高緒拾さんのレビュー一覧

LoverS The 25th Anniversary Chara Label Anthology グッズ

商業作品番外編集

Charaさん25周年記念の小冊子。イベント売り実施中ですが、後で通販されるとのことです。コミック18作品、小説10作品。神だなあと思ったのは5つほどでしたので萌2にしました。お好きな商業作品が多い方はご検討いただいても良いのでは。

以下読んだもののみコメント、長文すいません。小説は全部三段組。
2,3,4、19、23(マジ神)が神でした。

1.恋をするなら二度目が上等 木下けい子先…

3

「玉の輿ご用意しました(1)」電子限定描き下ろし番外編 グッズ

美味しそうだよ、大人様ランチ

「玉の輿ご用意しました(1)」電子限定描き下ろし番外編となります。
4p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓




タイトル「大人様ランチ再び!」
本編で、子供の時に家庭が厳しくお子様ランチを食べたことのなかった印南にいわゆる「お子様ランチ」の大盛り版である「大人様ランチ」を作って出した青依。
この番外編では今度は中華風の「大人様ランチ」を作ったよ!というお話。
チャー…

4

梔子島に罪は咲く 小説

綺月陣  高緒拾 

梔子島のモデル

実存する島を題材にして、こんな事もあったかもしれない、というサスペンス浪漫でした。著者は、BL作家というより、社会派なのかもしれない。
著者の作品のシナリオのアイデアは、なにかの報道を読んで、ヒントを得ているようです。
「背徳のマリア」も、実際に「男性の出産は可能」という研究論文が報道にありました。この作品のモデルの島も実存しています。
誰も触れたがらないタブーに目を向けて、BLのテーマにす…

5

玉の輿ご用意しました(1) コミック

高緒拾  栗城偲 

よくある話だからこそ、攻めの変容を期待する

しまった〜失敗した…
(1)だったんですね。そして(2)がまだだったんですね…
高緒先生のファンで、キャンペーン中で、思わずポチったはいいが。この中途半端感…

内容は、ハイスペックの攻めが自分の車に当たり屋をした受けを恋人に仕立てるために、同居して色々マナー・教育等々を与える、はじめのうちギクシャクしていた2人だが次第に…
…というストーリー。
攻めの方はセレブだけど、子供らしい経験…

1

Chara BIRTHDAY FAIR 2020 Ⅱ キャラ創刊25周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

爆笑

ネタバレですので注意してください。



「俺のアオハルは渡さない」

相変わらずアオハルに拘る昴は文化祭当日に、実行委員になって落としもの担当の地味な場所にいました。

落ち込んで涙目の昴の元へ、陣内が衣装を持って来てくれました。
  
昴はメイド喫茶のホール担当と言われていたので、てっきりメイド服だと思っていたらキッチンの服で、疑問に思って陣内を振り返るとそこにはメイド服を…

0

嘘と楽園 コミック

沙野風結子  高緒拾 

主人公の嘘を一人だけ見抜く運命の相手

なんと沙野さん原作のコミックです!作画は高緖拾さん。
なんとも迫力のある絵です。

小学校6年生の時に施設で出会った吾形と啓人。
啓人視点で話は進みますがなんとも辛い境遇です。
後出しでさらに出てくる啓人の辛い過去。
でも彼は自分を責めて嘘で防御して。自分の居場所を見つけるんだって無理して。
吾形は最初からつっかかりますね。性欲をぶつけたり。

高校一年生の時に突然消えた吾形。置…

3

嘘と楽園 コミック

沙野風結子  高緒拾 

献身的な愛に震える

めちゃ良かった!
単巻なのであっさりしているのですが、本編後の描き下ろし漫画と書き下ろし小説が萌えの不足分をちゃんと補ってくれてます。

嘘で塗り固められた啓人。
でも、それは啓人の本質ではなく、環境による後天的なもの。 
啓人の本質と本音を見抜き、誰よりも献身的に愛してきたのがアガタ。
「一目惚れ」なんて言ってるけど、そんな簡単な言葉では言い表せないほどの自己犠牲と大きな愛を感じまし…

4

玉の輿ご用意しました 小説

栗城偲  高緒拾 

マイフェアレディの原案/「ピグマリオン」と比較するとオモシロイ

バーナードショーの「ピグマリオン」を思い出しながら読んだら、
この本に著者が仕掛けた秘密を見つけてしまった気分になってしまった。

読後の最初の感想は古臭い言葉でいうと、
「生きる智慧の学習/教育は無形の財産」「努力は無駄にならない」
・・まるで、格言の列挙になるけど、この小説が言いたいのはソレ?

▶「学ぶことで本来の自分を知った」青依
主人公の青依が印南と酒匂と出会う前は、ビッ…

5

箍冬 -cotoh- 小説

水原とほる  高緒拾 

続編も容赦ない痛さ

2004年刊、再読。
衝撃作『夏陰』の続編だが、この一冊も容赦ない痛さだった。
岡林も鬼畜一辺倒って訳ではなく、雪洋の様子を見ながら慎重に甘やかそうとする素振りもあるかな?って感じるものの、まだまだ痛いっす。

過酷な状況の中でも岡林に歩み寄ろうと、ようやく彼を「祐司さん」と呼ぶのに馴れてきたところだが、それでも二人の間柄は世間一般の夫婦とはかけ離れたものだ。
濡れ場も満載で、岡林は淫蕩…

1

夏陰 -cain- 小説

水原とほる  高緒拾 

"痛い"水原作品の原点

自分はよく水原さんの小説のレビューで「痛い」と騒いでいるが、その由縁となるのがこの一冊なのだ。
2003年刊、再読。
どうして当時新刊で平積みになっていたこの本を手に取ったか不思議だが、未だに手放さずにいるのもまた不思議なのだ。

何せ冒頭から初対面のヤクザ者にレイプされ、有無を言わさずに囲い込まれて同居を余儀なくされ、強引に周囲の者達にバシタ(ヤクザの奥さん)として認知されていく…
痛…

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