日月ニチカさんのレビュー一覧

ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

そして、物語は繋がった

上巻から引き続き。

自分の恋愛対象が同性であることを自覚しながらも
彼女のために必死に耐え続ける寛太が息苦しい…。

にもかかわらず、いざ寛太に誘いを拒まれてしまうとあっさりと
寛太の友人に乗り換えた彼女と寛太よりも彼女をとってしまう友人たち、
周囲の薄情さに反吐が出た。

さらに清と一緒にいるところを見られた寛太は学内でゲイであると噂され、
父親からは“男らしく”あることを…

0

ブルー・シーサイド・ドロップ 上 コミック

日月ニチカ 

出会い編

『ロング・ディスタンス・ロマンス』が好きで、
その前日譚にあたると聞いて迷わず手に取りました。

時間軸は上記の作品で登場する二人が出会った過去へと遡ります。
それぞれ寛太は中学生で、清は大学生。

港町で暮らす中学生・寛太はある日、海に落ちた大学生の清を助けます。
これが二人の出会いでした。

当時寛太には同級生の彼女がいましたが、
異性の恋人よりも同棲の先輩に惹かれている自…

0

ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

海が沁みた

だいぶ前に読んでこの2人の始まりをいつか読みたいなと思っていた作品がついに単行本化されました。すごくすごく嬉しいです。

読切の時には2人がここまでの年の差とは思っていなかったので最初は中学生!?と思って衝撃を受けたのですが読み進めていくうちにこの年齢差たる所以がすごくしっくりきました。
男の子が好きだという自覚がうっすらあってでもまだはっきりとはしていなかったから女の子と付き合いでも少しず…

0

ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

コミックスになって嬉しい!

上下巻まとめてのレビューです。
単話配信から読んでいたので、コミックスになって嬉しいです!

優しくて繊細な似た者同士の清と寛太が、出会えて本当に良かったなと思いました。

二人とも“普通”に生きるのが苦しくなって傷付きながらも、お互いを思いやりながら立ち上がっていく姿に、心から応援したくなりました!

寛太が涙ながらに言う「普通に生きたい」に胸が締め付けられました。
清の「お前は…

0

ディア マイ クリーチャー コミック

日月ニチカ 

好きすぎて感想書きづらいぐらい好き

ダークな内容とコミカルな絵柄のギャップがいいし
単純に見える受けが実は結構闇深かったり
サイコっぽい攻めが実は普通にサイコだったり
施設のこととか事件の事とかまだまだ引き出しが深そうで、もっと引っ張り出したいってもどかしさが最高。
ナオトが何かバカな事やらかすたび普通に痛い目に遭うのがたまらなく愛しい。ただの馬鹿に見えるけど実際はそれも自傷行為みたいなもんで
しっかり病んでて年季の入った…

0

ディア マイ クリーチャー コミック

日月ニチカ 

内容見て驚かされました

表紙からは判別できなかったわりと暴力やら執着やら裏の世界が激しい世界。同級生で再会(攻めは分かってて)して、借金を払ってもらった受け。その代わり攻めの言うことをなんでも聞く。幼い頃から受けに執着していた攻め。殴られることに快感を覚えていた受けは幼い頃に攻めに自分を殴らせていた。
血も出るしあいだあいだにしっかりとえろも挟み込まれ手錠ありきのセックスやら他、危ない世界絡みのいろんなことを……なんだ…

2

ディア マイ クリーチャー コミック

日月ニチカ 

表紙のポップさに騙される

日月先生の新刊!待ってました!
表紙の雰囲気からラブコメかなーとか思ってたらとんでも無かった笑
ノリとかは確かに軽いんだけど、その背景にある仄暗さが堪んないです。
いじめ下剋上、執着、裏社会、幼少期のトラウマ、M受け、親の借金…ドラマチックな要素てんこ盛りなんだけど、全てが上手く繋がっていてめちゃくちゃ面白かったです!!
正直言うとBL的な萌えは少なめ。しかしそれを超えるストーリーの完成度…

2

ディア マイ クリーチャー コミック

日月ニチカ 

ダークで尖った世界観の作品

可愛い絵柄ながら、ダークで、尖った作品でした。
「萌」評価なんですが、萌えたのか?と聞かれると、なんか違うような。。

レビュータイトルどおり、ちょっと私の頭では一回読んだだけでは理解が追いつかない部分があり、、反社勢力として登場する人物や組織の関係の整理ができなくて、途中迷子になる場面も。

小学生の頃虐めていた相手、龍一(攻)と再会した尚飛(受)。借金を抱え、チンピラに追われてどうに…

1

ディア マイ クリーチャー コミック

日月ニチカ 

緩急の激しさにぐんぐん惹きこまれる

元いじめられっ子の掴みどころのない男×人にも金にも恵まれないドM男の粘着系BL

CPの2人が全体的に緩いのとテンポがよくワイワイした印象を受けますが、描かれているのは中々ハードで緊張感のある世界だというギャップにすごくハマりました。
何より弱くて情けなくて嫌われ者として描かれている小野田になぜ嶋田がこんなにも執着するのか、小野田は本当に弱いのか、の真実が徐々に見え隠れする感じが最高です。

5

ディア マイ クリーチャー コミック

日月ニチカ 

何重にも深い闇

小学生のころの同級生だったふたりの再会ラブ…なんて軽いお話ではないことは、再会シーンのヒリヒリした雰囲気からも感じ取ることはできたけれど。
龍一と尚飛のやり取りがわりと軽めに見えたので、お話が進むほど見えてくる重たさが想像以上で驚きました。

尚飛は小学生のころ龍一のことをいじめていて、大人になってからそれが逆転する。というような単純なモノではなく、でもお金で飼われている"だけ&q…

1
PAGE TOP