日月ニチカさんのレビュー一覧

ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

認めて受け入れてもらえること

下巻、ノンちゃんと寛太が別れてようやく物語が動き出した感じ。
周囲はゲイへの偏見で無神経なことを言い、主人公たちを傷つけますが、こういうことってあるよねと他人事には思えず。気をつけなければとなりました。
寛太はいい子でいなければと我慢してきた。清もか。これもセクシャリティに関係なくたいていの人は思ってきたことではないかと。
親が思ういい子と自分自身…この折り合いが難しい。そこを丁寧に描かれて…

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ブルー・シーサイド・ドロップ 上 コミック

日月ニチカ 

下巻に期待

ロング・ディスタンス・ロマンスの2人の出会いとなれそめのお話。
背景がきれいです。抜け感(好き)があって構図がいいですね。
上巻のみの感想です。
上巻では2人が少し親しくなってほんのり意識するかしないか…くらいまで。
それぞれの性格、セクシャリティ、現状などが丁寧に描かれる。置かれた立場や趣味嗜好までわかった気がするほどに。
こういうことがあって、2人がどう惹かれ合い、くっつくか…下巻が…

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ロング・ディスタンス・ロマンス コミック

日月ニチカ 

ナイスな3本

初読み作家さまです。この後、ブルー・シーサイド・ドロップを読みます。
絵がきれいでかわいいですね。少し作画に変化がある気がしますが。

表題作
夜の海がきれいです。が、不安も掻き立てられる闇にも見えるのが主人公の心情とリンクしていますかね。
遠距離恋愛の難しさながら気持ちを確認できたいいお話でした。
姉が姉でした。

響谷くんと川辺くん
ヒゲ男のファンシー部屋と「あとヒゲは要る」…

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ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

刺さって抜けない小骨

『ロング・ディスタンス・ロマンス』過去編。

読んでいる途中も、読み終わった直後も、「読まないほうがよかった」と感じていました。
それは、この作品があまりに精細に"生きづらさ"を描写しているからです。
私自身の記憶、頭の隅に佇んでいたもの.....
そんなあれこれが、読めば読むほどにリンクして掘り返されるような感じでした。

でも、読み終わってしばらく経ってくると…

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ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

嬉しい

「ロング・ディスタンス・ロマンス」大好きだったので、この2人のお話が読めて嬉しいです。

2人の葛藤や家族、取り巻く環境等を上下巻でたっぷりゆったりと堪能しました。
寛太の覚悟にて終了でしたが、清の覚悟も見たい…もう少し2人の物語が読みたいなぁ…と思いました。

下巻の最後に「ロング・ディスタンス・ロマンス」が収録されていますので、未読の方にも嬉しい今作品です。
未読の方(いるのか分か…

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ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

そして、物語は繋がった

上巻から引き続き。

自分の恋愛対象が同性であることを自覚しながらも
彼女のために必死に耐え続ける寛太が息苦しい…。

にもかかわらず、いざ寛太に誘いを拒まれてしまうとあっさりと
寛太の友人に乗り換えた彼女と寛太よりも彼女をとってしまう友人たち、
周囲の薄情さに反吐が出た。

さらに清と一緒にいるところを見られた寛太は学内でゲイであると噂され、
父親からは“男らしく”あることを…

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ブルー・シーサイド・ドロップ 上 コミック

日月ニチカ 

出会い編

『ロング・ディスタンス・ロマンス』が好きで、
その前日譚にあたると聞いて迷わず手に取りました。

時間軸は上記の作品で登場する二人が出会った過去へと遡ります。
それぞれ寛太は中学生で、清は大学生。

港町で暮らす中学生・寛太はある日、海に落ちた大学生の清を助けます。
これが二人の出会いでした。

当時寛太には同級生の彼女がいましたが、
異性の恋人よりも同棲の先輩に惹かれている自…

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ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

海が沁みた

だいぶ前に読んでこの2人の始まりをいつか読みたいなと思っていた作品がついに単行本化されました。すごくすごく嬉しいです。

読切の時には2人がここまでの年の差とは思っていなかったので最初は中学生!?と思って衝撃を受けたのですが読み進めていくうちにこの年齢差たる所以がすごくしっくりきました。
男の子が好きだという自覚がうっすらあってでもまだはっきりとはしていなかったから女の子と付き合いでも少しず…

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ブルー・シーサイド・ドロップ 下 コミック

日月ニチカ 

コミックスになって嬉しい!

上下巻まとめてのレビューです。
単話配信から読んでいたので、コミックスになって嬉しいです!

優しくて繊細な似た者同士の清と寛太が、出会えて本当に良かったなと思いました。

二人とも“普通”に生きるのが苦しくなって傷付きながらも、お互いを思いやりながら立ち上がっていく姿に、心から応援したくなりました!

寛太が涙ながらに言う「普通に生きたい」に胸が締め付けられました。
清の「お前は…

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ディア マイ クリーチャー コミック

日月ニチカ 

好きすぎて感想書きづらいぐらい好き

ダークな内容とコミカルな絵柄のギャップがいいし
単純に見える受けが実は結構闇深かったり
サイコっぽい攻めが実は普通にサイコだったり
施設のこととか事件の事とかまだまだ引き出しが深そうで、もっと引っ張り出したいってもどかしさが最高。
ナオトが何かバカな事やらかすたび普通に痛い目に遭うのがたまらなく愛しい。ただの馬鹿に見えるけど実際はそれも自傷行為みたいなもんで
しっかり病んでて年季の入った…

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