沙野風結子さんのレビュー一覧

逢いては染まり 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

表紙がいい仕事をしてます!

沙野先生祭り開催中です。
仕事が忙しすぎて致し方なく積んでいた黒帝を
今朝、ようやく読み終えて猛烈に感動、
沙野ワールドにもっと浸るため、
電子の方で新刊として出ていたこちらを読みました。

ところで!電子化遅くないですか?!
ジャンル的にも表紙の絵的にも家族の目的にも
紙の本では集め続けるには難しいBL本、
電子化をどんどん進めていただきたいところです。
出版社さーーん、聞こ…

10

蝶落~雲居の巫女~ 小説

沙野風結子  高階佑 

意外にも執着攻め好きを刺激された

やばい、おもしろかったー!
そんな感想が読了後漏れる作品でした。

閉塞感ある島を舞台にしたお話が好きなので手に取ったのですが、エロ本命くらいのつもりで、ストーリーはあまり期待せずに読み始めました。が!
すごい、おもしろかった……
因習的な面でのストーリー展開もおもしろかったし、幼馴染みとの関係も萌えました。
ミステリー的な面もあるのですが、「そういやそんな設定出てきてたね?!」という…

6

黒帝は穢れた魔物に愛される 小説

沙野風結子  奈良千春 

納得の最終回

この作品のあらすじに惹かれて前作2つを読みました。そして満を持して読んだ今作…、やっぱり一番面白かったですね!
三部作の最終回ということで、キリイとスザクの話だけでなく、物語のまとめがされていて読み応えがありました。どうなっちゃうの?と思っていたユアハの結末も上手く纏まっていて良かったです。

スザク×キリイのストーリー的には、キリイが自分の中にスザクの魂を感じられるようになったシーンが印象…

1

リバーシブルスカイ 小説

沙野風結子  和鐵屋匠 

こんなにBLと親和性が高いとは…

ちるちるユーザーさんのレビューを見て気になり、手に取りました。たまたまレビューをチェックしていて良かったです。このきっかけがなければ、購入するのがずっと後になっていたかもしれません。

先日NHKで若い登山家が無防な挑戦をして命を喪ってしまうという心苦しいドキュメンタリー番組を視聴していただけに、こみ上げてくるものがありました。この作品も壮絶な内容で、展開もよく考えつかれたものだなー…

5

黒帝は穢れた魔物に愛される 小説

沙野風結子  奈良千春 

沙野さんのセンスに脱帽です

わだつみ3部作最終巻です。美しくまとまっています。ファンタジーだけど、設定が作りこまれていてわかりやすいので途中で脱落せず最後まで楽しめました。

皆様おっしゃるように、このエロお伽話のような素敵な世界感を盛り上げてくれるのが奈良さんの美しい挿し絵。物語を補足しつつエロシーンもちりばめ上質な大人の絵本のような仕上がりになっています。

主人公で帝のキリイは兄弟の命を危険にさらしても自国の民…

5

黒帝は穢れた魔物に愛される 小説

沙野風結子  奈良千春 

オールスターキャスト

ドキドキどうなることかと楽しみにしていた「3兄弟の次男坊のお話」でシリーズ完結編。そこまで歪むなよと思うが、キリイの覚悟、そして全てを融合させる3人の思いに涙ぐんだので神より萌2。震災のトラウマある方はちょっと覚悟が必要ではと思ったお話、本編200P弱(よくまあ、こんなページ数でと驚嘆)+あとがき。

頭痛に苦しむワダツミの帝キリイのもとに、新しい薬師がやってきて処方した薬。どうせ効かないだろ…

2

黒帝は穢れた魔物に愛される 小説

沙野風結子  奈良千春 

孤独な魂が幸せを手に入れるストーリー

『帝は獣王に降嫁する』→『神子は奴隷王に繋がれる』に続くワダツミ三部作の三巻目にして完結編。『帝は~』は長男・シキのお話、『神子は~』は末っ子ナギ、そして三巻目に当たる今作品は次男・キリイのお話。

一応、今作品でも読める造りにはなっているのですが(作中、前作のざっくりとした説明はあります)、このシリーズはぜひとも『帝は~』から読んでほしい!前2作で撒かれた伏線が、これでもかと生きています。

6

黒帝は穢れた魔物に愛される 小説

沙野風結子  奈良千春 

運命の歯車が廻って

ワダツミ皇国三部作の完結編です。
1作目、2作目で兄(シキ)と弟(ナギ)を謀で窮地に追い詰めたワダツミの現帝、キリィが主人公。
この人、前のお話では悪い人なんですけれど、どうも只の『悪い奴』と言って良いのか悩んでしまうほど謎が多い人でした。だから私はこの完結編をとても楽しみにしていたんです。

なーるほど、そういう事だったのね。
ここは重大なネタバレになっちゃうので書きませんが、前作でキ…

10

一滴、もしくはたくさん 小説

沙野風結子  湖水きよ 

酢豚にパイナップル

「お前は俺の水筒だ」
そんなトンチキな口説き文句を吐かれたら、ふつうまとまるカプもまとまらないだろうと思うのですが、本作の攻め、堤は結構喜んじゃってます。(まったくBLとは関係ないのですが、昔読んだ貴志祐介さんのホラー小説「クリムゾンの迷宮」に「お前は俺の弁当だ」という台詞があったのを思い出しました。こちらはまさに額面通りの意味で、言われた方も読んでる私も総毛だちました)

 さてお話を堤に…

6

淫魔を孵す 小説

沙野風結子  小山田あみ 

三角関係が辛い

一人の男と二人の同じ男の表紙。
変則三角関係なんですね。

なかなか辛く苦しい描写が多く鳥羽が口説き続けても宰に届かず読んでいて折れそうになりました。
でも宰も実は鳥羽を好きになってたんですね。
兄のことで全てを完璧に振る舞い生きてくことで感覚や感情が狂ってしまって。

鳥羽のお陰で白いトンネルからも脱して兄の呪縛からも逃れ。

しかし水川恐るべし。いや、鳥羽がちゃんと別れなかっ…

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