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7/9(合計:83件)
寺崎昴 笠井あゆみ
fandesu
ネタバレ
私は初出版のこちらではなく、短編売りだった『トランスバース~完璧なαの抱かれ方~』を先に読みました。どちらの作品にも一本、太い芯が通っていると思ったんですね。それは『自分らしく生きる』っていうテーマなんだろうと思います。 でもね、お話のテイストとして、大きく違う所があるのよ。 こっちのお話の方が、作者の語り口がウキウキしている様な気がするのよね。 いや、お話は『先天性獣化症』という、…
寺崎昴 yoshi彦
ぴれーね
デビュー作である「ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~」がとても好みだった為、スピンオフであるこちらの発売も楽しみにしていました。 で、今回も、すごく優しいし心に響く素敵なお話なんですよ。 幼い頃の経験から大の犬嫌いの主人公・寿近。 新しく異動となった営業所での取引先社長・洞ケ瀬ですが、なんと苦手な黒柴の獣化症患者だったんですね。 ところが、あからさまな恐怖心を見せと失礼な態度を…
ポッチ
作家買い。 『ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~』と同じ世界観のお話で、獣人シリーズの2作目に当たります。同シリーズではありますが、続きものではないので前作未読でも問題なし。これ単体でも読めます。が、世界観というかバックボーンは前作と同じなので読まれていた方が分かりやすいという点はありますし、前作『ギフテッド~』の攻め・祭くんの小学校の時の同級生という人物が登場したり少しだけですが前作の主人…
寺崎昴 水綺鏡夜
主人公のふたりが互いに対等でいたいと願う気持ちが良く解る。 オメガバースでトランスを書くというのも『自分らしく生きる』ことを書きたいんだな、というのが伝わる。 どちらかが勝手に自分の気持ちを押し付けるのではなく、話し合うところは話し合い、互いを信じあっているのが素敵。 そして、何と言ってもこのふたりはカッコいい。 何から何まで私好みのお話なんですけれどもね……って言うか『その所為で』な…
ちゅんちゅん
遺伝子異常で獣人に姿の大学生が諦めていた伴侶を見つけるまで 「先天性獣化症」という遺伝子の異常で獣人の姿で生まれてきた大学生の祭(攻め)は母親から家庭教師のバイトを紹介されます。 担当するのは、高校から引きこもりになった母親の上司の息子・哲平(受け)。 引きこもりになった理由は聞かないというのが条件でしたが、なんらかの事情で深く傷ついているらしい哲平に対し、自身の経験も踏まえてうまく勉強…
atyanmama
帯の段階で獣人がBLの設定でよくある獣人ではなくギフテッドと言うタイトルから落ち着くところはある程度推測された状態で読んでいました 話は一人称中心で非常にわかりやすく淡々と進んでいるのですが キャラの感情や行動、地の文にちりばめられた言葉や間が特別な言葉を使っているわけではないのにとても良くて コンプレックスを克服できない2人の感情がとてもよく表現されていて 切なさに胸が痛くなりすぎて何度…
よしぴす
祭がすごく良い意味で達観してます。 こう何というかバランス良く、自分の置かれた状況とかと折り合いをつけてる。 弟君も良い子です。ちゃんと自分で考えて判断して行動できる子です。お兄ちゃんのこと好きなんだなぁ。と感じました。 哲平君は可愛くて、頑張り屋さんです。 ただ、この先祭との交際にはこちらのご家族がかなりなハードルである事は間違いなさそう。 おばちゃんは心配です。笑 とて…
まみもまみ
表紙につられて買ったら新人作家さんということで、読んでいきましたが面白かったです。 今後も頑張ってほしいと思える完成度でした。 ただ、差別や迫害の話をやるならもっと深淵まで描いて欲しかったです。
けびん
ホントは萌えかなぁと思ったけど 笠井あゆみ先生のイラストが神100%で 神にしました! お話の内容は、設定は面白かったけど まぁ最初の方でこうなるんだろうなーと… イラストは素晴らしく、獣人の祭が素敵でヨダレ物でした!!
フランク
てっきりモロなファンタジー小説かと思ったんですよね。 だけど、読んでみたら違った。 「先天性獣化症」のため狼のような姿で生まれてきた攻めという点ではファンタジーです。 だけど特異な見た目のせいで「普通」から外れてしまっている攻めの祭が抱えているコンプレックスや劣等感。 それが決して特異な悩みというわけではなく、予想以上に等身大なんですよね。 大なり小なり、私たちが抱えているものと…