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12/25(合計:242件)
渡海奈穂 ミドリノエバ
fandesu
ネタバレ
護摩業とかやられて苦しくて憑き物が体から滲み出ちゃったりする時の人の悶える様ってエロいと思っちゃうんですよ、私は。 薄暗い屋敷で衣擦れの音がした後に御簾から女人の長い髪が少しばかりはみ出したりするのとか、めっちゃくちゃエロいと思っちゃって鼻息が荒くなるのですよ、私は。 そう、渡海さんがこの本のあとがきに「淫靡な話という風情にしたかった」と書かれておりますが、私が滾るのはまさに『それ』!温の…
はるのさくら
何かの喩えじななく、本当に憑き物のお話。 2人の心情が切なくて、どうなるの〜と一気読みでした。 受け様は、17歳の温。 憑き物を飼っていた旧家の当主であり最期の1人。 取り憑いている憑き物を祓ってもらうために頼ったのが、攻め様である祓い屋の陸海。 大事な人を、憑き物やそれを使役する人間によって奪われた陸海。 身内により、贄のように当主にされ、飼い殺しのような生活を強いられて…
渋茶
2021年刊。 実は数か月前に読んだ渡海さんのファンタジー作品が面白かった(*女の子が主人公の非BLですが)ので、今回の新刊は何気に期待を寄せていた。 今回はファンタジー、というよりも除霊ものだけどね。 しかし、 陸海 与志等(くがみ よしひと)、古久喜 温(こぐき ゆたか)、越阪部(おさかべ)、更に僅かしか顔出ししない脇役の東間(あずま)、志菜(ゆきな)と難しい名前のオンパレードだね…
窓月
好きな作家様なので例によってあらすじノーチェック。タイトルがトリッキーで、一体どんなお話だろうかとワクワクしながら読み始めたのですが… さらさらと読めてしまう文章、物語の構成、BLで描くオカルト、そして敵対関係にある二人が体を繋ぐエロス。どれもがあまりにも完璧すぎて、読後「神」評価ってなんだっけ?としばらく意味飽和状態でした。 オカルトと書きましたけど、代々憑き物によって繁栄してきた古…
てんてん
今回は憑き物払いを家業とする祓い屋と 憑き物を飼い続けてきた家の最後の当主のお話です。 憑き物を宿す受様が攻様との出会いで新たな関係を築くまで。 攻様は人に害をなす憑き物を祓う家に生まれます。 進んでやりたい仕事ではなくてもその力があり 成り行きで憑き物落としを繰り返してきた攻様は 一時期は会社勤めするものの今では こちらが本業としています。 憑き物は人の負の感情…
甘食
夏だ、ホラーだ、悪霊退治だ!という気分の時にピッタリな作品。キャラ文庫のホラーBL大好きです。渡海さんのホラーも怖くて好きだし、スタイリッシュなミドリノエバさんのイラストも素敵。 ホラーBLってホラーストーリー重視でエロは事件解決後の最後におまけ的にってパターンが多く、ホラージャンル好きなのでそのタイプも好きですが、今作はエロ配分がストーリーに沿っていて序盤から淫靡な雰囲気なのが良いです。憑…
kurinn
いやぁ面白かったです。あっという間に読了しました。とにかく設定も秀逸ならば読後感も良かったです。 ひと月前に「御曹司は獣の王子に溺れる」を読んだんですが、そちらと同じくらいに面白かったです。 温という少年がとにかく不憫で健気で可哀想なんです。 そしてそんな温を初めは厭い憎みさえしてた陸海が、彼の本質を知るに付けて絆されて行く様子に萌えました。 陸海の憑き物よりそれを利用しようとする人間…
ポッチ
渡海さんの新刊はファンタジーもの。 ファンタジーもの、と言うとちょっと語弊があるかな。オカルトな、といった方が正解か。ミドリノバエさんの描かれた表紙やタイトルにも興味を引かれ、発売を心待ちにしていました。 ネタバレ含んでいます。ご注意を。 人にとりついた「憑き物」を払う祓い屋を生業としている陸海は、祓い屋として高い能力を持ち、そして己の信念に従って祓い屋をして…
安西リカ ミドリノエバ
165
関連作を読まずにいきなりこっちを読みました。 安西先生もオメガバースを書いていらしたんですね。 バース性に振り回され性を嫌うオメガの千里とアルファの黒江。アルファがアルファであることを嫌がるのは珍しいですね。 千里の片想いと黒江との親交。千里には黒江といるのがとっても居心地よくて。 色々ありましたが、性を超えて感情だけで好きだと感じられて。結ばれて良かったです。 黒江が可哀想…
葵居ゆゆ ミドリノエバ
ate
溺愛溺愛執着攻め!! 生きる気力を無くしたピアニスト紬季の世話を焼いて焼いて、 紬季の本心じゃないタメにならないことは とことん無視して甘く甘く攻めてくの!溜らん!! ありとあらゆる言葉で紬季を肯定し、 紬季の悲しみを開放するためにも言葉と態度で尽くす尽くす。 本心から出るストレートさ潔さには男気も感じ、愛が深い! ピアノの音や食事で紬季が再生してさまが伝わってくるのも素敵。…