えすとえむさんのレビュー一覧

恋のしっぽをつかまえて 小説

L.B.グレッグ  えすとえむ 

アメリカンコメディ

一昨年、オークラからスラッシュの和訳モノが数冊出たが、今回これを読んでみて、あれはかなり日本のBLに近いファンタジーだったんだな~とその違いを感じた。
ではこのモノクローム・ロマンス文庫で出たものは、というとかなりゲイものなのです。
登場人物がゲイなのでもちろん恋愛観というより思考がゲイ思考で存在しており、日本のBLのように恋愛の機微や心の動きなどを期待するとちょっとハズす方が多いかもしれない…

8

equus コミック

えすとえむ 

期待しすぎていたのかも…


このBLがすごい!でも紹介されていて、ケンタウロスという新しいジャンル、人外萌えの私にとっては手に取らざるを得ない作品でした。
そのためか妙に期待してしまっていて、読んだ後に満足しませんでした…

もしえすとえむ先生がケンタウロスを長編で描いていくれていたなら…それはそれはもうこの上ないものとなったと思います。短編、というのがあまり感情移入できない原因です。しかしえすとえむ先生の目のつけ…

2
非BL作品

うどんの女 非BL コミック

えすとえむ 

うどんが大好きな私が通りま~す(*゚-゚*)

UDONそれはまるで深海のごとくあるいは大山のごとく奥深い食べ物で以下略・・・
うどんと言えば讃岐うどん以外認めないんだから!

ってかこれBLじゃないじゃん!wwwもちろん分かってて買いましたよ^^;
でもお話は良かったです。普通に読み物として面白かったです。
主人公が35歳で~とか、そういうのがお好きな人には楽しめそうです。
青い果実より熟れた果実がお好みなら、ぜひ(笑

しか…

0

equus コミック

えすとえむ 

不思議な世界

最初、ケンタウロスと恋ってどういうことなの...と興味本位で購入してみました。
ですが、案外切ない感じの描写が多く、新鮮でした。

はっきり言って、最初はちょっと戸惑いました。
なんの違和感もなくケンタウロスと共存してるのか、
人間と違う扱いなのか、なんなのかよくわかんないな。と思ってました。

しかし、Leopard を読んできたころには慣れて、
むしろしっかり約束を果たして帰っ…

2

ハッピーエンドアパートメント コミック

えすとえむ 

素敵なハッピーエンド。

難解そう…わたしに分かるかな?
えすとえむさんの本は気になっていながら、そんな理由で手を出さずにいました。
でもこちらの本、タイトルには “ハッピーエンド” の文字があるし、
表紙は、素敵な日常を切り取ったような絵。
これなら大丈夫かなぁと読んでみました。

この本しか読んでいないので、
これから読んで正解だったのかは分からないですが、
手にしてよかったなぁと素直に思える一冊でした…

3
非BL作品

Golondrina ゴロンドリーナ 2 非BL コミック

えすとえむ 

まっすぐに正面を見据えるチカの眼が美しい

表紙!カッコいい。

正直なところ、一巻は物語の枠組みを提示しただけという感じで、
しかも青くて直情で、余人にはよく分からない理屈でのチカの闘牛士修行の開始だったが、
この巻でその背景にあった彼女の過去が明らかになる。

チカという名前の意味、マリアとの関係…
ゲイの友人セチュや、ヴィセンテについても彼らの持つ葛藤が見えてくる。
「闘牛場はお前の死に場所じゃない、俺たちの生きる場所…

2

やがて、藍になる コミック

えすとえむ 

愛は藍の違い

 藍染め工房を継ぐ紺太のところに、大青が帰ってきます。
 二人は血のつながった実の兄弟ではありません。大青が、この気持ちが一ミリもずれてはいけないなどと、自分の気持ちに蓋をしてしまうあたりはちょっとじれったさも感じました。しかし、物語後半で紺太は別の工房へ行ったり、姿をくらましてみたりと、物語から遠離ってしまうのです。

 全体的に、淡々と物語が進み、台詞もとても落ち着いた印象です。日常の喜…

0

クシュラル コミック

えすとえむ 

切なく美しい異国の物語たち

表紙の青の鮮やかさがまず眼を惹く。
カバーを外すと、それはそれでまたきれいな唐草模様。
とにかく服装も建物も素晴らしく、モノクロなのに色が強く瞼を刺激する、
そういう意味では、えすとえむさんの面目躍如という感じがする作品。

クシュラル(kuşlar)とは、トルコ語で「鳥たち」という意味だそう。
実際には鳥は出て来ない話もあるのだが、
鳥籠に囚われ、そこから羽ばたき、番うイメージなの…

4

クシュラル コミック

えすとえむ 

トルコという籠の鳥たち

トルコを舞台に、帝国時代から現代までのオムニバス短編集。
表題は、【ユラン】のその後日談のお話。
全てを読んで感じたのは、多分共通しているのは、ただトルコが舞台というだけではありません。
トルコという国に囚われている者たちの物語ではなかったのかな?と。
ただ簡単に舞台をそこへ据えただけなら誰でもできる異国もの。
そこに民族性を感じることができる部分が素晴らしのです!
どの話も胸にジーン…

5

クシュラル コミック

えすとえむ 

この本はむずかしい。

バリバリのイスラム教国でありながらヨーロッパのテイストもそこはかとなく感じるトルコという国を素材に置いた勉強量を感じます。

感じますけど・・・この本、私には難しかったです。
どういう本として読めばいいのか、読みながら戸惑った次第。

細かい所を例にとるようですが、たとえば宦官のユラン。
この本を手に取った時は表紙のスカートの子がユランなのだろうと思ったのです。

でも実際のユラン…

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