金ひかるさんのレビュー一覧

風の神とびいどろの歌声 小説

安曇ひかる  金ひかる 

びいどろの風鈴に込める父の想い


天涯孤独で幼い頃の記憶もない少年の数奇な運命

天涯孤独で廃寺で住職に育てられた記憶をなくした少年・小鈴(受け)が実は風子という風の神たちを癒す存在であるということが風の神の長・雅風(攻め)が迎えに来たことによって判明するところから話は始まります。
毎日塔に上って歌を歌い風の神たちを癒す。とても幸せな毎日で、幸せ過ぎて逆に無くいた記憶がなんなのか恐ろしくなるくらいに。

ある嵐の日。…

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保護猫と甘やかし同居始めます。 小説

川琴ゆい華  金ひかる 

才能

なんとなく買ったけれども、漫画家話部分が面白かったので萌2よりの萌にしました!ゲイバーでバイトもしている漫画家さんと特殊な育ち方した真っ白な子の恋話、本編310Pほど+あとがき。漫画家さんお話がお好きな方には楽しいのではと思います。

住み込みで働ける場所を探し、新宿二丁目のゲイバーの面接にやって来た行深(いくみ)。マネージャーの代わりに色々説明することになった一路が話をしてみるものの、あまり…

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保護猫と甘やかし同居始めます。 コミコミスタジオ特典ペーパー  三人だけの修学旅行 グッズ

慎太郎さん

コミコミさんで購入したらいただけるペーパー。サブキャラ慎太郎視点でした!本編でもいい人だなああと思っていたので嬉しかったです。お話は本編後日談で、3人で修学旅行に行くお話です。

学校に行ってないので勿論修学旅行にも行ったことのない行深(いくみ)。そんな行深のために修学旅行に行こう!といったまでは分かるんですけど。なんと慎太郎さん、同人誌作った経験を生かしてA5サイズ20Pの「しおり」を印刷所…

2

執事と画学生、ときどき令嬢 小説

小林典雅  金ひかる 

たたみかけるのが面白い

大好きで定期的に読み返します。

なんかみんな良い人で楽しく平和なお話です。

執事と画学生、ときどき令嬢
身代わり花嫁未遂もの?
この主人公来智の明るさ素直さ純粋で優しいところが大好きです。
大人の都合で大金持ちのご令嬢の身代わりにお見合いをするために、一週間鬼の特訓を受けるのですが…。

名前も面白くて。野百合子さんとか弥生子さんとか。

そして厳しい特訓をする鬼執事の竹…

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保護猫と甘やかし同居始めます。 小説

川琴ゆい華  金ひかる 

ハードなバックボーンを持つ作品ではあるが。

あらすじに惹かれて購入。
ちょっと繊細な、っていうのかな。複雑なバックボーンを持つ作品で、もしかしたら好みが分かれる作品かもしれません。「犯罪」というものに拒否感のある方は注意が必要かもです。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。







主人公は売れない漫画家の一路。
生活のためにゲイ向けのボーイズバー「Romeo」で働く青年です。
とある日、彼の働くボーイズ…

6

不器用な唇 First love 小説

高岡ミズミ  金ひかる 

2002年の作品の新装版

作家買い。
高岡さん作品は時々すごく痛いお話があって、今作品もあらすじを拝見して痛い系のお話かなーと思いつつ手に取りました。

高岡先生の書かれたあとがきを拝見して、今作品が2002年に刊行された作品の新装版だと知りました。旧版は未読なのでそちらとの比較はできません。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は吉岡。
彼は偏差値の高い高校に通っていましたが、と…

6

リアルリーマンライフ 小説

今城けい  金ひかる 

展開が強引すぎるような

口下手研究者とリア充営業のリーマン話。

タイトルでリアルリーマンと言いつつ、専門分野の説明だけが詳細にあり、動きのある仕事の方はあまり書かれていない。主には瀬戸が元彼を追い払うためのあれこれで、全体的に益原の強引さが謎だった。

元彼と再会し、付きまとわれる瀬戸。様子のおかしさに気付いた益原のとった行動は、益原本人も理由が分からないと言っていて、読んでいても分からなかった。
なぜか瀬戸…

1

相合い傘で子育て中 小説

雨月夜道  金ひかる 

「猫」「大正」「子育て」

電子版は挿絵なし。
表紙は、黒髪和服の是清と(甚平と書いていたけど、)作務衣の清二。
地味な表紙のイメージに反して読み応えあった。H少な目です。
是清と清二相互の視点で進展する心理描写重視。
お題は表紙の絵そのまんま、「猫」「大正」「子育て」
読後、雨月夜道先生の人外以外の著書を、全部読んでみたいと思った。
この先生、構成上手というか、読みやすく書くのがうまい。 私は好き。

▶口…

2

雪の天使 Icecapade 小説

ジョシュ・ラニヨン  金ひかる 

鮮やかな風景描写がとても好き

なんとも不思議な設定のお話。平衡感覚にハンデを持つ元怪盗(?)・現作家と、元FBI捜査官。かつて敵対していた二人が、十年後に再会を果たす。
離れていた間に直接的でない一方通行のあれこれがあり、そこに潜む気持ちを考えれば萌えポイントになりそう。

現役時代に自分を追いかけていたカフェ捜査官に、年に一度だけ留守電を残すノエル。その原動力となるのは自身の著作物で、カフェを笑いものにした謝罪のためだ…

1

ロマンチック・レプリカ 小説

うえだ真由  金ひかる 

そのうち別れてしまいそうな予感

ずーっと受け視点なこともあり、手慣れた遊び人の攻め(飄々としてて掴みどころがないけど、モテるし遊んでるのがチラチラ見え隠れする手強いタイプ)が、なんで受けと付き合う気になったのかがイマイチわかりませんでした。

多分寝てみたら予想外に可愛いことに気付いたのがきっかけだろうけど、なんかその程度という感じしか伝わって来ないので、そのうちつまらない理由で別れそう。

受けも義兄への想いが恋なのか…

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