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11/46(合計:459件)
高遠琉加 葛西リカコ
ポッチ
ネタバレ
2015年に刊行された作品の文庫版。旧版も持っていますが、書き下ろしとか加筆があるかなー、と思って購入してみました。 はじめに書いてしまうと、若干の修正はあるものの書き下ろしはありません。それ目当てで文庫版を買われようか悩んでいる腐姐さまは注意が必要かなと思います。 内容は旧版の方でも書いていますがざっくりと。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 自宅でピア…
高遠琉加 小椋ムク
フランク
終始、どうにも攻めが自分本位なサイコパスに感じてしまって話に入り込めませんでした……。 途中で受けが盗難事件の犯人扱いされてしまうんだけど、それを利用して受けを囲い込んでいくんですね。 「男子校の学生寮という閉ざされた狭い世界で、盗人扱いされながら過ごす羽目になった受け」「攻めのせいで高校生活の思い出が黒歴史そのものになってしまった受け」というのを想像してみると、もうなんか受けが気…
高遠琉加 高階佑
カラフル
巻を進めるごとに惹きこまれていった「神様も知らない」シリーズの最終巻。長編シリーズのフィナーレを飾るのにふさわしく、非常に読み応えがありました。事件の背景や真相に深い人間ドラマがあり、胸がえぐられました。登場人物を通して、魔が刺したり、迷ったり、人間の脆さや業の深さを存分に感じさせられる作品でした。 タイトルも反則ですよ!くれぐれも平日は読まないで下さい。翌日目がひどい事にww …
ちるちるユーザーさんからよくプッシュされている「神様も知らない」シリーズを手に取りました。予想以上の名作でした。不朽のBL小説100選に入らなかったのが残念です。BL小説界ではこういう作品が知る人ぞ知る…で普通に埋もれてしまっているのですね…。勿体なさすぎる。 ドラマになりそうな伏線が張りめぐらされた実に魅力的なストーリーでした。 引き込まれまくりで、ページをめくる手を止められませんでし…
高遠琉加 麻生海
よそみ
ただただ、フレンチのフルコースを前菜から食べて行く様子が丁寧に描写されているのを読んで、こんなに泣く日が来るとは思いませんでした。 食べることは生きることで、生きることは誰かの命をいただくこと。 ジビエが苦手な受けに、その肉や血を飲みこませて、それがお前の血や肉になるんだと言った攻めの食との向き合い方もすごく良かったし、最初はその攻めに「俺の前で食事を残すな」と言われて怒られるから無理やり…
高遠琉加 六芦かえで
渋茶
2010年刊。 2004年刊行b-boyノベルズからの加筆新装版らしい。 高遠さんの小説って攻め受けの感情の掘り下げにぐっとくるものがある。 作者あとがきにある通り、受けの片思いをじっくり読める貴重な話だが、それぞれの未練の連鎖で最後まで読ませる引力はさすがだとは感じた。 苦しい胸の内の告白を受け入れてもらえず物別れしたまま、5年後に偶然に再会してしまった三浦と堂島。 しかも堂島は三…
しろたん9610
少し読んで、あっこれ私の大好きなやつだ…とわかり、もう夢中で一気に読んだ。イケメンチャラ男が純情な真面目くんにマジ惚れしちゃうやつ。全編攻め視点。政治家の一人息子×訳あり風の苦学生。 女の子と経験豊富な花塚は、自分にだけ態度の違う昴が気になる。経験豊富ゆえに、「俺のこと好きなんじゃないの?」「お試しで付き合う?」とか言っちゃう。 で、いざ付き合ってみると欲しがってるのは自分ばっかり。好き好…
ふばば
「神様も知らない」完結巻。 つまり、佐季と司2人の秘密が暴かれ、追い詰められる巻。 前作で現れた中根は司にまとわりつき、店のガラスや植木鉢などを壊す。 それを見て心配した慧介が中根を調べ、中根の母親が佐季の父親に殺された(事になっている)ことを知る。 遂に慧介が司と佐季の接点を見つけてしまう。 だが慧介はそれを流に話すことができない… 一方、佐季も中根が司にしている嫌がらせを知り、…
「神様も知らない」の2巻目。 大きく言えば過去編、となっています。 佐季と司の出会い。 一番最初の犯罪。 そして、その捜査を担当した若き日の流(ながれ)。 丘の上のお屋敷の王子様。薔薇色の頬の幸せな子どもとしての司は。 優しいママが死に、今祖父も病に倒れ、おかしなおばさんが家に入り込んでいる。そして勝手にママの指輪を嵌めている。 仕事をしない父と、父が連れてくる女たち、お金がなく…
ずっとずっと大事に寝かせていた作品。決して積んでいたわけではありません! 完結巻「ラブレター」の佐季と目が合ったの…遂に読む日が来た… 物語のカテゴリーとしては、サスペンスもの。 刑事が犯罪を調べ、完全だと思われていた事件の綻びから犯人を追い詰めていく。 そこに犯人の哀しみと愛が綴られます。 冒頭13才の少年2人の会話が配されて、2人が何か大きな秘密を共有していることが最初から明かさ…