高久尚子さんのレビュー一覧

双子スピリッツ 小説

桜木知沙子  高久尚子 

近親相姦のない双子モノに驚いた私。いつの間にこんな脳になったんだ。

性格が正反対の、一卵性双生児が主人公のお話です。前半はボンヤリした兄の祐が主役、後半はしっかり者の弟の悠が主役。
いつも通りの桜木知沙子節満載のストーリーで、優しくてあたたかくてキューンとなりました。

双子モノなのに、近親相姦的な展開がまったくなかった(肉体的な意味だけでなく、精神的な意味でも)のに、逆に驚きました。今まで読んだ双子モノで、近親相姦的な要素がないのを読んだことがなかったもんで…ウ…

0

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

どっちも、はじめての本気の恋

29歳まで男も女も経験なしのオクテ美人ホテルマン受け 多和田
28歳で軽薄嘘つき人気テレビドラマ脚本家攻め 新山

1歳差の年下攻め。

ゲイの受けは、まったくの手付かず状態のまま29歳
親友の紹介で男とお見合いするんですが
これが、人違いw

攻めは、ゲイでもないくせに受けの人違いに乗っかって
大嘘をつきはじめる。
とっても遊びなれた軽薄な男です。

29歳まで、身持ち…

2

あふれる熱のリミット 小説

和泉桂  高久尚子 

お兄ちゃんも良いです!

和泉先生の百貨店をテーマにした「プライス」シリーズから派生した作品です。
「プライス」で主人公だった瀧口尚也の六歳年上の兄・怜史と、従兄弟の一宮威彦がカップルです。
怜史は百貨店もかかえる東都グループの次男。
容姿端麗・頭脳明晰な上に努力家で、弟の尚也をはじめ、後輩の國領誠一にも限りなく尊敬されています。
今までの婦人靴売り場から急に部署が変わり、紳士服売り場へと転属したのですが、そこでも…

4

17才の密かな欲情 大島先生の話。 コミック

高久尚子 

オ○ニー手伝います★

高久尚子先生3月8日J.GARDEN26の新刊同人誌です。

ドラコミックス『17才の密やかな欲情』の番外編…というか『17才の~』の中で2・3コマだけ出て来た(笑)大島先生のお話です。
このようなサブキャラ(すみませ…!)にもこんな裏設定があったとは…!!と驚かされる一冊になっています。
本自体の指定はR-18で、コミックス冒頭のスキー合宿での一夜がねっとりと描かれているわけですが、残念…

4

恋愛言語学 コミック

高久尚子 

こらこら…!

舞台は高校弓道部。
ホモだらけです。
といっても部員5人ですが(笑)

ストーリーは弓道部の3人(長沢、古賀、古賀弟)が部存続のため、弓道経験者新入生(南、上岡)を獲得しようと奮闘するお話です。

長沢×古賀、南×上岡の2カップルが出てきます。
可愛いそうなのが、古賀弟完治。
ホモにまみれて大変そうです。

にしても、長沢×古賀はあっちこっちで行為に至ろうといるので、見ているこっち側(?)としては…

5

ふらちな恋のプライス 小説

和泉桂  高久尚子 

エリート・ツンデレ!

瀧口尚也は、老舗の東都百貨店のアルバイター。真面目な努力とコネによって正社員の採用も決まっています。
じつは尚也はこの東都グループの末っ子御曹司。純粋培養で何ひとつ苦労をしたことがない尚也は、憧れの次兄・怜史と同じ東都デパートに勤めたかったのでした。
ところが、洋菓子売り場でもたもたと接客をしているところを桐生行成に見られて大目玉をくらってしまいます。

桐生は怜史の大学の同級生で親友。経…

5

溺れる愛のプライス 小説

和泉桂  高久尚子 

いくつも絡んで

恋人が年上で、すごく仕事ができる人なのに、自分はまだまだ新人で、つりあうところまでいけないと歯がゆく思っている、そんな時、恋人の鎖骨の辺りにキス・マークを見つけてしまったら…。

一方、恋人がうんと年下で、自分よりも年齢的にふさわしいひとと付き合ったほうが良いのではないかと思っていたとき、突然自分との予定をキャンセルされて、誰かと出かけているようだと知ってしまったら…。

今回は尚也と桐生…

5

いとしい声のプライス 小説

和泉桂  高久尚子 

キュンキュンHappy

デパートの「プライス」シリーズの最終巻です。
ものすごくどきどきしたけど、最後はとってもHappyですよ。
この方の小説は、本当にジェットコースターみたいに展開がいっぱいあってどきどきしっぱなしでした。

まず今回初登場の國領誠一くん。怜史の後輩で、一途に慕っている性格のいい子です。
尚也が隠しているとはいえ、怜史の弟ということは明らかなのですが(外見がそっくり)それを知らない振りして一…

5

君のその手を離さない 小説

和泉桂  高久尚子 

したたかな年下の恋人

年下の恋人って、ちょっと甘えん坊で可愛い感じだと思いがちですが、この作品では違います。
背は大きいし、無邪気なところもあるけれど実は腹黒で、目的のためには手段を選びません。
そういう「黒さ」も魅力的です。

主人公の清家珠希は不運な男です。
学生時代は試験の前日盲腸になったり、大学入試の当日に交通事故に巻き込まれたり。
就職してからも、後輩社員に勝手に懸想され、挙句に自殺未遂を引き起こ…

4

歯科医の憂鬱 小説

榎田尤利  高久尚子 

白衣越しの二重人格

歯科医!白衣!ケーシースタイル!と叫んで(←心の中で)購入しました。

治療中は無愛想でおっかないのに、白衣を脱ぐととんでもなく穏やかで何をされても怒らない三和先生。
読み進めるうちに、この極端な二重人格っぷりは彼が真面目で不器用なゆえだと分かって、愛しくなってきちゃいます。

表題作の「歯科医の憂鬱」は攻視点、同時収録の「歯科医の秘密」は受視点、「THE SPECIAL GIFT」は攻…

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