沙野風結子さんのレビュー一覧

なれの果ての、その先に 小説

沙野風結子  小山田あみ 

攻めも攻められていいんですね(天啓)

攻めが攻めのまま攻められるのが大好きな自分としては神以上の神作品でした。
終盤の例のシーンは皆様も書かれている様に本当にすごいです。なので個人的に序盤のヤバさを書かせてください…!

まさか攻めが服を脱ぐ事に6ページ使うなんて…そんな作品他にないです(感涙)
風俗のキャストとしてプレイの一環で服を脱ぐんですが、受け同様読み手もじっくりたっぷり焦らされて、なんだか見てはいけないのに目が逸らせ…

5

獣はかくして交わる 小説

沙野風結子  小山田あみ 

コレは読み応えあり

ここのところ、甘い系のお話を読んでいたので、久しぶりにガッツリ男臭い話に夢中になりました。

組対刑事の鹿倉は、個人的な理由もあって、半グレ組織の東界連合を摘発することにかけていた。ある時、罠にかかって手がかりを得ようとしていた鹿倉だが、すんでのところである人物に助けられる。それがゼロと名乗る得体の知れない人物で…

鹿倉はゼロから情報を引き出すために、ゼロも鹿倉から情報を得たいと二人は近…

3

なれの果ての、その先に 小説

沙野風結子  小山田あみ 

重い話だけど

官僚と風俗キャストの話。
と言ってしまえばそれだけなんですが、良く組み立てられていました。
小難しい官僚の話は、苦手ならすっ飛ばしてもまぁ大丈夫です。イメージできればさらに深くハマれるかな。

元々同性志向のある主人公、基彬は完璧になることを求められ続け、そして自分もそうしてきた。あるキッカケ(妻の不倫による離婚)から、仕事で出世コースからはずれて異動、離婚という完璧を崩すことになったこと…

3

「八十禍の王子と最後の魔女」出版社ペーパー「レネのお小言」 グッズ

お子様

レネと、その父母となった攻め受けのお話。母の手が心地良かったよな、と思う人は多いのでは。

++

お熱をだしちゃったレネを見守るシオン。額に当てられたシオンの手が「ひんやりしていて気持ちいい・・」と言ってレネは眠ってしまい・・・
というお話。
レネのみならず、リカルドもシオンに寄り添われると「気持ちが楽になる」とのこと。

レネからみればシオンは母、リカルドからすればシオンは心許…

1

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

魔女

先生買い。先生がお好きなものがたっぷり詰め込まれていて、とても楽しんで書かれたのではないかという気がするお話でした。何かあと一押し欲しかったように感じたので神より萌2にしました。魔女に呪われた国の第二王子と100年前から眠りについていた魔女のお話、本編280P弱+あとがき。ファンタジー好きな方ならきっと楽しいと感じられると思います。

山奥にある茨に囲まれた古城に入り、眠っていた「最後の魔女」…

7

「八十禍の王子と最後の魔女」出版社ペーパー「レネのお小言」 グッズ

レネちゃん誤解よwww

このお話ちょっと感動してクスッと笑えるんです。

異母兄のサンスが亡くなって、レネを二人の子として育てると決めたリカルドとシオンでしたがちゃんと親になってました。

魔法で流行り風邪を治せるのに、子どものレネには免疫力が必要だと敢えてそのままにして看病していたことに、なるほどと納得しました。

熱に魘されて辛そうなら、ついつい手を出してしまいそうになりますが、シオンは三日間レネを自分の…

0

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

安心安定の沙野先生!

発売前に沙野先生が「魔女でもちゃんとBLです(笑)」とコメントされていたのがこの作品。予約をして届いた表紙を見て、あれTL? と思いましたがキチンとBLでした! 表紙は超絶美女に見えるシオンですが、挿絵は女性のような美しさを持ちながらも手とか首まわりはちゃんと男の人でした。Ciel先生の美しい絵と沙野先生の巧みで淫靡な文章。まさに最強タッグです!
ストーリーはファンタジーの愛憎劇というのでしょう…

4

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

萌えという点で

「沙野さんのお話には評価を高くつけすぎるんじゃないか?今作こそは控えめにしよう」って思っていたんですよ。「ファンタジーはそれほど得意じゃないしね」って。
でも結局、途中で異様に盛り上がってしまった……闘っていたわけじゃないんですけど、敗北感が凄い。

何にそんなに盛り上がっちゃうかと言えば「ダメよダメダメ」なんじゃないかと思うんですね。沙野さんはそういう状況を作り出すのがとても上手い。
そ…

13

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

いやぁ流石でした

実は「なれの果ての、その先に」を積んでるんですが、タイトルとあらすじに惹かれてこちらを先に読んでしまいました。

いやぁ流石でした。「最後までどうなるの?」ってページを捲る手が止まりませんでした。
でも四六判って立派なだけに握力が必要だし、ノンストップで読んでると腕が痺れてきて辛いんです。


リカルドもシオンも真面目で他者を思いやる事が出来る人物で、とてもお似合いだと思いました。

7

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

憎しみから咲く愛

沙野風結子 先生作品の安定感への圧倒的安心感は今作も健在
今作は眠りの森の美女をモチーフにした魔法ファンタジー


国を滅ぼすと言われている最後の魔女(男)シオンを目覚めさせたのは八十禍王子と呼ばれる呪われた国の呪われた第二王子リカルドだった。
シオンを目覚めさせた時リカルドは問う。
「ともに国を奪うか、ともに国を滅ぼすか。選べ」と。

片や憎しみに目覚め、片や傲慢な視線で下ろし見…

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