金ひかるさんのレビュー一覧

未成年。 小説

かわい有美子  金ひかる 

男子高校生を覗き見している気分

電子書籍で読了。挿絵なし。

何気なく入手したのですが、これはアタリでした!
あなたが道を歩いていると、向こうから複数の男子高校生がじゃれ合いながら歩いているのに気づきます。ぼんやりと彼らを視覚に入れつつ歩き続けていると、その中の二人の目線を合わせるんですね。その瞬間、片方の子がスッと目線をそらすのを目撃します。
「ちょっと待て!今の何だ?あの二人に何があるんだーっ!」
その二人がケンカ…

2

WEED(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

すれ違いまくりだけど

衝撃。悪友と強姦した男に最終的には抱かれてる。初回とそれ以降が変わったからリバと言っていいのかわからないけど、リバがだめならやめたほうがいいかも?
二人が恋人になるまでは、同じ作者の他の作品と比べるのもなんだけど、いつも1冊かける話が1冊にも満たず、でも凝縮された感じ?もう恋に落ちたのか!と思ったんだけど、その分恋人になってからの話があってラブラブ好きとしては嬉しくもありました。
恋人になって…

5

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

誠実な人が幸せになるのは読んでいてこちらも気持ちいい

あーすごいよかったなー。
金ひかるさんが表紙だとちょっと底上げして良く思ってしまってるかもしれない心配がなくもないんですが、多分ちゃんと良いです!
メインカプの正治と亮平は感情移入出来るし、全然良いんですが、亮平の友達の翔一は酷くねえか何気にクズだし何で可愛い子ぶってんだ、と全く好感持てないし、正治の元カレ佳史もまあ重くされると逃げたくなる気持ちは分からなくもないけど、まったくスジ通さないし打…

11

青色蜘蛛 小説

吉田珠姫  金ひかる 

尻嬲り

「眼帯キャラ」の紹介という事でトピで教えていただいた作品です。
内容は3部構成。

「青色蜘蛛」blue spider
昭和初期、モダニズム系雑誌の「新青年」ぽい世界観。江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作などの雰囲気!そして1作目の「青色蜘蛛」のテーマは「衛生博覧会」です。
…と言われてもわからない人の方が多いと思うな。私でさえ伝聞でしか知りませんが、人体の模型、内臓、病変の患部というマジメ…

2

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

ハートを作る2人にずきゅんされました

大好きな作家さんなので、あらすじも読まずに購入した作品。
改めて、読む前にあらすじを拝見して、芸能界もの・歳の差ものと知りました。
好きな要素てんこ盛りに期待しながら読み始め…
何回2人の可愛さにやられたか(^^;)

攻めさんで、年上で、人気俳優・大ベテランの岩舘春樹。
この人がもう本当に可愛くて!
年上、しかも結構な歳の差も相俟ってヘタレなとこもあるのかもなのですが、そこがいい味…

3

最高の恋人の見つけ方 小説

高岡ミズミ  金ひかる 

理一の日本人顔がいい

訳アリ金髪イケメンと地味な地方公務員くんのお話。
過疎化が進む農村に、海外からの移住者を受け入れようと目論んだ村に移住希望の候補者家族がやってきます。
英語ができるということで担当になった理一ですが、傲慢でわがままなデビッド達に振り回される毎日。

傲慢でわがままな相手に振り回されるっていうのが結構地雷で、この本も前半は読むのがちょっと辛かった。
好きだから意地悪しちゃうとか、甘えてるか…

2

夢みる狐の恋草紙 小説

杉原朱紀  金ひかる 

狐ちゃんの命を懸けた恋


タイトルから可愛いおとぎ話のような話かと思ったのですが、呪いのせいで家から出られない気の毒な狐憑きの青年が、その境遇にも関わらず明るくて素直に自分の境遇を受け入れ一生懸命生きて、恋した人を健気に守ろうと頑張ったお話でした。最後のほうまで呪いの謎がわからず切なくてはらはらしました。

フリーライターの古鷹(攻め)は依頼された仕事のため、情報にあった村へ向かう途中、山で道に迷い滑落してしまいま…

4

最高の恋人の見つけ方 小説

高岡ミズミ  金ひかる 

ほのぼのスローライフをどうぞ

アダルトなシリアス系からかわいいコメディまで、幅広い作風が魅力の作家さんだと思いますが、今回はほのぼのコメディ調。ちょっぴりサスペンス部分もあります。

内容は、過疎化の進む村にやって来た外国人の移住者候補。村おこし担当の役場職員・理一は心を込めてもてなすものの、なんだかその家族はワケ有りらしくー・・・といったものです。

今回は年下外国人攻め。かなり不遜でオレ様です。
対して受けの理一…

3

ふたりでつくるハッピーエンド 応援書店特典書き下ろしSSペーパー グッズ

確信犯なんです

本品は『ふたりでつくるハッピーエンド』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
聖視点での2人の後日談になります。

雑多な人が行きかう局内で
聖はある男性俳優に声を掛けられます。

その人は独特のオーラを放つ
ベテラン俳優・岩館春樹でした。

彼は聖のマネージャー・絹の兄でもあり
彼女から頼まれたというドラマの台本を
爽かな笑顔とともに手渡してくれます。

6

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

メタモルフォーゼ?

私は卑屈な受けが結構好きなんですが、BL作品て美形が出てくる作品が多くて、時々その卑屈さに違和感というか説得力が無い作品に当たってしまい、orzとなることもあるんですが、こちらの作品は大当たりでした。
主人公で受けの一葉の卑屈ぶりは中々リアリティがある気がしました。小さい頃から後妻さんに不細工だ何だって言われたらそりゃ暗くなりますし、暗いからいじめられてさらに自信が無くなって…。好きだって言って…

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