チル76
話の構成的にはかなり質の高い作品でした。自分の萌えセンサー的にはもう一押し甘さが欲しかったかなという意味でこの評価に。ただ、終始淡々とした雰囲気でいわゆる漫画らしい演出もなしに、ほぼリアルな会話を貫いて2人をくっつけたところは素晴らしいです。好いてもいなかった彼女という存在から、自分なりに学んで悟った千賀崎の成長が嬉しい。本当に好きになるってこういうことなんだ、と1人の男の子が知った瞬間ですね。…
すごく現代的でリアリティのある関係性でした。お互い彼女持ちで、特にすぐ別れるわけでもないところから始まるのも斬新。彼女の浮気の可能性に不安を感じている樹。いざとなれば欲情はしつつも、彼女にいまいち本気になれない千賀崎。樹は自分が大事にされていない側だからか、千賀崎にアドバイスする時はなぜか彼女目線で。樹は樹で、どうも女性といるより男同士でいる方が楽しそう。そこで単に同性の親友がいればいいというだ…