冬斗亜紀さんのレビュー一覧

狼と駆ける大地 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依  冬斗亜紀 

ハスキーとセントバーナード

シリーズ5作目。群れの存続に関わる深刻な問題に立ち向かう話だが、鬱々とした雰囲気はなく、さくさく読めた。
今作のメインキャラは二人ともたぶん初登場で、ストーリーは独立している。とはいえ、前作までの登場キャラが何人も専門分野で活躍しており、軽くキャラの復習をしておいた方がスムーズに読めそう。あ、お騒がせリリーは今回お休み。

メインカプは内気なジウスと野生味あふれるティモ。アラスカの小さな群れ…

4

帰郷 小説

ベッカ・シーモア  Dite  冬斗亜紀 

愛か夢か。オレかオレ以外か。

ってまた言ってしまった。
モノクロームロマンスの電子短編小説。

8年ぶりに2週間の休暇で故郷のオーストラリアに帰郷したNASA勤務の地質学研究者・ショーン。
故郷で再会するのはずっとずっと恋している相手・幼馴染のミッチだ…

さて、この作品の空気感はやはり日本の小説群とは大きく違いますね。
ショーンの家族は全員、両親姉弟甥っこに至るまで全員が、ショーンがゲイでミッチが好きなことも知…

1

狼と駆ける大地 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依  冬斗亜紀 

シリーズ5作目

そういえば遂に日本語タイトルからHOW TO要素が消えたな。
HOW TOシリーズ大好きで、既刊も読み返して挑んだこちら。今までとだいぶ雰囲気が変わって、ずっと神評価にしてましたが迷いに迷って萌2に…
シリーズ既刊との大きな違いは、主役が2人とも生まれながらのクイックである点。今までこのシリーズから感じてきた面白さの要素である、マッドクリークの面々の剽軽さであるとか、クイックに成り立てである…

2

狼と駆ける大地 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依  冬斗亜紀 

野生

シリーズ買い。犬に対する愛が深いのは、これまで同様なのですが、いまいち二人の恋には盛り上がれなかったので萌にしました。犬を愛してやまない方、アラスカの大自然大好きな方でしたらおススメ。日本のBL王道路線なんでミリもかすめていないモノロマ路線おっけーな方でしたら大丈夫なのかも。本編380P弱。

林業会社で働いていたのをやめ、マッドクリークに戻ってきたものの、大勢の人が苦手でずっと引きこもってい…

4

狼と駆ける大地 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依  冬斗亜紀 

そう来たか!

発売される度に楽しみにしているシリーズです。今回はランスの幼馴染みのジウスが主人公のお話ですが、今までの作品に彼が登場したのか記憶には残っていません。
彼は他のクイックたちと違い騒がしいのが苦手で自然と野生動物に心惹かれる優しい人物でした。そんな彼が使命感を感じて頑張っているのがマッドクリーク捜索救助隊の仕事なんです。

そしてジウスがアラスカで起きた地震に派遣された時に出会ったのが、もう1…

6

マーメイド・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

FBI捜査官のバディもの、年の差美味しい

同じ作者様の「アドリアン・イングリッシュ」がよかったので読んでみたシリーズです。

映画を見てるみたいな感覚で楽しめました!
FBI捜査官のバディもので、年の差もあり上司と部下って感じがおいしいです。
攻めのサムがヒーロー感があって格好良く、仕事に人生捧げてますって感じのキャラなのですが受けのジェイソンに惹かれてジェイソンのことばかり考えるようになった自分に危機感を抱く感じが美味しいなって…

2

マジシャン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

アブラカタブラ!

アブラカタブラで達する作品を初めて読みました。コメディだよこんなの。"マジシャン"だからと気づいたのはこの1冊の中におまじないの言葉がいくつか出てきたからです。アブラ・ファッキン・カタブラ

「ウィンターキル」を読んでから読むことをオススメします。「クリスマスの航路」の主役もチラッと登場。
相変わらず面白くて神評価ですが、ジェイソンがホワイトボードを見た時の反応がどうもし…

4

モネ・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

タキシードスーツにFBIの防弾ベスト

ウィンター・キルを並行して読むと幸せになれます。自分は先にウィンター〜を読んでいたのでこちらを読んだ後すぐに読み返しました。今読み返したら神評価にしておけばよかったと後悔。

1巻の最後のセリフで湧き上がっていたらサムに…ケネディに奈落に突き落とされる。ええいジョシュ・ラニョン先生の攻めはいつも煮え切らないわね!攻めと書いてしまいましたが、今回サムは年下にお尻を差し出す側です。それなのにセック…

3

マーメイド・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

シリーズ1巻目

ジョシュ・ラニョン先生の未読作品がなくなってしまうので長らく読まずにいたこちらについに手を出します。

アドリアンシリーズしかりフェアシリーズしかり、ラニョン先生の作品ではお馴染みの言葉少なでグラマラスかつセクシーな攻め×多弁で首突っ込みたがりで庇護欲を刺激される受け…そう、これが読みたいんだ。あと相変わらずのアフターシェーブローションの香り。

分厚いかなと(電子書籍だけど)思いましたが…

3

マジシャン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

何をしてもギャップ萌えを生む男

シリーズ三作目。完結を待てず読んでしまった。
今作は襲われたジェイソンが療養休暇に入り、サムの実家で過ごすお話。大まかな流れはシリーズのパターン通り。サムがびっくりするほどのギャップ萌えを放ってくる、お決まりの萌えシーンもあって嬉しかった。

療養といってもジェイソンは事件に関わっていくし、サムはジェイソンを襲った犯人探しに必死になっている。
が、それよりも胃がキリキリしたのが、サムの母親…

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