少女漫画の世界からリアルな自分の恋愛に一歩踏み出して
はじめて好きな人に「好き」って言えた時のことを
思い出したりしてなかなかに萌えましたv

5

可愛いと言ってあげたい

もうすぐCDが届くので、積読を解消しました。
完璧に乙女なお坊ちゃんのお話でした。

1学年下のカッコイイ有坂くんに片思いして、ラブレターを書いても渡せず、学食でニアミスするのだけが幸せな千野。
なまじ外見が良くて、テニス部のエースで、
生徒会長までやっているものだからクールで渋いと必要以上にもてるのだけれど、
本当のところ本人は可愛くない容姿にコンプレックスを抱き、
内気な為に寡黙になってしまうというヘタレの極みなうえ、
趣味も限りなく乙女というちょっとかわいそうな存在です。

親友の朋巳(女の子のように可愛い外見だが、中身は男前)が背中を押してくれて、
有坂くんと言葉を交わすきっかけができたのですが・・・

中身が乙女なものだから、真面目で健気なんだけれどいまひとつ積極的に出られない千野と、
元々は恋愛感情などない状態で友達づきあいを始めた有坂では、なんだかんだとすれ違うことが多くてけっこうヤキモキします。
千野の行動を見る限り、BLではなく普通の初々しい男女交際のお話みたいに進みますが、そこに彼の大きなコンプレックスが入り込んでいるので、これはやっぱり男×男だから面白いんだなと思いました。
BL漫画の可愛い少年の悩みを贅沢だとぼやき、誰かに甘えたり抱き上げられたりするのはどんな気分だろうと憧れたり、可愛くなくてでかいオトメの悩みは尽きません。
とにかく純情なので、身体の関係なんてもってのほか状態。
オバサンとしては逆にそこに好感が持てました。

有坂くんも派手な外見のわりに大変理性的で、彼こそ相当オモテになるんじゃ?と思うくらいスマートな好男子です。これって、もしかすると千野限定なんでしょうか?

二人がこんな感じなので、炊きつけ係として朋巳が存在しております。
小さい頃から千野のことをすべて知っているような朋巳だからこそできるあれやこれや。
自分よりも小さい存在に振り回されちゃう千野ってどうよとも思っちゃうのですが、あなた朋巳がいないと踏み出さないからねぇ。

けっこうあちこちキュンキュンする場面はあったのですが、卒業式前日にやっと結ばれて、二人が言ったセリフにジーンときちゃいました。
(千野)「つがいの鳥・・・みたいに?」
(有坂)「鳥?いいね、鳥だったらヨボヨボんなっても、可愛いままだね」ですよ。
有坂くん、どんだけ千野のことを分かっちゃってるんだ!すごいぞ!

5

オトメンの恋

書き下ろしを加えて、過去ノベルズ作品の文庫化。
作品のトーンを「あまあま」「せつない」「コミカル」のどれにしようか、
とても悩みました。だって甘いし切ないし、笑える作品なので。

主人公・千野は成績優秀なテニス部エースで生徒会長。
ガタイと容姿のよさ、寡黙でクールで渋い!と女子に大人気。
しかしその実態は……夢見るロマンチスト。乙女ちっくな男だったのです!
この表題作の発表は2001年。千野はオトメンの先駆けですね。

男らしい外見とは裏腹に、遠くからじっと見つめるだけの片思いを続けている千野。
そんな彼の王子様は、これまたキリリと凛々しく、男らしい年下の有坂。
一生懸命過ぎて空回りの千野が、とにかく可愛いです!この可愛い行動を、
180センチ近くのイケメンがやっているのかと想像すると笑う反面、
そのギャップに萌えます。

千野の乙女っぷりと、容姿に対するコンプレックス。彼が「可愛い」と言われて喜ぶのには、
トラウマとまではいかないですが、幼少期の辛い思い出があったり。
あまあまな中にもチラリとピリ辛を覗かせてくれるのは、さすが砂原さん。

千野の王子様である有坂も、不器用ながらも思いやりのあるよい男で。
二人のじれったいほど少しづつ、距離を詰めていく様子が可愛くてドキドキです。

千野の乙女チックな恋をうんざりし、時には激怒しながらも見守る親友、藤木。
この子も友達思いの素敵な男の子で。お気に入りです。

4

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