砂原糖子さんのレビュー一覧

「月は夜しか昇らない」出版社ペーパー グッズ

戸明視点のお話です

本編「書き下ろし」の最後で初めて身体を繋げた翌日の朝に、戸明は玖月から朝食にフレンチトーストのリクエストをされていました。

こちらはその続きになっていました。フレンチトーストの準備をしながら、昨日から準備をしておけば良かったと思う戸明はやはり真面目でした。美味しいフレンチトーストを玖月に食べて貰いたかったんでしょうね。

そしてフレンチトーストは戸明の母親の思い出の味だと玖月に話していた…

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月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

一気に引き込まれました

凄く素敵なお話でした。砂原糖子先生の作品はハズレが無いので安心して読めますね。
こちらの作品も一気に世界観に引き込まれました。

もう玖月が戸明を気になって行く過程、そして偶然に街で見かけてからの咄嗟に取ってしまった行動からの展開にドキドキが止まらないんです。遠いようでいて近い未来って設定も凄く効いていたと思いました。

薬物所持被疑者で監視対象者である戸明との恋は上手く行くのかとか、本…

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月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

夜の気配をまとう大人の恋愛小説

これネタバレなしで読んでもらいたいデス。(事件の顛末的な部分)
とりあえず、内容は「最っ高」です。近未来を舞台にしたサスペンスのようでいて、とても情緒的。昨年の小説D+掲載時から好きすぎるんだけど!!って悶えててたので、待望の文庫化!草間先生のイラストもカラーになって、さらに素敵度増し増しでした。砂原先生の淡々と短文でたたみかけてくる、端正で美しい文章が魅力的で、、なんか声に出して読みたくなる表…

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月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

全てが素晴らしすぎました。最高です!

めちゃくちゃ面白い小説でした!
BLとストーリー展開・世界観の面白さの比重に偏りがなくてとても引き込まれました。

2041年の日本。
法律の改定により、被疑者に対して秘密裏に証拠撮影捜査(盗撮)が可能になった時代。
警察官の玖月は24時間映像を監視する監視員として働いています。
様々な被疑者がいる中
限りなく無実に近い真面目な弁護士の戸明にあることがきっかけで、今まで抱いた事のない…

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月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

じわる

砂原先生だし草間先生なのでマストバイ。雑誌でほとんど読んでいたためか、ちょっと盛り上がりに欠けていたんですけど、何度か読み返すとじわっっと来たので萌2にしました。ちょっと近未来の、夜の水族館の中のような印象のお話、本編260pほど+後日談50Pほど。色々事情抱えた大人の恋がお好きな方でしたらおススメでは。

対象者の盗撮画像を監視する警察官の玖月(くづき)。監視対象の十六番は勤勉で毎日同じよう…

7

月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

出会ってしまった二人

近未来の大人なラブストーリー。

舞台設定が地味にドラマチックでした。メインカプの職業は警察官と弁護士で、本来なら接触を許されない二人が恋に落ちてしまいます。

受けは攻めが監視する、モニター越しの監視対象の一人。受けは攻めに自分のプライベートな姿をさらしているのを知りません。捉えようによってはなかなかにエロティックなシチュエーション…。

まるで映画を観ているみたいな心持ちで読み進め…

13

月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

未来警察

砂原糖子先生と草間さかえ先生のタッグ。それだけでマスト買いなのに内容も良かった!久々にBL小説で泣けた。切なさにドキドキさせられる砂原ワールド。

2041年の東京が舞台でSF要素もあります。その時代の日本は監視社会が進み、盗撮そのものの捜査方法が一部許されていた、というちょっと怖いお話。設定が凝っているので話に入り込むまで少し時間がかかる。

話が進むにつれて攻めと受けはこの状況から果た…

10

月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

何もかもがドツボに突き刺さる神作品。

作家買い。
作家買いですが、挿絵を草間さんが描かれていると知ってあらすじも拝見せずに予約していました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





時は2041年。近未来の日本が舞台のお話です。
日本国内で開発された「ポットスプラウト」、通称「ポット」という違法薬物が蔓延し、その薬物依存者による凶悪犯罪が頻発するようになっていた。実はポットが蔓延する前に警察はその存在を知り食い…

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職業、王子 小説

砂原糖子  小椋ムク 

襲い受け

 大昔に読んだことがあるので再読ですが、記憶がさっぱり残ってないので、未読と同じ気持ちで楽しめた。
 商業小説では珍しい襲い受け。この時点で神。
 受けによる攻めへの逆レイプが大好物なので、同士は絶対にこの一冊に満足できる。
 自分の国に拉致してベッドに攻めを括り付け、一滴でも強力な媚薬をドバっと攻めのペニスに垂らして、挿れたい挿れたい思わせてからの騎乗位。
 ただ自分が気持ちよくなれれば…

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バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

拗らせ受けが苦悩から解放されて…

お酒は好きですが、あまりカクテルは詳しくありません。
カクテルが氷の削り具合や、混ぜるタイミング、シェイクの方法で味が変わるなんて知らなくて、新しい発見がありました。

偶然にもこの作品を読むまえに読んだコミックも自分がゲイだと受け入れられない主人公だったので驚きました。
こちらの作品の拗らせ受けくん戸原は長年のゲイへの拒否感からホモフォビアのノンケもどきになってしまった子。
だからとい…

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