misoさんのレビュー一覧

恋い焦れ歌え ~R.I.P. ~ コミック

miso 

歌みたいに名前を呼ぼう

実写映画とのメディアミックス作品との事です。
という事は、コミックスの本作と映画を合わせて大きな一つの作品世界が構築されるという事なのだと思うけど、とりあえずコミックスのみの感想で。

一言で言うと、ちるちるの記事の通りノワール+ラップ。
しかし単に「ノワール」というカッコつけた設定ではなくて、救いようのない、逃れようのない、重苦しく痛々しい悲惨な世界の中で生きる子供たちが出てくる。
本…

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鵺の啼く夜に コミック

miso 

ネタバレを見ずに読んで欲しい!!!

これはとんでもない作品に出会ってしまった!!!
書店にて表紙&帯の鮮やかさに引かれて購入。
沢山の漫画が並んでる中ばちこぉん運命を感じましたね。イラストも、綺麗で1ページ1ページ美しかったです、最高です。

結論から言うと買ってほんまよかったです!!!

普通に人が殺められたり殴られます。
ぬるくないガチのヤクザものですね。大好きですわ。

3P特有の奪い合いや3人で激しく致すシ…

2

春の修羅 コミック

miso 

修羅の美しさ!!!

青春・少年時代特有の痛々しさ、脆さと危うさ、そこからしか生まれない美しさが圧巻で、なんとも言われぬ共依存がグサグサきました。

無謀で痛くて鮮烈で破滅的で、どっちが修羅でどっちが焼き尽くすのか。
触れちゃいけないのに触れたくなる。どうしようもない引力で、支え合ってるようで壊し合ってる2人。何も無いのが恐くて強い力に巻き込まれてくのが青くて痛々しかった。

補い合っているようで、焼き尽くし…

1

鵺の啼く夜に コミック

miso 

オメガバース作品では頭一つ抜き出ている

 ヤクザとオメガバースってなんだかんだ相性いいですよね。そして、miso先生のストーリー構成力、各キャラクターへの理解度に舌を巻きました。あくまで自分の萌えセンサーに正直になってこの評価にしましたが、純粋にストーリーを評価するなら限りなく神評価に近いです。

 ニシキ、八坂、マオ、3人ともそれぞれ異なる苦しみを経験しているのだけど、皆あまり恨んでいるという風ではなく、どうすれば今を、これからを…

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春の修羅 コミック

miso 

表紙の美少年の珊瑚色のふっくらした唇がなんとも艶かしい…

暴力描写の多い作品であまり読まないタイプのBLなのですが表紙絵の美少年にひかれてしまいました第1話の扉絵も素肌に舞落ちる桜の中に横たわる虚無な表情の美少年ハルにそそられます
篝に最初虐げられていいように扱われているのかと思っていたのですが、読んでいくうちにそれは違うことに気がつきます。
篝の暴力性を加速させていってるのは、実はハル自信だった
あのガラス玉のような瞳でもっともっと激しく燃えろと…

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鵺の啼く夜に コミック

miso 

最高のオメガバース

オメガバースってワンパターンになりがちと思いきや、すごいストーリーでした。元々そこまでオメガバースが好きな訳では無いのですがこの漫画には圧倒されました。こんなに設定を活かしきれてるストーリーはなかなか無いと思います。ストーリーの良さに加えてキャラクターも好みだったので神評価です。やや暗くて重めのお話なので好き嫌いは別れるかもですが、刺さる人にはとんでもなく刺さると思います。タイトルも秀逸で、意味が…

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春の修羅 コミック

miso 

鮮烈かつ苛烈な恋

 すごく病んでいるようで読後は案外さっぱりしていた印象が残るような、そんな作品でした。存在感の大きい兄の面影に囚われ、そこから解放されることを望みながらいつの間にか彼と同じように振舞っていた篝。他の誰とも違い、ハルだけは兄を通さず純粋に自分だけを見てくれる。嬉しいことのようで、いざそうやって見られると、むき出しの自分を見せることに慣れていない臆病な心が戸惑ってしまう。相手に恋していることを頑なに否…

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鵺の啼く夜に コミック

miso 

呪いとは…

バース性に抗って、でもどうしても本能に翻弄されてしまう、というようなオメガバース作品は数あれど
彼らは自らの意思でその壁を払拭しようとしていてそんな斬新さに引きつけられました。
ヤクザものというのもあって、ダークな世界観も良かったです。

表向きにはαで本当はΩのマオ、表向きにはΩで本当はβの八坂、そんなふたりに拾われたαのニシキ。
バース性に絞って考えると訳がわからなくなる関係性。

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春の修羅 コミック

miso 

しんどかった。。

なかなかなかなかしんどかったです。
自分自身、こういったジャンルが苦手だったのがかなりありました。 
ネグレクトに、暴力に薬に乱交。
買わなきゃよかったとくじけながらも最後まで読了。
共依存で、刹那的な2人の物語でしたが、やはり1番の毒は受けだったな。
そういったこと理解していても、イチャラブハッピーが好きな自分が手を出すべき漫画ではありませんでした。
よき勉強となりました。

3

春の修羅 コミック

miso 

巡る

どろどろしたやり場の無い感情、肉体的・精神的な暴力による支配。
ささくれだっているようにも安らぎがあるようにも見える篝とハルの関係は、とても歪で不思議で目が離せない危うさがありました。
やりたい放題に暴れて荒れた後のあっさりすぎるほどの幕切れが
篝の心の弱さを表しているようでとても印象的でした。

作中の至る所に散りばめられたインパクトのあるフレーズたちは
その時彼らが感じた衝動や葛藤…

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