赤河左岸さんのレビュー一覧

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

世界観に酔いしれる

ネタバレ無しでお読み頂きたい作品です。

会話や描写に違和感という伏線がチラホラ見えてくる。
終盤、謎が解き明かされた時、作品によっては
「なるほどなー。ふーん。」で終わることも。
しかし、この作品は
「あーー。そうかぁーー。なるほどなー。」
と、しばらくこの世界観に浸っていました。


激しいエロはありませんがストーリー重視派にはたまらない1冊ではないでしょうか?
花窓や衣…

9

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

最高......

赤河左岸先生の物語が大好きなので、ひいき目が入っているとは思いますが、今作も最高でした...

物語の素晴らしさはもちろんなんですが、個人的に一番興奮したのは、裏表紙のジンとリィの肌影の色。
生きているジンの肌はオレンジがかり、リィの肌は灰色で血の気がない。
物語を最後まで読み、興奮状態のまま裏表紙を見たときの感動といったら!

異母兄弟の背徳感があるお話ではあるのですが、2人がお互い…

7

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

表紙の紅が意味するものは

まずこの表紙、美しすぎて溜息ものです。赤河先生の過去作、「荒野の果てでバカンスを」の際も表紙に一目惚れしたのですが私の好みと性癖にずどーーん!!と先生の作品は刺さります。そしてストーリー展開もなぜなぜなぜ?!と追いたくなるので毎回結末には驚かされます。読み終わって「屍と花嫁」この題名がすべてだなぁと感嘆してしまいました。

一つだけ寂しいのが赤河先生、Twitterなどやられてないので新作のお…

9

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

共に生きていくという事

美麗な絵で綴られた中華ファンタジーです。

跡目を争う、腹違いの兄弟二人。
弟の結婚式の日に起こった毒殺事件の1年後、生き残ったが顔を失った花嫁との結婚式が改めて行われた。


ネタバレしたくないから、何もかけないけど、時間を超えて共に生きるお話にはすごく弱いの。
赤河先生の前のコミックスに入っていた「果ての荒野でバカンスを」では越えられなかった時間に泣かされちゃったけど、この作品は…

13

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

私にとっては完全無欠のハッピーエンド

こんな雰囲気を耽美、というのでしょうか。
ともかく美しさが際立つファンタジーでした。

物語の舞台は中華世界。
とある大きな屋敷で当主の座を巡る兄弟の後継争いの末に
命を奪われた兄と、毒を盛られて倒れた弟の花嫁。
事件から一年後、回復するも毒のせいで顔が爛れ、
人前ではベールで顔を隠しているという花嫁。
けれど、そのベールの下の花嫁の顔は
当主・ジンの死んだ兄・リィのもので…。

10

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

おそろしいけど美しい

読み終わって電子なのでスマホを置いて天井を仰いで思わず「すごいなあ」と呟きました。
その後もいい意味でのぞわついた感覚が抜けなくて「すごい」としか言えない。
語彙力失うくらいの良質な作品に出会えて良かったなあ、と思います。

家柄問題で確執のあったとされるリィとジンの兄弟関係。
一年前の婚礼時の事件。
顔の爛れた花嫁。
不穏要素が折り重なる仄暗い雰囲気の中、与えられる情報から登場人物…

8

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

孤独なジンが欲しかったもの 補記あり

裕福な家、多分中国あたりのどこか。
正妻母子と当主の愛人の子供が同居する大きな邸宅
父親が目をかけるのは、弟のジン、ジンの母は、父が本当に愛した人、
ジン母子は、何度も正妻に毒殺を仕掛けられ、ジンの母は死亡。
毒を盛られたジンを、正妻の子・リィが見舞う。
・・二人の交流は、周囲が許さない。
壁越しに会話をする兄弟。ジンは、兄の優しさだけを頼りに生きている。

弟のジンの婚約式で、ジ…

7

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

凄く好きな作品だけども

神評価しかないレビューの中で萌2を付けてレビューするのにとても緊張しています。

赤河左岸先生の作品を読むのは「羽化」に次いで二作目になります。といってもまだ三冊しか出てないんですよね。「羽化」は個人的に絵が不安定なのと、設定に引っかかる事があってそれ程萌えられなかったんです。
なのでそちらに比べると設定も面白かったし、良く練られたストーリーだと思いました。

終盤まで誰が一番の悪人かが…

5

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

すっごいきれいな話だった

腹違いの兄弟で弟(ジン)×兄(リィ)です。

世界観は中国っぽい感じ。

話の構成が綿密かつきれいでちゃんとあらすじ書こうとおもったら1000字になったのでとにかくめちゃくちゃよかったと語彙を全削ぎしていうしかなくなってしまった。
日本の話よりもちょっと風変わりな世界設定のほうがどちらかというと好きなので表紙からうわーーーーめっちゃいい!で表紙買いでした。
兄弟間の近親相姦に嫌悪感を抱…

4

屍と花嫁 コミック

赤河左岸 

よかった……

赤河先生の前作の評判は聞いていてずっと気になってはいたんですが、まだ手に取ったことがなく、今回表紙のインパクトと屍というワードに心を惹かれて手に取ってみることに。

結果として、とっても大好きな作品になりました。
以下ネタバレなしの詳しい感想です。

かなり謎が多く、簡単には答えを教えてくれないので、混乱しながら読み進めていきました。
終盤に近づくにつれて、一枚一枚丁寧にヴェールが剥が…

7
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