えすとえむさんのレビュー一覧

恋のしっぽをつかまえて 小説

L.B.グレッグ  えすとえむ 

Trouble With My Business

思ったよりも手早く読めたその後真っ先に連想したのは
アメリカンホームドラマ…と言うかソープオペラのあちこちに
挟み込まれる笑い声の効果音。
はて、評者は仮初にもロマンス絡みのミステリを読んでいたと
思ったのですが違ったのでしょうか?

愛を交わす場面を挿絵に頼らず文のみでしっかり刻み込もうと
言う押し切りの強さはお国柄と言うべきでしょう、多分。
多彩な言葉で綴られる読者もつい頬を染…

5

クシュラル コミック

えすとえむ 

トルコへ行く前と行ったあと

たまたま、イスタンブールへ行くことになり、腐友から借りた一冊。
【渡航前】
ふーん……。ま、トルコったって政教分離国だしなぁ。
ふむふむふむ、とフツーに読んで終了。
【渡航後】
いや、これめっちゃわかるわー!!!!!w
広大すぎるほど広大なトプカプ宮殿、幻想的なブルーモスク、
坂道だらけで迷路のような街をさまよっていくと、
この作品の深い味わいがよくわかります。
作者のイスタンブ…

4

ハッピーエンドアパートメント コミック

えすとえむ 

それぞれのドアの向こうに、それぞれのドラマがある。

CALLE FELIZ(カジェ・フェリス/西語)=Happy Streetの突き当たりにあるアパートメント。
売れない小説家のルカは一緒に住んでいた恋人に部屋を追い出されて、
このアパートを見に来る。
部屋はもう満室になっていたのに、何故か大家のハビ(DJ)に強く請われて、
彼と同居することに…

ルカは、編集者に「ハッピーエンドの物語」を書くように言われるが、
でも自分がハッピーじ…

4

ショーが跳ねたら逢いましょう コミック

えすとえむ 

陰影の深い絵と心

えすとえむさんの初期のBL短編集。
独特の陰影の濃い絵、ヨーロッパ的な雰囲気、思わせぶりな会話。
その後華やかなに開花する作者の個性が、よくわかる作品だ。

短編は全部で7つ、うち連作が2つあり全部で5つの世界。

「カーテンコール」・「ショーが跳ねたら逢いましょう」
自分のダンスを見にくる途中で事故にあった母の死をきっかけに、
踊れなくなった天才ダンサー、テオ。
逃げてきたハリ…

3

equus コミック

えすとえむ 

異形のもの、ケンタウロスの美しさよ!

『はたらけ、ケンタウロス!』と同じく、
ケンタウロスと人間が共生する世界でのオムニバスだが、
ギャグテイストのあちらとはかなり異なる雰囲気。
まず上質の絵本のような、非常に美しい表紙に目を奪われる。
良作ともアイデアやストーリーの秀逸さは勿論なのだが、えすとえむさんの高い画力あればこそ。

全8編、それぞれ馬の毛色の名前から取られたタイトルがついている。
ケンタウロスと人間が共存する…

6
非BL作品

はたらけ、ケンタウロス! 非BL コミック

えすとえむ 

がんばれケンタウロス!

同じくケンタウルス物の『equus』が耽美な雰囲気のとは対象的に、
笑いありツッコミどころあり、の漫画。
帯の惹き文句「ケンタウロスと友好的な関係を築くための注意」から爆笑する。

現代社会で普通に働くケンタウロス…というネタだけでおおっ!と思うのだが、
通勤の問題やら、「ケンタウロスのトイレはアイドルのそれと一緒です」とか、
もう可笑しいったら!

前半はひたすら可笑しくゲラゲラ…

4

恋のしっぽをつかまえて 小説

L.B.グレッグ  えすとえむ 

お国柄の違いを感じる作品

アメリカンテイストのこの作品とえすとえむさんのイラストがガッチリマッチしていて、
テンポの良いコミカルな作品とのコラボはかなりしっくりくるような感じですね。
海外ものは随分前に何本か読んだことがあるのですが、今回のこの新創刊の作品、
海外BLのモノクローム・ロマンス文庫として2冊同時発売の1冊なのですが、
この作者さまはゲイミステリーの先駆者的な御仁なのだそうで興味深いですよね。

内…

7

恋のしっぽをつかまえて 小説

L.B.グレッグ  えすとえむ 

アメリカンコメディ

一昨年、オークラからスラッシュの和訳モノが数冊出たが、今回これを読んでみて、あれはかなり日本のBLに近いファンタジーだったんだな~とその違いを感じた。
ではこのモノクローム・ロマンス文庫で出たものは、というとかなりゲイものなのです。
登場人物がゲイなのでもちろん恋愛観というより思考がゲイ思考で存在しており、日本のBLのように恋愛の機微や心の動きなどを期待するとちょっとハズす方が多いかもしれない…

8

equus コミック

えすとえむ 

期待しすぎていたのかも…


このBLがすごい!でも紹介されていて、ケンタウロスという新しいジャンル、人外萌えの私にとっては手に取らざるを得ない作品でした。
そのためか妙に期待してしまっていて、読んだ後に満足しませんでした…

もしえすとえむ先生がケンタウロスを長編で描いていくれていたなら…それはそれはもうこの上ないものとなったと思います。短編、というのがあまり感情移入できない原因です。しかしえすとえむ先生の目のつけ…

2
非BL作品

うどんの女 非BL コミック

えすとえむ 

うどんが大好きな私が通りま~す(*゚-゚*)

UDONそれはまるで深海のごとくあるいは大山のごとく奥深い食べ物で以下略・・・
うどんと言えば讃岐うどん以外認めないんだから!

ってかこれBLじゃないじゃん!wwwもちろん分かってて買いましたよ^^;
でもお話は良かったです。普通に読み物として面白かったです。
主人公が35歳で~とか、そういうのがお好きな人には楽しめそうです。
青い果実より熟れた果実がお好みなら、ぜひ(笑

しか…

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