佐竹笙さんのレビュー一覧

仙愛異聞 凶王の息子と甘露の契り 小説

佐竹笙  高崎ぼすこ 

漢字の名前

ぼすこ先生おっかけで購入。お話は楽しめる部分もあったのですが、なんといっても漢字名前がどうにも苦手で苦しんだので、中立より萌にしました。本編220P弱+あとがき。なんちゃってチャイナはどうにも苦手になってきた気がする。

質屋の大店に生まれた優瑶(ようやお)。店が義賊に襲われ人買いのところにいたところ、金魚を買いに来たという身なりをかまっていなさそうな男に二両で買われてしまいます。何をすれば・…

4

竜騎士は最愛を捧げる 小説

佐竹笙  八千代ハル 

竜殺しの本当の意味は




竜に好かれる体質を利用した囮として竜狩りに参加したリク(受け)は自分に惹かれてやってきた竜が捕まったのを後悔し、人間の言葉を話す竜ビリエルを助けるために竜の故郷エルレアルへやって来ます。
ビリエルに頼るようにと言われた騎士アルヴィン(攻め)に会い、事情を説明すると救出部隊を出してもらうことになり、見つかるまでエルレアルで一室に軟禁されます。
1番世話をしてくれるのは隊長アルヴィンで…

1

仙愛異聞 凶王の息子と甘露の契り 小説

佐竹笙  高崎ぼすこ 

世界観が面白かった。

裕福な質屋の病弱な一人息子受けと、仙術で悪鬼退治を生業にしている攻め。悪鬼や霊獣、攻めが仙の道に進んだ経緯など中華ファンタジーな世界観がとても面白かった。

ずぼらな攻めときっちりお金に細かい質屋の息子受けのやり取りも面白かった。汚部屋の言い訳に「人は埃じゃ死なない」と言った攻めに「いえ。僕は肺が悪いので…〜埃は時として命取りです」とマジレスするシーンに笑った。

当て馬ポジの貴族が用意し…

3

「仙愛異聞 凶王の息子と甘露の契り」コミコミスタジオ特典ペーパー グッズ

仙人の童子になって

本品は『仙愛異聞 凶王の息子と甘露の契り』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編後、仙界から燕幕城に戻った翌朝のお話です。

昨日仙界から帰ってきた優瑶はそのままぐっすり眠ったらしく
ふと目を覚ますと、横に寝ていた羅が腹ばいになって
ニコニコと覗き込んでいました。

羅の寝起きの良さに感心ししていると
羅はなんと優瑶を見ていたら朝になったと言い
嬉しくて寝ていられなか…

0

仙愛異聞 凶王の息子と甘露の契り 小説

佐竹笙  高崎ぼすこ 

過去ではなく未来のために

今回は悪鬼退治する道士と質屋の病弱な息子のお話です。 

義賊で襲撃で何もかも失った受様が
攻様とともに新たな人生を歩き出すまで。

受様は大店の質屋の1人息子ですが
肺の病を患っており、高価な薬が与えられながらも
病が良くなる気配もなく、離れの部屋に隔離されています。

母は5才の時に亡くなくなり、父は懸命に質屋を大きくし、
後宮娼妓を後添えに迎えます。

義母が来てから…

3

仙愛異聞 凶王の息子と甘露の契り 小説

佐竹笙  高崎ぼすこ 

独創的な中華ファンタジーの世界

作家さんが何もない真っ白なところから、一冊の作品を完成させるのにどれだけ膨大な時間と労力を費やしているのか、とふと思う時があります。
設定を考え、プロットを作成し、情報・資料収集と取材etc……想像すると凄いです。

佐竹先生の作品をついこの間読んだのは、「冷酷な覇王の予期せぬ溺愛」で、今作の中華ファンタジー作品設定と被りナシ。
元々東洋系の宗教知識があったのか、この作品のために知り得たの…

10

冷酷な覇王の予期せぬ溺愛 小説

佐竹笙  森原八鹿 

意外に面白かった

表紙の絵の色合いも絵も、しゅみじゃないけど、セールだったので購入、
予想が外れて、おもしろい・・文章が大人です。


レオナ:24才。
男色を認めないユクステール国の第二王子。
文字の読み書きが苦手。(多分、ディスレクシア障害)
侍従とのキスがばれて、継承権を下げられネグレクト。
父王に見限られて、カリアプトに人質として出される。
植物の交配研究が趣味。持参したのは、砂糖ダイコン…

1

冷酷な覇王の予期せぬ溺愛 小説

佐竹笙  森原八鹿 

傲慢発 混乱経由 最終着地点溺愛

人は裏切る物と信じ生きる王ターグルの元へ人質として送られてきた王子レオナは文字も読めなかった。
互いが互いを生まれ変わらせ互いの存在で育っていく。
ひとでなしが愛に出会い人になるお話でした。
今作は混乱経由最終着地点溺愛。
受けちゃんはいわゆる現代日本の発達障害にあたる子なのかも知れませんが
何かができないってことがそこまで大事なことなのかとも思わされました。
何より愛を前に混乱する賢…

1

天馬の貴公子の永遠の花嫁 小説

佐竹笙  新井テル子 

酷すぎる言動さえなければね

高評価なので期待大で読みましたが、うーむ…

全体的には面白いです。賞を受賞しているのも分かります。分かりますが、清流の志遠に対する侮辱の言葉が許せなくて「中立」です。「しゅみじゃない」と迷うくらい怒りですが、結末までのストーリー展開は面白かったので中立の方をとりました。


志遠の不憫で可哀想な境遇に最初から心を痛めながら読んでいました。清流が志遠のことを好きだなって分かる様になってか…

1

天馬の貴公子の永遠の花嫁 小説

佐竹笙  新井テル子 

高評価が多いw受賞の著者デビュー作

この作品は、カドカワでw受賞した著者の作家デビュー作。
大賞は逃したけど、ダブル受賞。https://bit.ly/3Had6ah
面白い世界観を持つ作品で、スピンオフが「天馬の貴公子の箱入り花嫁」。

コンテスト出品時のタイトルは、『天下に見せよ、紅蓮の花嫁』

評価を参考にすると・・
「読者賞」: 運命的に出会った二人の交流のドラマティックな展開
「優秀賞」: 高い構成力/読者…

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