りょあちん
評判が良さそうなので買ってみました。
ストーリーがとてもミステリアスで、話が二転三転して読む手が止まらなかったです。
兄弟の愛から飛び越えて深い愛になった2人。不穏な空気が後半になるにつれて漂ってきて、ハラハラしました。
毒殺事件の真相が分かって、屍の意味も分かり、これはバッドエンドなのかと心配しましたが、うまいところに落ち着いて安心しました。
あの「果ての荒野でバカンスを…
まず。鮮やかな赤の、表紙に目が釘付けになる。それは鮮烈で。
読み進める内に。私達は、この赤色の意味を知る。
序盤の婚礼のシーンで、私達の目を眩ませるものは、この偽りの花嫁だ。BLの世界において。ワケありの花嫁、というのは大抵男だ。腹違いといっても、父が同じであるガチ兄弟で結婚しようというのだから只事では無い。顔に醜い痕がある、というので顔を隠してはいるけれども、真実が明らかになるのは時間の…