チッチー・チェーンソーさんのレビュー一覧

わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

強い受けに泣かせれる

ずっと読まずに積んでいた本。
重そうと思って躊躇っていましたが、読み始めれば一気読み。
樋口先生がデビュー前に描いた小説……嘘でしょ⁉︎
才能がすごすぎる!
強い受けを書かせたらピカイチの作家さんですよね。

ちょっとしたボタンの掛け違い、少しの誤解から運命の歯車が狂っていくストーリー。
健気で不憫、そして強い受け……と、いう今の樋口先生のルーツであり真骨頂であると思いました。

1

喘ぐ攻めたち~頼むから声を抑えてくれ~ 小説

竹智  チッチー・チェーンソー 

最高!

電子本屋さんの書棚で昨年からこの本をちらちらと見かけていました。でもその時は気づいていなかったのです。バッチリと目が合ったのは「年の初めの楽しみに何を読もうかしらうふふ」と物色していた昨年の大晦日なんですね。

『喘ぐ攻めたち』だとぉ~っ?
そもそも『たち』?
『たち』って何だよぉ?

……好きなんですよ、喘ぐ攻め。
当然の如く喘がせる受けも大好き。

ただ、今まで出会った喘ぐ攻…

2

わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

感想

とっても良かった!!!しんどくて最高に萌えました、、、。

黒田くんがいい人すぎて途中本気で「路くんあなた森尾はやめて黒田くんと付き合ったほうがいいんじゃない??」と言いたくなりました笑

でも路にとっての森尾は昔からどうしようもなく魅力的で憧れで、自分を見てくれないから嫌いになっちゃうくらい(無意識に)恋してしまっている。
森尾はどう考えてもズレててやばい奴だろ〜と私は思うけど、恋しち…

2

わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

時代に即していないのかも

続編まで既読です。続編含むネタバレあります、未読の方ご留意ください。

本当にあらすじ評価等は読んでから買うべきだなと思いました。
レイプ描写はあんなに必要だったのでしょうか?後々の展開のため失くすことはできないと思いますが、あれほどひどい展開にする必要はなかったのではないかな…と思います。
それからとにかく森尾のキャラが苦手でした。路くんには好きフィルターがかかって良く見えるのでしょうが…

8

わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

許す強さ、許される勇気

前作を読んでモヤっとしていた部分がスッキリして評価が一つ上がりました。
ただ過去の自分の非道な行いを憎み許せないという攻めの気持ちが強すぎて読んでいて疲弊しました。

崎田の精一杯の告白を森尾に受け入れてもらえず、失恋した悲しみと遠く離れて行ってしまった寂しさに胸が押しつぶされる思いでした。

大人になったいじめっ子大村の反省に対する崎田の慈愛にじんわりと感動しました。

森尾が崎田…

2

わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

攻めが人気者だけどクズで受けが不憫で健気な優等生

ちょっと気弱で臆病な受けが追い詰められて嘘を強要され、断れなかったことから不幸の連鎖に巻き込まれていくことになります。

誤解や思い込みから理不尽に心身ともに痛めつけられ、それでもうつむいてばかりじゃなく頑張って道を開いていく展開は結構好みです。

しかし、何の罪もないのに繰り返し暴力を受ける展開はきつかったです。
中でも攻めが友人を不利な立場に追いやられた腹いせや八つ当たりに強姦してお…

2

わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

青春だからとか子供の話だからとかの前に人としてどうかと···なる

初めて樋口先生の作品を読みましたが、私の趣味に合わなかったです。

平凡でクラスのみんなから印象も持たれず、影のように生きる受けは名前で呼ばれず「委員長」として生活していた。人気者で運動神経もいい攻めとは正反対で、羨ましくもあり嫌っていた。あることをきっかけに、攻めを怒らせてしまい強姦されてしまう。ここの描写が凄まじく、苦しくて見てられなかった。なのに、それでも痛いだけじゃない何かの感情を抱い…

7

わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

キャラが好きになれず……

樋口さんの作品はパブリックスクール以来ですが…

ごめんなさい。
イラストはむちゃくちゃ好みなのですが、どうしたって登場人物に魅力を感じられませんでした。

BL男子高ならではの立て続けなレ●プだったりなんだったり…
そうなりやすい環境だとか体の小さい主人公相手ならいける!!となるお決まりパターン…王道というより安易すぎる印象の方が強かったです。
また小柄な主人公に可愛い…となり最終…

10

「わたしにください」「わたしにください-十八と二十六の間に-」書き下ろし小冊子「いつかを夢見ながら」 グッズ

ここまで本編で欲しかった

本品は『わたしにください』『わたしにください-十八と二十六の間に-』
2冊の連続購入特典小冊子です。

森尾視点で本編幕間的な3年後、8年後、本編後のお話になります。

森尾が渡米して3年が経ちました。5月になると大学のある街もようやく
暖かくなってきて川沿いの道を並んで歩く老夫婦や、若者のカップルが
チラホラと目に映り、森尾の瞼にはふと1つの顔が浮かんで消えていき
ました。

7

わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

取り返しのつかない事

前巻初めでは卑屈で嫌な子だった路が、悲惨な経験を経て、自分自身の事を思い直して、努力して、みんなから愛される子になっていく過程が良い。そこに辿り着くまでは、苦しくて路がトラウマで辛い思いをたくさんするけど、路自身が前向きに頑張るから応援できました。


BL面では、受も攻も、レイプの被害者と加害者で、攻は引け目に感じてるし、受は受で相手の感情を勘違いしてるしですれ違いが多く、お互い認め合うま…

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