苑生さんのレビュー一覧

被写界深度(上) コミック

苑生 

圧倒的リアリティ

淡々とした描写なんだけれど、とってもリアリティあふれる作品でした。高校時代がいかに単調でありながら輝いていたか思い出せます。
1日で3回読み返しました。同性に恋していた人にはほんとにオススメいたします。

あ…
クールでいつも気にかけてお世話してくれる同級生の女の子に、すごい恋してた自分に重ね合わせて読みました。笑

いや、本当に泣けました。ありがとうございます。

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兎の森 (1) コミック

苑生 

2人の心情

先生が「2人の心情をできるだけ丁寧に描いていきたいと思います」と描いてくださっていることで、信頼感が否応にも増しますね。

実際、小学生から高校生をここまで丁寧に描く作品も珍しいと思います。ひょっとしたらこのまま社会人ぐらいまで続けてくれるのだろうか。

また、その割には周囲(友達や家族)の深い描写は少なく、あくまでも"2人の心情"ばかり描いていることも特徴的。長く続く…

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被写界深度(下) コミック

苑生 

告白のシーンが素晴らしい!

私‥いわゆる名作と云われている作品は長らくスルーするタイプでして‥だって、色々考えさせられる面倒だし‥敷居が高そうだし‥でもまあ、結局読んで‥「流石人気のある作品は違うわ!」って感心しちゃうんですけどね。
かなり前に購入して本棚にカバー付けたまましまってありましたこの上下巻、とうとう読ませていただきましたよ!
いやもうびっくりですΣ( °◇° )
この絵の上手さはなんでしょう‥絵というより実…

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被写界深度(下) コミック

苑生 

時を越えて引き寄せられるふたり

好きなものは好き、と素直に言える紺ちゃんがむっちゃ好青年にメタモルフォーゼしてる上巻から3年後の世界からのスタートです。
上巻後半でやっと好きなことを好きでいていい、と肯定することができた早川くんはすんなりやりたいことをやっていました。
そんな早川くんを撮ることになった紺ちゃん。必然のようにふたりは逢うことに。
上巻でも早川くんのなかにあった葛藤がここでも渦を巻きます。しかし3年前の早川くん…

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被写界深度(上) コミック

苑生 

好きなものは何ですか

上巻。何やら屈折した感情で傷つく姿の描写でこの巻は幕を開けます。
高校生男子がふたり、出入り禁止の屋上で出逢う清々しいスタート、なんですが。
真っ直ぐに写真という好きなものを貫く紺ちゃんと音楽の才能が突出しすぎて周囲や大切なひとを傷つけたことで傷つき潜降する早川のふたりがお互いへのリスペクトやそれ以上の気持ちをぶつけ、すれ違う辛い展開のページが続きます。それでも私達読者を惹きつけていく二人の透…

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ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

受けくんドMですか

あらすじから切ない片想いを想像してたんだけど、ちょっと思ってたのと違ってた…。
受けが攻めを好きになった経緯はちゃんと説明されていて納得がいくが、あまりにも攻めが「うぜえ」連呼するのでなんだか萎えてしまい、よく好きな人にこんなこと言われて受けはめげないなあ、と…。

受けが早とちりから暴走してキスしてしまったところから、急速に物語が動くんだけど、実は攻めも…というには、読者側にそれまで攻めか…

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被写界深度(上) コミック

苑生 

萌えではない

ほんわかとはまた違うけどすごいほわほわっとあたたかい感じの雰囲気の作品です。エモいというかなんというかわからないですが、そういう独特の雰囲気があって素敵な作品だと思います。

絵もお話の運びも全部全部お上手です。あっという間に世界観に入り込めました。レビューで別の方も言ってましたが、上巻は長いプロローグで、話が主に動くのは下巻からなのですが、それでも楽しめました。それは作者様の巧さゆえだなと思…

2

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

作品としては普通

月村先生の作品は作家買いだけれど、
この作品はかなり自分の中では評価が低い。
「しゅみじゃない」になりそうだけど、それはファンとして出来ず、
でも「中立」でもないので、結局「萌」評価にしたという感じ。

話がとても普通であって、萌えも満足度も不十分。

ちるちるでずっと1位なのでちょっとビックリ。

展開が普通すぎるのと、攻めがイマイチ魅力的に思えない。
何故だろうか。
あま…

7

ロマンス不全の僕たちは 書き下ろしSSペーパー ラブラブ盛りの僕たちは グッズ

こんなのが読みたかったんです。

 攻め様である遠藤視点のお話です。
「俺のもの」と言われて顔を赤くしてる昴大を遠藤と一緒にかわいいやつめ、と思い、「寝技でうやむやにしてもらえるなんて、幸せ」なんて、なんてかわいいこと言っちゃってるのーーー昴大!!!と、遠藤と一緒にもだえました。

 不器用で愛想なしなのは健在の遠藤でしたが、それでも昴大はとっても幸せそうでです。
遠藤視点だから、遠藤の言葉ではうまく伝えられない愛情も読み…

5

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

私も付き合うなら昴大の方がいいわー。

 とても読みやすいラブコメストーリー。
お話の半分くらいでくっついて、その後はいちゃいちゃしてました。

 受け様である美容師の昴大は、同じ美容室で働く同期のイケメン美容師の遠藤に密かに片思い中。
遠藤が、亡くなった母親がやっていた美容室を継ぐために実家へ帰るというので、お酒の勢いで自分を売り込んで昴大も遠藤の元へと行くことに。
 昴大はムードーメーカーで、いっつも笑顔ないい人だわー。

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