砂原糖子さんのレビュー一覧

恋じゃないみたい 小説

砂原糖子  小鳩めばる 

高校生が一生懸命恋してて、かわいい

「恋じゃないみたい」というタイトルだけど、中身は100%恋、しかも高校生同士のかわいい恋のお話です。
一目惚れして恋だと思ってたけど、話してみたら全然違っていたので恋じゃなかったみたいです……という意味なんですね、タイトルは。

主人公の優(攻め)は、図書室でいつも画集を眺めて深層の令嬢のような風情を漂わせる先輩・雪野(受け)に一目惚れ。
ところがデートしてみたら、深層の令嬢どころか汚部屋…

1

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

読むなら今すぐ!

夏の空気で読みたい一冊です。

ネタバレ無しで読んだ方が絶対にいいので感想だけ。
草也、市来、そして奏。
3人がそれぞれすごく魅力的。
奏は初め、草也が語る形でしか出てこない。それでも草也とのやりとりの端々で奏のことが大好きになっちゃいます。
そしてなんとなくアレなんだか不穏な気配…と思ったら

言えません‼️これ以上は‼️
とにかくネタバレ無い状態で読んだ方がいいです!
でき…

2

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

DKには青が似合う

夏乃あゆみ先生の爽やかなカバーイラストが素敵ですよね〜。

砂原先生のDK、大好きです。告知でなんとなくファンタジー系なのかと想像していたのですが…。

これ、砂原先生の作風をご存知の方なら、いえ、ご存知じゃなくても!ネタバレなし推奨です。いい意味で裏切られます。この時期(お盆)にぴったりなお話でした。

優等生、学生寮、意外に所帯じみたイケメン攻め、DKらしからぬエロ(なんたってエロ…

6

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

思っていたような単純なストーリーではなかった

とても面白かったです。
ファンタジーらしい始まりに、予測不能な展開、途中でひっくり返る世界観。
あっという間に引き込まれました。


落雷で命を落とした高校生・草也。
草也は、クラスメイトで片想いの相手・市来への未練から霊となり、優等生の天沢奏に取り憑きます。
人の良い奏は、隔日で草也へ体を明け渡してくれることに……!

草也目線で進むストーリーです。
優等生の奏とは、かけ離れ…

10

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

すごく深みのある素敵なお話だと思う

こちら、不慮の事故で亡くなった高校生が主人公の、切なく優しい片思いものになります。

と、見せかけて実は・・・と言うお話。

もう、オチと言うのが完全に予想外なんですよね。
なんと言うか、根本的な所から読み違えてた。
真相が分かった時、驚きのあまり一瞬呼吸が止まりましたもん。

またこれ、例の彼の真実が分かると、ちょっと切なくもあって。
ただ、同時にすごく優しくてあたたかいお話で…

15

灰とラブストーリー 小説

砂原糖子  穂波ゆきね 

桜島とともに……

鹿児島、すごいな。
桜島って今年の6月までに389回も噴火って……!!

夏は黒や白い服は着れないとか、灰が降り積もるとか、どこの日本よ?!と思ってしまったのだけど、これが鹿児島の日常というところが読み物として面白かったです。
東京出身の受けによる批判混じりの鹿児島生活記録みたいなところが。

灰とともに、桜島とともに生きてるんだなぁと。
コロナが終わったら、鹿児島行ってみたくなりま…

3

ミスター・ロマンチストの恋 小説

砂原糖子  桜城やや 

ギャップ萌え

久しぶりに読み返してみました。

男らしい容姿の生徒会長、純直くん。学校では硬派でモテモテな彼ですが、本性は占いやジンクスも信じるし少女漫画に憧れるし...という乙女男子です。

見た目と中身のギャップが可愛らしく、姉たち(可愛らしい姉2人を持つ3つ子ちゃんなんです)や毒舌の幼馴染みとの絡みも好きです。

攻めの有坂くんは純直くんにとって王子様のような存在。自分のことを可愛いと言ってく…

0

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

ぜんぜんピンとこなかった……

なんだろなー。
「センチメンタル・セクスアリス」の日和佐はチャラそうに見えるけど、実は包容力があっていい男って感じで好きだったけど、こっちは彼を知れば知るほどどーでも良くなってしまった感……。
千夏史を子供だとあしらう様子とか(特に初エッチ時の冷たさ)あれこれはぐらかす様子が好きじゃない。

あと。
大変申し訳ないんだけど、日和佐の昔の恋人であり、千夏史の兄である由多夏(故人)のキャラが…

1

センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

「受けの春巳は、アホの子」

ボロいアパート住まい&無骨なまでに実直な攻めなところとか
受けが攻めの気持ちにあぐらをかいてるとか
仏の顔も三度までじゃないけど、ついに攻めに見放されてしまったり
ワガママで性格悪い受けとして登場した受けが、実は……だったりとか

私の好きな「優しいプライド」と多々重なって、たまにどっちがどっちだったかわからなくなるので、自分用の覚え書きとして書きます。

「センチメンタル・セクスア…

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ロマンスの演じかた 小説

砂原糖子  麻々原絵里依 

め、面倒くさい!

気が長くないと読み切れない作品かもしれない。
普段あまり区切っては読まないのですが、こちらの作品は途中途中で休憩を挟まないと読み切れなかったです。
なぜかと言うと、受けの有佐がツンデレとは言ってもデレがなくツンツン。
これがただのツン95%くらいの受けであればまだ良かったのかもしれないのですが、他人だけではなく攻めの惣一の事を騙しているのがマイナスポイントでした。
ツンデレは好物のはずなの…

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