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高遠琉加 金ひかる
roseーlily
ネタバレ
いやぁ、本当に面白かった。 何が面白かったって、沖屋のキャラクターが! これぞツンデレというくらい、ものすご~くとがっていました。 捻くれ者、天邪鬼、意地っ張り。 そういうキャラが好きな人には、これはたまらない人物かも? 沖屋は、弱小出版社の官能小説雑誌編集長。 若いのにとても切れ者なので、かなり口が悪いのに、周囲には一目置かれています。 実は部下思いの優しいところもあったりして…
久我有加 金ひかる
マキヲ
「月も星もない」の続編で、前作でコンビ・パイロットランプを組んだ温と秀永が主人公です。押しも押されぬ売れっ子芸人となったパイロットランプの二人ですが、お笑いブームの終焉が近いことを感じて非常にナーバスになってしまう…というお話です。 いやー…ドキドキしながら読みました。お笑い好きで若手芸人も劇場で見ていた身としては、芸人として売れている状態からの葛藤があまりにも切なく、苦しく、正直「もう何も…
芸人になって5年、売れないコンビをそれぞれ解消した城坂と秀永が、コンビとして、パートナーとして成長していくお話です。芸人モノや芸能界モノは読む機会がなかったのですが、とても面白かったです。関西弁が楽しい!仕事(お笑い)と恋愛のバランスもよく、読みやすい作品でした。 個人的に、BL作品から離れている期間にお笑いにハマっていた時期があったので、お笑いの部分は読んでいて色んな感情が渦巻いて苦しいほ…
谷崎泉 金ひかる
こにしそる
リーマンものかと思ったら、主人公に様々な試練がおそいかかる波乱万丈なお話でした。ラブストーリーと言える部分は期待していたよりかなり少なく、普通のお話として読むにはそれなりに面白いと思います。 でも恋愛物としてどうか、と言うと、私はう~んと思ってしまう箇所がいくつかあります。 旅行会社に務める朽木は、過去に色々あって今の「トラブル対策の部署」に左遷させられたという、冒頭から苦労が見えるキャラ…
椹野道流 金ひかる
椹野さん本はライトノベルしか読んだことがなく、BLは初めてですが、暖かく安心感のある作品でした。 最初は痛々しいんですがそこを越えればテイストはほのぼの。加えてサスペンスドラマという、表紙からはちょっと想像できなかった内容でした。 舞台は架空の港町で、雰囲気は近世ヨーロッパのイギリスやドイツをイメージしたらしいのですが、シャーロックホームズが好きというだけあってまさにそんな感じの作品です。…
安曇ひかる 金ひかる
弥七
マイブーム中です。 安曇ひかるさんの作品を、ちょいちょい読んでます。 まず文章が全く気にならない。読みづらい文章は言うまでもないですが、上手さと言うか表現過多な部分が目につくのは、気になってお話に入り込めないので、その点全く気にならない。理想の文体です。 程よい切なさと、変化に富んだストーリー展開とで楽しめました。 ただ、ちょっとお仕事部分が多かったような。というか、なじみのな…
高坂結城 金ひかる
大人×子供なのですが、大人と言ってもひねくれているし、子供といっても妙に大人びています。 二人ともひねて変わった性格をしていて、なかなかすんなりくっつかない。でも恋とは自分の思い通りに行かないもので、せつなくて苦しいものだとしみじみ伝わってきます。 ちょっと古い本だけど、読んでよかったと思う作品でした。 主人公の淳史はIQが高い天才児で海外で育ちますが、今は地元の高校に通っていて、担任の…
砂原糖子 金ひかる
よんよん
テーマは人でなしの恋。 自分だけ安全な場所にいて相手をだます…。 人でなし とだけ聞くと、とてもひどいことを想像してしまいますが 相手をだます……それも臆病さゆえにと聞くと まあ、ありかなぁと。 香島の姑息さが目につきましたが、友村の自虐っぷりも度を越していて。 なんとなく似た者同士だなぁと思いました。 女装という設定が特殊な印象です。 ただ、そこまでこだわりがある感…
白銀みるく 金ひかる
教師×生徒です。 主人公の拓哉は出生に事情があり、人間を人間と意識して愛することが出来ないのですが、臨時で来た教師の東野は何故か拓哉の過去を知っているようで…というお話です。 短編形式なので内容はちょっと重たいところもありますが、さらりと読みやすかったです。 拓哉はルームメイトにも部活の仲間にも恵まれていますが、過去をおもしろ半分に学校新聞に書き立てる生徒がいたり、それを校長や教頭もとが…
ふばば
きらきら光る、けれどひび割れてしまったガラス玉を大切にしていた男が、光るより強い耀きの、絶対に傷付かないダイヤモンドを手に入れる。 かつて自ら傷付き、傷付けてしまったひとへの懺悔のように心を諦めてきた沖屋。 対してはじめは好奇心だったはずなのに、今は「何が欲しいの。どうして欲しいの。いつもそればかり考えている。自分だけがあげられる人間になりたくて。」と愛に足掻く隆之。 もう傷付きたくなくて、…