遠浅よるべさんのレビュー一覧

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

近年読んだBLのなかでベストワン

絵もストーリーも緻密に描写されていて
何度も胸を締め付けられました。
90年代という時代設定だからこその「モノがもつ重み」を感じました。
素晴らしい作品に出会うことができ、作者様に感謝です。

5

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

男同士のリアルな恋愛がここに

『ばらとたんぽぽ』がわりとギャグ強めだったので
こんなにリアルなお話を読ませていただけてとても嬉しいです。

冒頭で比奈岸先生が口うるさい印象を持ってしまいましたが(すみません)
あんな風に心を砕いて来たから人気者の先生になったんでしょうし
屋敷も肉欲だけじゃなく惹かれていったのでしょうね。
屋敷の過去、恋愛とも言えない体だけの遍歴は
もしかしたら男性同士であれば少なくないのかもしれ…

6

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

セリフが際立つ

よかった……。切なくてきゅんとした…。何度も読んでしまう。

『ばらとたんぽぽ』で作者のストーリー展開や心理描写の腕は信頼していたので、気楽に読み始めたらどんどん惹きこまれて、最後はじぃぃぃーんとしてしまって…。しばらく余韻に浸ってました。

絵柄は青年漫画のように骨太だけど、中身はしっかりBLです。包容力のある年上のノンケ受けと、真剣に相手と向き合うことを恐れてすぐに逃げようとするゲイ攻…

7

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

もったいないな

劇画タッチなのでお話に興味がなければ3泊4日かけても読み終われないんじゃない?と思うほど真っ黒な紙面でおのずと 萌え なんてものは見つかるはずもなくただただ濃い男の冷めた日常を読まされていきます


しかも 今どきの子に言ってもわからない「吉田戦車」「ポケベル」「ラジカセ」
とんだ三種の神器(?)が出てくるわ ←吉田戦車さん人だけどw


燃えるものを持たず逃げることばかりだったクズ…

3

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

" 美 " は、どこに?

皆さまのレビューにある通り、「画力」は大変素晴らしい。圧倒されるものがありました!
   小物の描き方・背景や、人物の描写
   そして、蛇行の一切の無いコマ割り。
   アングルの見せ方、など全てが将来、
   有望株を約束された安定感ある実力派。
    大変好ましい!

が、
   「 画力」はあるのに、圧倒的に「魅力 」
   が、無い!
   これ…

9

「潮騒のふたり」描き下ろしペーパー グッズ

やっぱり腐の始まりは中学時代なんですかね…

「潮騒のふたり」応援書店特典漫画となります。
私の場合電子にて、2p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



職員室にて。
比奈岸が女子生徒から没収した小説を手にして、
「…内容が過激で心配になってしもうた 男同士の恋愛や!」

ドンッと出したのが
◯本薫著「◯わりのないラブソング」。

ところが屋敷は驚きもせず内容を話し始め、ちなみに連載の雑誌はこれです!と「J…

2

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

さすらい

ん〜なんかすごくずっしりしたものが腹の底に収まったような気分。
評価は「萌」にしましたけど、読み応え強烈。
ですがやはり絵柄や時代設定などなど、万人受けは厳しそうな気がするんですよね。
絵でいうと。
屋敷さん。第一印象で私はある政治家に似てると思ってしまい、その後はもうその人にしか見えず、そこが読む上で余計な情報になって読みづらさを感じてしまった…
そこはリアル系絵柄の危険な側面だなと思…

7

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

ずっしりとした読み応え

この劇画タッチの絵柄。青年誌のヒューマンドラマかゲイ向け漫画か?と最初は思いました。でもこういうタイプの絵でBLデビューできる方は実力者なんじゃないか?って読みは見事に大当たりでした。星とか花とかキラキラしたBL補正一切無しですからストーリー内容で勝負するしかない。

でもこの絵柄がリアリティがあって本当にこういうおっさんいそうだなって思わせる所がまた良い。いつも読んでるような30後半でも奇跡…

11

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

BLというよりは

普段電子媒体のものはあまり手に取らないのですが、pixivでドはまりし、電子も購入している『ばらとたんぽぽ』の作者さんである遠浅さんのデビューコミック。ということで発売を心待ちにしていました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






1994年、4月。
規模の小さい学校に、一人の教師が赴任してくる。名前は屋敷。
屋敷の指導を任されたのが、先輩教師である比奈岸。

20

潮騒のふたり コミック

遠浅よるべ 

切ないけどリアル

『ばらとたんぽぽ』を読んで、こちらも楽しみにしていました。
男性的な絵を描かれる作家さんなので、男性作家さんなのでは?と思っていたのですが、女性の方でした(申し訳ありません)。
青年漫画の様な画風なんですよね。
見た目は男らしくて体は肉肉しくて、とても好きです。

1994年を舞台に描かれているので、懐かしいと感じる方も、新しいと感じる方もいるかもしれません。
私は、ルーズソックスやポ…

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