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英田サキ えすとえむ
甘食
ネタバレ
これは数年前のハーレクイン・ラブシックの超訳シリーズ。海外BL作品の元の翻訳があってさらにそれを日本のBL作家が超訳する…というよくわからないシリーズ。手間かかるし元の翻訳者に失礼じゃね?とも思ってましたが、今回は「デッドロック」シリーズで外国人が主役のお話も読み慣れてる英田サキ先生の文章だからか読みやすくて話にどんどん引き込まれました。 19世紀オーストリアと戦争中のプロイセン(今のドイツ…
えすとえむ
Sakura0904
◆ユラン 私は冒頭を飾るこの作品が一番お気に入り。宦官と皇帝の、身分違いの恋。絶大な権力を手にしても、たった1人の男を手に入れられないもどかしさ。私はあなたのものだと言うくせに、位の高いあなたには触れられないとも言うユラン。彼に殺されるなら本望だとまで潔い愛を見せつけた皇帝が、終始美しかったです。一旦バドエンかと思わせて、ハピエンだったところも憎い演出でした。 ◆クシュ 兵士のハカン…
L.B.グレッグ えすとえむ
lily12
海外特有の雰囲気と掛け合いが楽しい作品。おおまかなストーリーは、NYのギャラリーで盗まれたアート作品とそれに付随して起こる脅迫事件に主人公が巻き込まれていく、というミステリーもの。 主人公のシーザーはアートギャラリーに勤めるイタリア系の青年。クセのあるサブキャラ達に振り回されるのですが、悪態をつきながらも何だかんだ手を貸しちゃうお人好し。 読者に親しまれやすいキャラクターで、彼の一人称で進…
あさだ2枚
えすとえむ先生のデビューコミックス「ショーが跳ねたら逢いましょう」収録の「Rockin in my head」完全版です。 「cafe et cigarette.」の前日譚も収録されています。これも好きだ〜〜 ◾︎ビリー(ギター)×ニック(ギターヴォーカル 自由奔放) このCPもいいけれど、ピート(ビリー憧れのバンドのヴォーカル)とジョー(同ギター)の関係も最高。 「ショーが跳ねたら〜…
これがデビュー作とは…すごいですね。 えすとえむ先生の作品は、先生しか描けないと思わせるところがすごい。 この一連の短編集もそうですが、えすとえむ先生の作品はストレートに表現するより行間を読むよう求められたり、一定の教養が求められるところがあるので、その全てを理解できているかというと正直自信がありません。自分がもっと追いつけたら、神評価にすべき作品だと思う。 かつ「エイジ・コールド・ブル…
ドラマティックな作品です。 えすとえむ先生のストーリー展開は、他と一線を画すお洒落さですね。BLマンガというより青年誌の雰囲気。まさに今は青年誌に移られていますが。 どれも眩しいほどのハッピーエンドではありません。だからこそ続きを考えて楽しめるというかこの先に広がりがあるというか、完全に閉じきっていないからこそ余韻が一層楽しめます。 表題作のおまけが最後にあったのは嬉しかった!けれど…
非BL作品扱いの単行本ですが「はたらけケンタウロス」を読むとさらに楽しめると思います。 もちろんこちらだけでも!こちらも真中心のBLかというと、ニアBLの作品も多いかもしれない。 少しですが馬の交接シーンがあるので、苦手な方はご注意を。好きな人から見たらなかなかないBL漫画で感服ですが。 ケンタウロスというだけでかなり異色で捻った物語が作れますが、寿命設定まで加わったら心抉られるしか…
非BL作品になるのね!「equus」も合わせてぜひ 出落ち、あるいはやったもの勝ちのネタかもしれませんが、なかなか思いつく方もいないのでは。 馬を描く画力も必要ですし、ともすれば笑いだけになってしまう要素を、感動にも繋げられるえすとえむ先生の凄みを感じます。ケンタロウシリーズで世界観をコミカルに伝えた後の短編もいいんですよ… えすとえむ先生が"やったもの"になってくれ…
刺さる…セリフの1つも、セリフのないコマもとにかく刺さる。「藍」や「ズレちゃいけない」に込められた思いがびしびし伝わります。 ・大青(藍染を営む実家の実子 兄) ・紺太(義理の弟) 大青の会社員時代に男性とホテルにいるシーンが妙に生々しくて好きでした。直接的描写はないのですが、あぁ大青はゲイなんだなぁというのが伝わってきて。 最終話のラスト、大青の穏やかな笑顔に胸が熱くなる。 BLら…
えすとえむ先生の中でもかなり好きな作品。 アパートメントで暮らす住人たちを描くオムニバスです。 物語がテーマになっています。どこまでが作品の中のノンフィクションで、どこからがフィクションかは分かりませんが、どこまでも皆が幸せであるといいのにと願う作品です。読後感も大変いい。ただ完全なる幸せに包まれるというよりも、少しの寂しさが残ります。 映画っぽい、作品のことを思えば小説っぽいというのが…