門野葉一さんのレビュー一覧

それを愛と呼んで 小説

タマラ・アレン  門野葉一 

和製BLとムードが違う

和製BLと違うのは、美意識が大人。
美しさについての条件が違う。

日本とアメリカの美男の条件が、小説の中で理解できた。
欧米ものも、読んでみたいとおもった短編。

3

モニュメンツメン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一 

やっぱり終わり方が神だった

シリーズ四作目。ガッツリ美術犯罪捜査のお話。正直あまり興味を惹かれない分野だが、ジェイソンの絵画への傾倒ぶりが伝わってくるおかげか、楽しくすらすら読めた。

サムとジェイソンのカプは導入から甘々で、あまりのサービスっぷり(?)に後半どんな落とし穴があるのかとヒヤヒヤしてしまった。あんなに渋み強めだったサムがストレートに愛を囁いている……どうしたサム!?とそわそわとニヤニヤを同時に体感した。

6

マジシャン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

何をしてもギャップ萌えを生む男

シリーズ三作目。完結を待てず読んでしまった。
今作は襲われたジェイソンが療養休暇に入り、サムの実家で過ごすお話。大まかな流れはシリーズのパターン通り。サムがびっくりするほどのギャップ萌えを放ってくる、お決まりの萌えシーンもあって嬉しかった。

療養といってもジェイソンは事件に関わっていくし、サムはジェイソンを襲った犯人探しに必死になっている。
が、それよりも胃がキリキリしたのが、サムの母親…

5

モニュメンツメン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一 

機械が人間に変わるとき

ラニヨンさんのお話なんだけど「どうもそりが合わねぇ……」と思ってきたこの『殺しのアート』シリーズ。
今回は良かった!
ラスト3ページが!

鋼鉄で出来たかの様な心の鎧に僅かにできた恋というヒビ。
受けが別れを決意することで、その亀裂は一気に押し広げられ、鎧そのものが音を立てて崩壊してしまうの。
ラニヨンさんの『まるで機械人間の様な攻め』が、恋する相手を失いたくないと気づくこの瞬間が好き…

6

モニュメンツメン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一 

渋い男の本気を見よ

いやー良い!そして続きが気になる!!
シリーズ第4作。フェルメールの幻の作品の盗難をめぐる事件です。
こちらの展開も勿論面白いのですが本作の見所はなんといってもサムとジェイソンの関係。

ジェイソンは優秀なFBIの捜査官で、情熱とプライドと信念を持って仕事に生きていますが、青臭いところもある男。その青臭さも彼の魅力ではあるのですが、本作では青臭さ故に、FBIのルールに抵触する行動をとってし…

5

海に魚はたくさんいても 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一 

FBIも警察官も不在

こちらもKindle Unlimitedで。Kindle Unlimited様様である。

表紙右がブレアーで、左がフィンです。ちょこちょこ視点も切り替わり、風貌の描写も冒頭にはないから(体格差の記述が途中である)序盤探り探り読みました。

「クリスマスの航路」同じくカタリナ島が!結局カタリナ島に行くことはありませんでしたけれど。
ジョシュ・ラニョン先生の作品の中で、FBIも警察官も出て…

1

クリスマスの航路 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一 

いい子にはプレゼントが

最近立て続けに小説を読んでる流れでこちらを読んだら、一層この文体が好きなんだなと気付かされました。ラニョン先生が好きなのか、冬斗先生が好きなのか、両方かしら。翻訳文が苦手だとか思っていたのは完全に過去の話です。

今までモノクローム・ロマンス文庫は全部電子ではありつつ購入していましたが、今回はKindle Unlimitedで。買う価値は十二分にある短編です。

相変わらず好みドストライク…

4

モニュメンツメン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一 

同じ干支カップル

アメリカ人達なので干支を知らないと思いますが、年齢差12歳。46歳×34歳リバあり(今作はラブシーン少なめなのでリバは無し)のFBIカップルです。今回の事件の舞台はアメリカの左上の方。モンタナ州ボズウィンという町です。毎回1ページ目に地図があるのでワクワクアメリカM/M小説、心の旅の始まりという感じがして良いのです。

今回は普段超遠距離恋愛の2人が別件の仕事だけどたまたまFBIボズウィン地方…

7

モニュメンツメン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一 

ハラハラのヒリヒリでした

46歳のFBIプロファイラー サム(攻)と34歳の美術犯罪科FBl捜査官 ジェイソン(受)のM/Mシリーズ4作目です。
ミステリーとしてのネタバレは無しで、二人の関係について。


前回が凄い終わり方だったので、今作でジェイソンがまた酷い目にあうのではないかとハラハラしながら読みました。

ある意味ハラハラが裏切られるラブラブ展開から始まります。あまりに二人が遠距離恋愛を前向きに続けて…

7

マーメイド・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

子犬を愛する狼のような関係

ジェイソンは子犬のような元気一杯のFBIですが、
対するサムはオオカミのような寡黙さで、この二人の関係はなんともかわいらしい。
読んでてサムの行動をじっくり観察していくと、愛情あふれる様にニヤニヤが止まりませんでした。
ものすごく骨太な作品で、読みごたえもばっちり!
実は図書館で借りたので、読んだことない方、また試しに読んでみたい方には図書館利用がおすすめ。

このかわいい子犬ジェイソ…

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