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3/5(合計:41件)
片岡 yoco
いるいる
ネタバレ
タイトル・表紙・帯 どれもが切なさを予見させるようになっていますが、 読後にじっくり見返すと更に深みが増しました。 評価はものすごく迷います。 泣ける物語としては迷うことなく神一択。 前半の攻め視点で散らばった欠片が、 後半の受け視点ですべて繋がって全容が見えてくる。 これには、ただただ号泣でした。 この作品のオメガバースには独自の設定があります。 ・Ωは30歳前…
ポッチ
作家買い。 片岡さんの新刊はオメガバものです。 片岡さんは切ない系のお話を描かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、さらに今作品はオメガバースものということもあるのでしょうか。そのイメージを損なうことのない、切なく、けれどん深い愛情お描いたお話でした。 その世界観をyocoさんが描いてくださっていて、もうもう…!と言葉にならないほどの切なさと、そして萌えに終始襲われながら読破…
こひしゅが
不器用と健気の話。 屋敷の中だけで織り成される、閉鎖的な舞台だが、展開にマンネリを感じない。 二人が体を重ねるシーンは、二人の声と衣擦れの音だけが響いてるのが想像出来るくらい、静かな空気が伝わってくる。 ずっと屋敷の中で暮らしていた蒼生が、ラストでは外の世界で律たちと一緒に社会に出る。 はっきり恋人になる、って明言されてないのもまた良い。 電子限定ショートストーリーも、じ…
片岡 みずかねりょう
碧雲
みずかねりょう 先生の挿絵が美麗。 主従もの [フーガ] 「Fugue」とは、模倣対位法(対位法)による音楽書法および形式。 〈逃げる〉を意味するラテン語fugereに由来する遁走曲 fugere「逃走/駆け落ち/遁走」 ・・・題名の「フーガ」の形式通り、揺れるシセとルカの心理描写がおりこまれて展開、そして駆け落ちする物語。 身分を偽り第5王子シセの侍者になったルカは、革命組…
窓月
中立寄りです。 前々からカバーイラストに惹かれていつか読みたいと思っていた作品。最近、新作が刊行されたので思い出し、試し読みをしたらなにこれすごく好きそうとそのまま正規購入して最後まで一気に読み終えました。 一番の魅力は文章でしたね。物語のモチーフが庭というのもとてもロマンティックだし、テーマも退廃的かつ無垢な魂最強説がベースにあって、最後はハッピーエンドとBL的には満足でした。 …
Yocoさんが挿絵を受けた作品を集めているので、購入。表紙の絵が、本当にきれい。神秘的な満開の白薔薇が咲く庭に、たたずむ蒼生。 この作品は、著書の初商業本。 「初本」だから仕方ないと諦めるべきなのか、挿絵に随分助けてもらっているように感じた読後感。 庭の情景は、バーネットの「秘密の花園」を連想する描写。 花屋を営んでいた父。 両親と住んでいた家は、瀟洒な洋館で、白い蔓バラが咲く美…
あーちゃん2016
本編後日談でちょこっとだけ甘い!平和な二人を読めて、ちょっと気分が上がりました。 同じベッドで眠るようになった二人でしたが、なぜかシセが朝ごはんのオムレツを作り。今まで料理なんてしたことなかったろうに、何を急に。 しかも発想が凄い。「卵に野菜を混ぜて塩入れたら、それなりの味になるだろう」 いや、卵とトマトじゃ、やっぱちょっと足らんよ、シセ。 ルカも「不味くはないんだが・・・」と素直…
kurinn
本編の巻末に一年後に2人は小さな酒場を始めるとありましたが、こちらのAmazonさんの書き下ろしではそのことが書いてないので、それより前のお話だと思います。 ルカはシセがまだ王宮にいた時には色石のブレスレット、逃亡中は野花のブレスレットをプレゼントするようなロマンチストな男でした。 2人は隣国の田舎町に逃れてから漸く落ち着いた生活を送るようになり、ルカはシセに再びブレスレットを贈りたい…
「いつかあなたに逢えたなら」に続いて2作目になるそうです。 架空の時代のお話ですが、前作よりはとても良くなっていたと思います。 とても丁寧にお話が作られていて、前作のような荒唐無稽さはありませんでした。 王宮で理不尽な目に遭いながらも弱者たちへの優しさを失わないシセと、自らの使命とシセへの情との板挟みに苦悩するルカの関係に萌えました。 シセが兄王子達にされたこと込みでシセを愛す…
夏蜜柑◯
いつか殺すべき人を、愛した。 嘘だと知りながら、愛された。 こんな素敵な帯がついていたので、思わず購入しました。あらすじを読んでみてもいい感じ!嘘と偽りにまみれた切なく甘いラブストーリーは大好きですからね!…と意気込んで読んでみたんですがあまりにも盛り上がらない!!!例えば大きな壁を乗り越えるために前段階として小さな障壁をクリアしていく、なんて言うのは物語のセオリーですが、今作は小さな障壁…