月村奎さんのレビュー一覧

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

カッコ良すぎる

なんと言っても攻めがかっこよすぎて。こんなに人間のできてる人たちばかりだとファンタジーとしか言いようがないのですが、攻めの人格に惚れるしかない。潔さ、懐の深さ、好きにならずにはいられない。木下先生の漫画と連動してるのも楽しかった。装丁も綺麗だし普通に飾っておけそうな、外見、内容、両方満たされます。

0

初恋大パニック 小説

月村奎  秋平しろ 

すれ違い、誤解の大安売り

引きこもりニートが処女作で大ヒットを飛ばしている壮介と、小説家になれなかった編集者旭とのドタバタラブコメディ、でしょうか。

上から目線というか、編集者として部数を伸ばせている自信から、いいところの坊ちゃんが…と思っていたのに、予期せず良い小説で没頭するくらい入り込んでしまった悔しさから憎まれ口を叩く(心の中で)旭。
二人は本音で罵倒しあったところから、良い意味での二人三脚が始まります。

1

もう恋なんてする気はなかった 小説

月村奎  竹美家らら 

日常の恋

とはいえ、主人公たちは全く日常の人では無いんですが…
人気俳優と小説家。

職業的にはレアな業種だと思いますが、二人の間に流れている時間は、普通のカップルと大差ないものです。にも関わらず、萌があるのは、受けの晴樹にとって恋愛、恋というものがトラウマになってしまっていたから。
前の彼氏は、当時の編集者だったのですが、なんと付き合っている間にいつのまにか結婚していて、さらに子供までできていたと…

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もう恋なんてする気はなかった 小説

月村奎  竹美家らら 

ホッとする月村奎先生のストーリー

『ずっとここできみと』のスピンオフ
前作のメイン2人のお友達だった晴樹が大人になって登場です。

育ってきた環境や過去の恋が原因で、自己肯定感が低く恋にも臆病になっている晴樹。表向きの仮面を身につけて、周囲とは上手くやっているけれど、心の中では小説家としても自信がない。
晴樹が小説の登場人物のモデルにしていた俳優の鼓太郎は、天真爛漫で天然で人たらし。言葉もストレートで裏表もない人。
恋に…

3

ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

これだから現代ものはやめられない

ファンタジー作品も含めた多くのBL作品を読んできた中で、やっぱりの原点回帰。

現代もの最高ーーー(*´꒳`*)

現代もの作品に心惹かれる理由は、同じ世界に立ってると思う期待からです。私のすぐ近くで起きてるかも?と思うドキドキ感に、私はそれだけで萌え堕ちます。

月村先生×現代もの作品。最強タッグ過ぎる。
そんでもって大好きな幼馴染みときました……間違いない。そして間違いなかった。…

1

もう恋なんてする気はなかった 小説

月村奎  竹美家らら 

爽やかで甘くて恋がしたくなる作品

春樹は自分に否定的で自信がなくて、生い立ちや苦い経験もあるんだけど繊細な人だと思った。
春樹の作品のがドラマ化され主演したのが鼓太郎、少し天然でおおらかで大型のわんこのよう。
気が合う2人が惹かれ合ったのは自然だけど、春樹が素直に受け入れられないのも解る。それだけ初恋のショックが大きかったんだろうし、それは認められなかった家族が起因だろうな。
春樹が好意を拒否してギクシャクしてるのは辛かった…

6

ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

ほっこり

この季節に暖かくしながら、まったり読んで欲しい作品です。
何気ないプレゼントの渡し方とその意図がお互い様でお前ら〜ってなります。かわいい。
周りの人達もみんな優しくてほっこりします。

1

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

ツンデレとは?

ツンデレ、それはツンとデレの間に境界線があって、それがツン側だったりデレ側だったり。
この物語の遠藤はとてつもなくデレのレベルが低いんですよね。だから人様から見てツンでも、遠藤的にはそれはデレであって、さらにはツンなんか無いんじゃ〜ってとこなんでしょう。新手のデレですかね?(笑)

昂大の自分の性癖を隠しながら、思い続ける健気さ。それでも意を決して遠藤の実家へ行き、そして少しでも長く一緒にい…

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もう恋なんてする気はなかった 小説

月村奎  竹美家らら 

安心して読める月村節

いつもの月村先生らしく、優しくて救いのある物語でした。
自分のいつもの評価だと萌2ぐらいですが、スピン元の「ずっとここできみと」でのお相手は編集者の方だったので、こっちでの展開を期待してしまった所があり…まさかの相手替えにショックを受けて個人的な評価として一つ下げてます。
月村先生の包容力大人攻めが読みたかった…。

月村節と言えば優しくて包容力のある攻めのイメージですが、先生がたま〜に描…

10

「もう恋なんてする気はなかった 」メーカー特典SSペーパー「もう見栄なんて張る気はなかった」 グッズ

恋人の職業について

本品は『もう恋なんてする気はなかった 』の
フェア店特典ペーパーです。

本編後、晴樹が鼓太郎と喧嘩するお話です。

おととい、鼓太郎はささいなことが原因で喧嘩をし
今はハンキングチェアに揺られながら
何度目かのため息をついていました。

ドラマの撮影で東北にいる鼓太郎が
収録の合間に電話をかけてきたのですが
キスシーンを見たら嫉妬するかという鼓太郎の問いに
「嫉妬しない」…

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