沙野風結子さんのレビュー一覧

秘恋は咎に濡れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

秘書と代議士は鉄板

受けの椋一は、子供時代に世話になっていた彰良に支える秘書。
彰良は、椋一を人形のように抱き、駒のように使っていた。

そこへ野党、彰良の政敵である四宮が現れる。政策を通すために、彰良のスキャンダルを持って…

沙野さんの書かれるストーリーは、いつもながら萌ポイントと、深みのある関係を書かれるので読み応えありました。最後に明かされる四宮の過去も、そうだったのか…と。そして何より、今作の目玉…

0

嘘と楽園 コミック

沙野風結子  高緒拾 

沙野さん原作

沙野風結子さんの原作ということで、結構ハードなのを想像していたんですが、どちらかというとドロドロではなく、純粋なお話に思えました。

弁護士の啓人、情報屋の吾形、教師の孝二、Webデザイナーの郁太。
四人は養護施設で出会い、同じ部屋で過ごす仲間でした。後から入ってきた啓人は、生い立ちを嘘をついて誤魔化しながらも真面目に過ごしていたのですが、吾形は啓人の嘘に気づいています。啓人の引き取り先の父…

0

疵物の戀 小説

沙野風結子  みずかねりょう 

これはもう

迷うことなく神作品です。
SPという職業はBLとの馴染みが半端なく良いんだと思いますが、今回もありがとう!攻めの敬がSPです。そしてめちゃくちゃ男前でカッコいい。そして色気があるんですよ。。。
みずかねりょうさんのイラストがこんなに合うなんて。いつも、受けのお姿があまり好みじゃないんですが、攻めの姿に惚れ惚れしてしまうんですよね。今回は受けのお姿もバランス良くて。

ストーリーもかなり練ら…

0

くるおしく君を想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

代用品

この作品は、切ないというか、辛いというか。
航希の切ない状況が前半めちゃくちゃ伝わって、そして莉一ってなんて奴なんだと思っていたのですが…
それよりも兄のほうがもっとクズでしたね。

ここまで誰かを想うことができるのって、凄いことだなと思います。とても自分には無理。だから航希には、もう止めときなよ、って言いたいけれど、きっと彼は納得した上でそうだったんだろうな。意識的には納得してないのかも…

0

君がいなきゃ涙さえ出ない 小説

沙野風結子  小山田あみ 

執着攻めは好きなんですが…

完全帯惹かれ購入です。
年下にグイグイ攻められるだと……好きなヤツじゃん。買うしかないじゃん、読むしかないじゃん。と期待に胸膨らませて手に取りました。

んーと…前半はめっちゃ良かったです。
ミスター準グランプリをとるほどのイケメンに、何でかストーカーばりにグイグイ迫られて困惑する様…ニヤりました。でも「ただのワンコ後輩が先輩を翻弄しているの図」じゃないな…とチラチラ見え隠れするので、どん…

1

獣はかくしてまぐわう 小説

沙野風結子  小山田あみ 

新キャラが魅力的

「獣はかくして交わる」から2年を経て、待ちに待った続巻でした。前巻は続きを読んでからと評価を暫定的に萌にしてました。それはどうしても鹿倉の青臭さや未熟さが鼻に付いてしまったからでした。

今作ではそんな事も無くゼロとのギブアンドテイクの関係から一歩進んでいて、唯一無二って関係に甘さまで加わって凄く好みでした。

ところがです。コクミンとヒ・コクミンという言葉に振り回されて、またまた鹿倉が暴…

7

獣はかくしてまぐわう 小説

沙野風結子  小山田あみ 

魅惑の新キャラ登場

沙野先生と小山田先生の最高タッグでシリーズ第2弾、前作以上にエロもキャラもパワーアップしていて、小説D+掲載時にカラーだった最後の晩餐風の見開きが文庫ではモノクロなのは残念でしたけど、大幅加筆に大満足だったので神です!(ちなみに、小説D+では、クリスマスケーキリベンジまででした。)

すっかりいいムードになっちまってるゼロと鹿倉。特に官能あふれるカラーイラストで冒頭を飾る温泉スケベ、こんなに迫…

12

獣はかくしてまぐわう 小説

沙野風結子  小山田あみ 

とても楽しみにしていたシリーズ

なんと2年越しだったのですね。待ちに待ちました。今回も「近日公開!」の映画ポスターのような小山田あみさんの美しい表紙。前回は青っぽくて今回はオレンジ。次回は…ピンク?とにかく楽しみです。冒頭の登場人物紹介のコーナーも美しすぎるイラスト付きで豪華。読み始め前にテンション爆上がりでした。

無国籍のヒ・コクミン達をまとめるリーダー・ゼロと刑事・鹿倉。共通の敵・半グレリーダー遠野を倒す為にギブアンド…

9

獣はかくしてまぐわう 小説

沙野風結子  小山田あみ 

線引きされた上で隣を歩く関係性

「獣はかくして交わる」に続くシリーズ2作目。

法が及ばないダークな裏社会が舞台になっており、
攻めも受けも硬派な男前CPという硬質な作品です。
沙野さんの筆致も相俟ってヒリついた空気を纏います。

利害一致の取引から始まった関係は
甘い空気を醸し出す時間が増えてて心臓にキます。
これはもぉぉぉぉぉめっっっちゃ萌えるヤツです!

戦う相手が法律なんぞ意味がない巨悪なだけに
1…

16

視姦に沈む 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

弥上参上

前作の視淫に溺れる、から間が開いてしまい、この作品を読んだときに弥上の立ち位置を忘れてました…
全く素の状態で、和基と弥上のお話に入ってしまい、悪役だったことを思い出せないまま読み進めました。そういう意味では前作読んでなくても大丈夫なのかも。途中、十市兄弟が出てきたり天人という言葉が出てきて思い出しましたが。

弥上の抑え込まれた記憶、抉られてしまった過去の記憶、そういったものが和基と居るこ…

0
PAGE TOP