えすとえむさんのレビュー一覧

equus コミック

えすとえむ 

異種間の愛はどうしてこうも美しいのか

 世界観が本当に素敵ですね。えすとえむ先生のタッチにもよく合っている。関連作品に非BLの『はたらけ、ケンタウロス!』がありますが、世界観が同じなだけで、あちらで登場したキャラがこちらにも登場するということはありませんでした。あちらはケンタウロスと人間との健全な絆を描いたもの、対するこちらはケンタウロスと人間、もしくはケンタウロス同士の愛を描いたものということですね。私はこの独特の雰囲気が好きなので…

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非BL作品

はたらけ、ケンタウロス! 非BL コミック

えすとえむ 

ごくごく普通のケンタウロスとは

 数ある生き物の中からなぜケンタウロスを…と戸惑いながら読んだんですが、なんでしょうこのしっくり感は。犬猫を除けば、やはり人間と最も密接に関わってき動物は馬だからかもしれない、なんて思いました。厳密にはケンタウロスと馬は別物なのだけれど。人間社会に溶け込もうと必死で働く彼らが本当に存在しているように思えてくるんですよね。

 そして、とても愛おしくも感じました。一生懸命な表情と、必死に上半身を…

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恋のしっぽをつかまえて 小説

L.B.グレッグ  えすとえむ 

NYのアートシーン!

モノクローム・ロマンス文庫2冊目の出版だった本作。
このシリーズは、ほぼ全部読んでいるのですが、この本だけどうも手が出なくて。

合衆国の素人探偵はどうしてこうも『ぼやき君』が多いのでしょうかね?
私はこの『シニカルな自虐を飛ばしながら頑張る素人探偵』が大好きなのですけれども。
本作のシーザーも例に漏れず、クローゼットに隠れたまま自分との恋をない事にしてしまっている(おまけに俳優として成…

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海に眠る 小説

葛城ちか  えすとえむ 

耽美の雰囲気が味わえます

独立した3作品が収録された短編集。
小説の短編集は珍しい。
以前にBLニュースでおススメされていたのを見つけた。
何というか、やっぱり時代を感じる。
文庫化されたのは10年前だけど、その時点で、BL以前の耽美の香りを持った過去の作品を集めて書籍化されたらしいので、初出はさらに10年前後遡る。
平成も終わろうとしている今のBLの基準や気分からは、表題作の設定も結末も、まず、各方面から許して…

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「情熱の国で溺愛されて」購入特典・書き下ろしペーパー グッズ

「恋するマタドール」その後

クリスティアーノと付き合うようになってから怪我をしなくなった流依。
それは数週間前、マスコミの取材で起きた出来事。
流依の怪我の説明をしながらクリスティアーノが、その場でこっそり絶妙に流依に刺激を与える悪戯をしかけ、この上なく恥ずかしい思いをしたからです。二度と怪我をするかと決意する流依。

図らずも辱めを受ける流依の様子が何とも言えず、二人の攻防はある意味微笑ましいです。
クリスティア…

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情熱の国で溺愛されて 小説

華藤えれな  えすとえむ 

騎馬闘牛士は初めて知った

華藤えれな&えすとえむのスペイン闘牛物と言ったら、これはもうお馴染みのテッパンです。
美貌の闘牛士に絡むのが医者だったり医学生だなんて設定も、これもお馴染みな感じで、そんなテッパン作品が2作品に加えて、ちょっと毛色の変わった、騎馬闘牛士と馬のお話の詰め合わせ。
短編のオムニバス形式なので、それぞれの作品がちょっと駆け足なのがちょっと物足りないともいえるし、ギュッと濃縮された違う味わいのエッセン…

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情熱の国で溺愛されて 小説

華藤えれな  えすとえむ 

スペインオムニバス

スペイン舞台で闘牛士が題材のオムニバス3編。
それぞれトーンが違っているので華藤えれな先生の作品がどんなのか知りたい人にも良いかな~と。
そして、スペイン&闘牛愛に溢れる作品でした。細かいディテールやリアルさからもそれが感じられました。どの作品もエロシーンは少ないですが、スペインの気候や匂いが感じられ濃密濃厚です!

「情熱の国で溺愛されて」
成分は少なめですが、表紙のちみっこ君…

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情熱の国で溺愛されて 小説

華藤えれな  えすとえむ 

スペイン男3点盛り

先生のスペインもの、久しぶりです。どんなだろうと思ったら、スペイン男3点盛りでした。萌えないタイプの男2、短くて萌える暇なしの男1であったため、すいません、中立です。マタドールがお好きだった方には、2編目がいいかもしれないです。おかしいなあ、マタドール好きだったのに。

1.書下ろし 表題作 70P超
  スペイン男(マタドール→フラメンコダンサー)と日本人(医大生、もうすぐ国家試験)のお話。スペ…

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情熱の国で溺愛されて 小説

華藤えれな  えすとえむ 

生と死。そして隣り合わせのエロス!!

こちら、闘牛士をネタとした中編が2作、短編が1作です。
テーマとしては「情熱」と「溺愛」そして「光と影」との事。
が、私個人としては、一番強烈に感じたのは「生と死」。そして隣り合わせのエロス!!
何故、生と死の狭間と言う極限状態で求め合う男達は、こんなに色っぽいのか・・・!! ホント、最高じゃないかよ。


「情熱の国で溺愛されて」
医師国家試験を控えた医学生・那月。
兄の遺品を受…

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情熱の国で溺愛されて 小説

華藤えれな  えすとえむ 

マタドールシリーズのオムニバス集

表題作を含む中編が二作と掌編が一作が収録されている、マタドールシリーズのオムニバス作品集。シリーズのイラストが朝南かつみさん→葛西リカコさん→えすとえむさんと、個人的には大好きな方ばかりで、特に今作は垂涎ものです♡
(6/11追記:レビュー投稿当初、第一作目の挿絵担当を誤って小山田あみさんと書いていました。大変失礼しました。)

「情熱の国で溺愛されて」

医者一家の末っ子で医学生の那月…

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