佐倉朱里さんのレビュー一覧

緋色の海賊 上 小説

佐倉朱里  櫻井しゅしゅしゅ 

楽しい!

海賊モノの小説を初めて読みました。魅力的なキャラクターも起承転結が分かりやすいお話も、まさに海洋冒険活劇でとても面白かったです。

主人公は、フリゲート艦《インヴィンシブル》を率いる英国海軍将校のキャプテン・コリンズと、カリブ海にその名を轟かせる《ルビー・モーガン》号の船長である海賊・山猫ことキャプテン・スカーレット。二人の出会いから始まる様々な冒険と、情熱的に刹那的に交流しながら深まっていく…

1

三希堂奇譚 小説

佐倉朱里  小路龍流 

うーん

二段でボリュームがあるのに、性描写とか省略されてるところが多いので……省略するならそのシーンなくても良かったんじゃ?って思っちゃいます。

男に拉致されて蹂躙されたところを輝耀が洗ってくれて一時間、二時間も耐えるというシーンというか数行で終わってます。

翡翠が耐えたシーンとかちゃんとあったら萌えたような気がします。

性描写の数は多いけど一つ一つが本当に短い。
その短さなら、なくて…

0

月と茉莉花 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

新装版

好きな作品です。旧版も持っています。
描き下ろしがあるとのことで購入しました。

「誰にも必要とされなかった私を、太子は求めてくれた」
好きなセリフの一つ。

この小説がきっかけで月心のような境遇の受けが出てくる作品を買い漁りました(笑)

月心も大牙も好きなキャラだけど、火鳥がなんとなく好きなキャラだった。
大牙の学友で大牙への「言うことは言う」的な遠慮のない立場が好きだったの…

4

月と茉莉花 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

大きな世界観

ノベルズから文庫版になっての登場ということで
気になっていたので手に取らせていただきました!

攻め様は、受け様の国を滅ぼした暴君な太子ですが
受け様に触れていくうちに心惹かれていく方です
非常に愛情表現がへたっぴなために受け様に勘違いさせたり…

受け様は、攻め様に国を滅ぼされた公子で盲目
心やさしく攻め様を癒してくれます
攻め様に無理やり…ですが、攻め様の不器用な愛情に心ひか…

2

月と茉莉花 -月に歩す- 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

静かな余韻

中華風の引き込まれる世界観の作品。
二巻目で少々中だるみというか、
面倒臭いバカップル化してきていたのだが
そこを越えて最終巻は、美しい世界観が保たれた
余韻の残る終わりだった。

新興の琰国の太子・大牙と、
琰に滅ぼされた湘の国の公子、盲目の麗人・月心の恋。

大牙はずいぶん大人になって落ち着いた雰囲気、
月心も控えめなところは変わらないながら
もともとあった芯の強さがプラ…

7

月と茉莉花 ~羞花閉月~ 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

ナンチャッテどころでない中華風BL

『月と茉莉花』の続編で、文庫化したものです。
これから読まれるならば、文庫版の方がお勧めです。
もうすぐ三巻の文庫版の発売なので、慌ててこちらを読みました。

**********************
受けは湘国の盲目の元公子、月心。
湘が琰国によって滅ぼされ琰の虜囚となり当初は無理矢理に大牙に抱かれていましたが、現在は心を通い合わせ離宮で大切に保護されています。

攻めの大牙…

2

眠り姫とチョコレート 小説

佐倉朱里  青山十三 

そのまま男前受けだったら……


苦手な分野かもしれないと思いながらも、青山十三先生のイラストが好きなので読んでみました。

おねぇ系は嫌いじゃないけど、BLでおねぇ系が主人公になると趣旨が少し変わるんじゃないかと……。
BLとは言い切れないなと自分は思います。

BLゲーム 神様(仮)のおねぇキャラ ウサコママは好きです。
でも、やっぱり、脇役だから光って見えるんだと思います。

黒田は恋愛でも苦労していて切…

2

月と茉莉花 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

設定上での無理ない俺様って心地良い

ずっと読みたいと思っていましたが、出来れば文庫版が良かったのでちょっと入手が遅れてしまいました。
2003年にノベルズで発行されていた物に書き下ろしを加えた、文庫版となります。

**********************
受けは湘国の公子、月心(水月)。
一年前、祖国は琰国によって滅ぼされたために虜囚となり、今は大牙の預かりとなっています。
幼少時から盲目で、国では忘れられた存在で…

3

三希堂奇譚 小説

佐倉朱里  小路龍流 

あああ!勿体無い!

このタイトルで、筆者は佐倉さん、
舞台は22世紀の中国……そして骨董店、となれば
おのずと期待は高まろうというものだが、結果は空振り。

短編が3つとSSが一つ。
最初の二編は、曰くありげながらジェントルな青年実業家・輝耀と
彼の骨董店の店主を任されている、邪眼を持つ美貌の青年・翡翠の話。

何が空振りって……
宇宙開発とかって言葉は出てくるものの
街の風俗や生活ぶりはむしろ2…

2

月と茉莉花 ~羞花閉月~ 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

美しい世界観を楽しむ、べし。

雪舟先生の挿絵も麗しく、名作の誉れの高い古い作品の文庫化、
その二巻目。
旧版は未読、この文庫化で初めて読んでおります。

          ※   ※   ※

風情のある中華風の世界観の中、
太陽のように強くエネルギーを持った新興の琰国の王子と
琰に滅ぼされた歴史ある湘の国の盲目の公子の恋。
前巻で互いの気持ちは確かめあって、その後の二人。

故国では亡き者のように扱わ…

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