高久尚子さんのレビュー一覧

熱情(2) コミック

ごとうしのぶ  高久尚子 

不器用な愛情

前巻で、片想いのお相手、志摩先生と、卒業までの“恋人ごっこ”をはじめた光。
お泊りや、ドライブデートなど、徐々に本物の恋人らしくなっていく二人ですが、
先生の気持ちを掴みきれないまま、卒業の日を迎えることに…。

終わりの日が来ることを知っていながらも、会いたくてたまらなくて、
少しでも一緒にいたいと願ってしまう光の気持ちが、切なかった…。

卒業と同時に終わりを迎えた二人の関係です…

3

熱情(1) コミック

ごとうしのぶ  高久尚子 

真っ直ぐな愛情

直情型な純情わんこ系少年と、クールビューティーな高校教師の恋。

いわゆるレイプから始まる恋のお話ですが、
してしまった側(生徒:光)が、『なんてことしちゃったんだぁ!』と
後悔どっぷりでオロオロなのしているのに対して、
された側(先生:志摩)が、余裕たっぷりで、
“恋人ごっこ”しようかと提案してくる、というちょっと変わった展開です。

とにかく、光の一途さが可愛らしい~♪
志摩…

4

熱情(1) コミック

ごとうしのぶ  高久尚子 

ツンエロ先生

生徒×教師。
教師の志摩は大人特有の狡猾さを持ち、生徒の海野は真っ直ぐな目でいつも志摩を見つめる。
常に志摩に翻弄されている海野が初々しくて、読んでいてもすごく心地いい。
始まりは海野の強姦まがい(いや強姦?)の行為からだけども、拒絶するでも非難するでもなく、志摩は海野を誘うんだよねえ。
その辺りの掴み所のないところや、ふと見せる妖艶な部分も、海野を捕らえて離さないんだろう。
つか、読者…

3

ミステリ作家の献身 小説

佐々木禎子  高久尚子 

ミステリ作家の献身

佐々木さん読むの久しぶりだ!!
高久さんとの組み合わせだから「kissing」を思い出しますね~
気になる方はキャラコミックスから出てる高久さんの漫画本です探してみてねv
最近某映画のタイトルにもあるこの「献身」てどういう意味なんだろうと思って調べてみた。

献身…自分の利害を考えず力を尽くすこと。

ほほーう!!この小説、ずっと受け目線なんだけど、タイトルは客観的に見た攻めのことい…

1

ミステリ作家の献身 小説

佐々木禎子  高久尚子 

じれったい恋のお話

正直に言えば悠太の思考回路が私には理解不能でした。
「相手のことが好きになりすぎて、怖い」とか「自分よりもっと相応しい相手がいるんじゃないか」とか、ひとつひとつの気持ちや不安はわかるんだけど、どうしてそれがひっくるめると「別れ」に着地しちゃうんだろう。しかも自分の中だけで。

こりゃ竟も振り回されますよね。
ぐるぐるしてる様子や天邪鬼さが可愛い…と思うところは確かにある。
でも、変わった…

1

無敵のまなざし 小説

バーバラ片桐  高久尚子 

電波な攻めに振り回されて……

 岡戸八重季は自他ともに認める平凡な高校生――のはずだったが、少し変わった転校生の山王勲文から熱烈求愛されていた。
 山王は、漆黒の瞳に真っ直ぐな眉を持つ男前でスポーツ万能、成績優秀――なのに、岡戸のことを好きだといい、昼はお手製の豪華ラブラブ弁当、忘れ物対策として岡戸専用の体操服から制服まで備品を1セット用意……。
 あんまりにもためらいもなく、「好きだ」と言ってくる山王に対して、当初、岡戸…

1

熱情 小説

ごとうしのぶ  高久尚子 

超面白かった

ごとうしのぶ作品のなかで一番好きになった。オモロー!
教師(志摩)と生徒(光)の恋です。
光は志摩に片思い。ある日、思いあまって志摩をレイプしてしまう。
志摩先生は、「卒業までの期間限定で恋人ごっこしてやるよ」と。
卒業まで光は何度も何度も志摩を抱くんだけど、志摩の心がまったく見えない。
レイプから始まる恋ってよくあるけど、ごとうしのぶさんは意外な結末を用意してくれてて、そういうことか!って感じで…

4

夜に舞う薄紅の花 小説

真崎ひかる  高久尚子 

続編です。

「夜に薫る純白の花」の続編になります。
前作から3年。家で大学受験の準備をしていた一葉が大学生になるところから始まります。
宏晃のために弁護士になる、という希望を抱いて入学した大学で一葉の出生の秘密が明らかに。
同級生の知り合いの先輩が「お前によく似たヤツを知っている」と言って無理矢理その人物に会わせたことから事件が起こってしまいます。

そんな感じで、前作も切なかったですが、今回も切な…

1

うつむく視線 コミック

高久尚子 

優しい雰囲気のお話です。

出会いが病院な為、最初はちょっとシリアスな雰囲気で始まりますが
最後はバカップルな二人で終わり、「ああ…。良かったなぁ…。」と
なんだかほっとさせられました。

うつむきがちな美雪に、馨が
「素敵なものは見上げた所にあるよ。」と語りかけるシーンは
ちょっとジーンとしてしまった…。
穏やかでいかにも人の良さそうな馨さん、癒し系だなぁ…と思います。
一見クールだけど、実は純情さんの美雪…

5

フロムイエスタデイ コミック

高久尚子 

不思議な魅力の大学助教授

現代美術作家兼大学助教授・蓮水彰(ちょっと変わり者?)と、
彼に憧れて助手になった朱音流一の恋のお話です。

大人なのに、我侭でヤキモチやきの蓮水も、
そんな蓮水に振り回されっぱなしの流一も、可愛かったです。

蓮水の飼い猫の文太が老衰で死んでしまった話は切なかった…。
何も聞かなくても、蓮水の態度で気付いて、お花を供えてくれた流一に
悲しいのに泣けないんだと言った蓮水。
素直に…

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