九號さんのレビュー一覧

羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

間違いなく名作

そして今年の代表する一冊になる作品になると思いました。辰巳と大地のその後が読めるのはもちろんですが、想像以上の展開に一本の映画を観てる気持ちになりました。

辰巳の大地への執着と大地の辰巳への揺るぎない信頼が、どんな悲劇を産んでしまうのかと手に汗を握りながら読んでました。

辰巳に近づく過去からの悪意に戦慄して、大地の社会福祉士として悩みながらも成長する姿に共感するのですよ。
束の間にデ…

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羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

濃厚な感情漂う社会派作品

続きはどうなるの…?と、非常に気になるところで終わっていて、始まりから終わりまでなんだかもう終始目が離せない作品でした。
本の厚みと同じくらい内容がぎっしり。読み応えたっぷり。
画力の高さと、先が気になる見事なストーリー展開で魅せてくれます。
攻めのクソデカ感情を浴びたい方はぜひ。

前巻も面白かったのですが、私には辰巳がなぜ大地にのめり込むのかも、大地の考え方も理解出来ずじまいで肝心の…

9

羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

やばば

なんじゃこりゃー!話としてもすげえ面白いし(ハードボイルドな渋みも感じる(笑))随所に入るえちえちが青年誌とか週刊誌の中の漫画のような濃厚さを感じる。(黄昏流星群とかゴルゴとか(渋すぎるかw))
話もいいところで終わったので、いざ続きをと思いChara(雑誌)を手に取ったら、どこを探せど”羊”の文字がない~~~
どうやら利き腕の手術でしばらく休載だとか。お話を生みだす大事な手ですもんね、お大事…

11

羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

まじで面白い

二巻!!展開が!心理描写が!凄くて深くて「面白れぇ~~っっ!!!」って打ち震えながら読みました。すっかりファンです……ほんっとに、神。
ストーリーの面白さ、執着攻め的萌え、キャラの良さ、ガツガツした肉体のぶつかり合いなエロ、全部がレベル高くて……まさに神作品。もっともーっと知名度上がらなきゃダメなやつでしょ、これは~!!ってなりました、流石に。
ストーリー満足できて、且つ萌えるBL、推せるカプ…

12

羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

まだまだ続くふたりの試練

「羊の皮を着たケモノ2」
前巻で出所してからバーのバッカスでバーテンダーとして働く辰巳。
大地は1巻の終わりに目指していた社会福祉士として仕事を始めたばかり。
真面目で無個性だったのに、出会ってからの4年でとてもエロい顔をするようになりました!
そして辰巳も大地に対しての独占力・好きだという気持ちをやっと認めるように。
オープニングから前巻とは違うふたり、幸せそうなふたりを見られてとても…

9

羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

予想外の愛の重み

1巻を読み終えたとき、
このままで終えて欲しくない!と思ってしまいました。

だけど、ナンバリングを見る限り続きものではないようだし、
もうこっそり妄想を膨らませて脳内補完するしかないのかなって
諦めておりました。
だから、この二人の続きが読めて本当に嬉しい…!!!!!

前巻では詐欺の加害者と被害者という最悪の出会いを果たした大地と辰巳。
けれど、大地の想いの強さによってなんと…

10

羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

抱えるモノの重さ

ふたりはやっとスタートラインに立てたのかな?というところで終わっていた前巻。
2巻ではその関係をステップアップさせていくだけではなくて、それぞれが抱える弱さや脆さなどが見えてきたり新たな問題が出てきたりでハラハラしっぱなしでしたが。
そんな中で少しずつ深い繋がりになっていく彼らの日々にはあたたかさを感じ、でもすぐそばで非日常な出来事も起こっているという…
先の読めない展開にグイグイ引っ張られ…

11

羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

非の打ち所がない

前作では、姉の婚約者が実はアカサギでお金だけでなく見事に主人公の心も奪っていった、井川こと辰巳。
お金を返してもらいたいのか、本心を知りたいのか分からないまま夜の街で本当の辰巳を探す姿は、森村誠一の小説さながら。
主人公の危機に助ける姿はダークヒーローそのもので、その後の展開も本格的な社会派推理小説。ラストもよくあるご都合主義でないところが、もうBLの枠では収まらない作品だった。
そして本作…

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羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

心に巣食うは愛か依存か

2巻が出たら読んでみたいと思ってたところに続刊情報。2巻は非常に良かったです。面白かった!

"独占欲"と"執着"…これに尽きる。
辰巳の大地に対する執着心は想像をはるかに超えて重いものでした。大地の身体に付けた痕…数えきれないほどの無数のマーキングが、辰巳のものだと激しく主張しています。
大地に、"お前はオレのもの"だと分からせるための愛痕である一方、辰巳自身が安心したいための痕跡なんだ…

9

羊の皮を着たケモノ 2 コミック

九號 

最後まで気の抜けない2巻でした(つまり面白かった!)

前科一犯の元詐欺師×その被害者の弟。

前巻の終盤で女に刺された攻め。
毎日、受けが献身的にお見舞いに来ていたことが2巻で明かされていました。
そして、攻め自身では気づいていなかった受けへの「独占欲」。


攻めは前科があるため、序盤から受けが自分の隣にいることを不安視する描写がありましたが、嫌な予感ほど的中してしまうというお約束は、やはりこの作品でもデフォで。


過去、施設…

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