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9/11(合計:109件)
きはら記子
ねこのしん
ネタバレ
田舎の狭いコミュニティでいつも一緒の二人が恋人になるまでが一冊にまとめられています。オビに書かれいる通り、友情と恋愛のグラデーションがうまく表現されています。 受け・攻めともにピュアでスレてないのが可愛いです。でもそこが少し危ういというか、視野が狭く二人でいることを早々に決めてしまっているところに若者独特の危うさを感じてしまい、読後は満たされたというより「だ、大丈夫だよね……?」と問いかけたくな…
銀次郎
田舎の閉鎖的な空間と、幼馴染として親密な関係。 最高の舞台から始まった物語は、2人だけの箱庭のように思えました。 もどかしくてたまらないし、難しい。ありふれている単純な話に見えて、心の機微は複雑で繊細。 途中途中で、うっとページをめくる手が止まってしまい... 最初から最後まで、お互いがお互いに大好きで唯一無二なんです。 これが、言葉にしてしまうことでバランスが崩れてしまうなんて…
Phov0v
きはら先生大好きだわ!と再確認した最新刊。この雰囲気がすごーくハマる。何がいいって言葉では言い表せないんですが、とっても好き。 田舎に住むDK二人のお話。学生ってだけでも刹那的なものを勝手に感じて切なくなっちゃうんですが、さらに田舎ってことで世界は狭いし人間関係は限られてるしで、お互いが唯一になるのも必然。 攻めの瞬平は思い詰めてる系片思い男子。コタはちょっとデリカシーなし男系っぽいw…
ももよたん
1話を試し読みしてから、単行本になるのを待っていました。 高校の同級生で幼馴染でお隣さんの幸太郎と瞬平。 2人の住んでいる田舎のほのぼのした雰囲気とは裏腹に、空き家で行われている行為の"非ほのぼの"なこと! だけどそれは彼らの日常で全く悪びれる様子もない。 ずっと一緒に育って来た2人だから、この先も一緒に居るのが当然と思っている様子の幸太郎。 一方瞬平は自分の…
chikakumaco
この爽やかで涼やかな。新緑の様な。グリーンに透ける、風光る。 美しい色合いの表紙に惹かれて購入。その色の様な、碧い青春の涼やかさ。 田舎で過ごす、高校生のワチャワチャ。 田舎の「お隣りさん」は遠い。田んぼ道を抜けて数分だという。 窓越しに声をかけたり、ベランダづたいに部屋に来れる距離では無いんだけど、 幼馴染の気安さから、瞬平は幸太郎の家で晩御飯を食べたりする。幸太郎の母も、2人を兄…
kaya。
こんな男子たちが身近にいたら絶対癒しでしかない… 二人の緩やかで優しい愛情にほっとする読み心地でした。 のどかな田舎風景の中で二人だけがきらきらと眩くて、 そこでの時間が宝物みたいに思え、いとおしい。 高校生のコタと瞬平は同級生で、幼馴染で、お隣さん。 小柄で人懐こくて、誰からも愛され体質なコタと人見知りでクールな瞬平は 正反対のタイプですが、幼い頃から兄弟のように一緒に育って…
corocoro
初読みの作家さんです。 発売前から気になっていましたが、読んでよかった。 絵のタッチや表情など好みです。 内容に斬新さは感じませんでしたが、もう子供じゃない二人の触れ合いが色っぽくて素敵でした。 家族みたいにずっと一緒のコタに恋愛感情がある瞬平、彼は全てを真正面から受け止めてしまい張り詰めてる感じがします。 一方、コタはいい意味で曖昧に捉えていて、瞬平とはこれからもずっと一緒だと疑っ…
みざき
きはら記子先生の描く絵が好き。 さらりとシンプル。それでいて印象的な線で、多感な時期を田舎で暮らす高校生の男の子達の恋が綴られています。 余白の使い方や、逆光での影の付け方も好みでした。寄りの画と引きの画も、ビー玉のような瞳も好き。 うん、これはもう好きなんだな。 同級生で、幼馴染で、お隣さん。 とある田舎の、とある幼馴染2人のお話。 こちらの作品。幼馴染ならではの家族のようで家族…
アンジー
初めて読んだ きはら記子先生の作品です。 高校生 浅沼 瞬平と高校生 大山 幸太郎のお話。 同級生で幼馴染で家は隣同士の瞬平と幸太郎。 小さい頃から一緒で、家族じゃないけど家族のような付き合いです。 そんな2人にはある秘密が…。 放課後の空き家や孝太郎の部屋でお互いに抜き合う。 その行為にはただの性欲処理だけではなく、別の感情もあって…。 2人が住んでいる田舎は小さい商店…
hepo
深読みし過ぎるので、1つのレビューに2時間くらいかかってしまう…。 この作品も深読みしまくった結果、ただ素直に読めばいいんだ!と気付きました。 栄えた街に行くには山を越えないと行けない。 家は隣同士、たぶん同年代の子は他にいなそうな地域で育った瞬平とコタ。 学校へ行くのも、帰り道も、帰ってからもずっと一緒。 それが当たり前でふつうだったけれど、高校3年生になって、いよいよ「田舎」を出…