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久我有加 逆月酒乱
甘食
ネタバレ
久我有加先生の幕末・明治初期の時代物。場所は京都で受けの睦月も関西弁の受けです。スケールが大きいというか、BL以外の部分の話もすごいです。大河ドラマとか映画で見てみたいくらい。最後に書いてあった大量の参考文献。先生のきっちりとしたこういう姿勢大好きです。BLだからと言って決して軽んじていない。だから物語にもリアリティが出る。最後の方には実在した歴史的人物がセリフありで登場しています。 新政府…
久我有加 北沢きょう
こひしゅが
初めて守博が弥助と関係を持った場面が、筆おろしをしてあげるお姉さん♂感があって素晴らしい。 弥助の外見は平凡な見た目であまり唆らないが、言動や仕草に加え京都弁なところで存分に色気を放っている。 落語シーンというか、専門的な場面が多くてちょいちょいすっ飛ばしてた。 守博に片思いされてた時は、冷たくしたり弥助からする以外は連絡するなと言っていたのに、いざ付き合って守博が人気になり会え…
久我有加 七瀬
フランク
ヘタレ攻めが読みたくて、ちるちる詳細検索で「ヘタレ」にチェックを入れてヒットしたのがこちら。 これは発売当時に買ったものの、芸人シリーズを発売順から読んでからこの本を読もうと積んだきりだった。 (2021年に過去の芸人シリーズが電子化されたけど、2020年当時は「何でやねん」くらいしか電子化されていなかったんですよね。) で、すっかり忘れてたこちらをとりあえずヘタレ攻め目的で読み始め…
久我有加 麻々原絵里依
茶々丸53
テンポが良くて楽しく読了。 光は桃栗に戻ってきた時点で、運命が決まってたように思う、桃栗市役所を受けたのも無自覚な中で兼城の存在があったのかな。 兼城の一途さもすごい、1歩間違わなくてもストーカーだけど(笑)脇目も振らず光一筋で、光に好かれる為に努力して、結果できる男になってて、そんな所も光に刺さったんだから感心する。 正直じい(左門)を使ってまであの手この手で策を弄して、離れてる間も見張っ…
久我有加 柳ゆと
moteko
久我先生作品は初見です。 受が満月の夜にだけ別人格のカグヤに変わるという設定。 別人格になってもその時の記憶は残るというのが面白かったです。 カグヤの言動に普段の受が悶々としたり、逆に普段の受の言動にカグヤが苦言を呈したりする様は、読んでいてどこか不思議な気分になりました。 攻のカグヤに対する好意は最初からあからさまでしたが、普段の受に対する好意は何となくわかる……かな?程度の描写…
久我有加 カワイチハル
モフモフありのほのぼの飯テロ系かなと思って読み始めましたが、思っていたよりもモフモフ感もなく、飯テロ系でもなかったです。 というのも、狸が関西弁のおっさんキャラなので愛らしいモフ担当ではなく、存在感としては信楽焼の狸に近いというか。 そして受けの作るお料理は、町の食堂を営んでいた祖父仕込みなので、非常〜に庶民的。 小松菜と油揚げの煮浸しとか豚汁とか、あ、先日食べた…とか、明日の夕飯で作ろ…
久我有加 芥
雀影
久我先生のお書きになる関西言葉がとても好きです。 現代ものの、ちゃんと丁寧な関西言葉もいいですし、この作品のような、ちょっと昔の、明治時代の関西言葉も趣深いです。 特にこの主人公は、ちょっと田舎の、村の中での上の階級の家のお子で、それが東京で数年暮らして、夢破れて実家に戻っていて、そんな曖昧でぼんやり日々を過ごしていたところで、東京から来た、外国帰りの、ぐいぐい来る男性と会話するわけですから、…
久我有加 志水ゆき
ate
昭和初期、特有のノスタルジックさが良い~ 落語が主流で、漫才をすることは肩身が狭かった時代。 漫才が力を持ってくまでの過程も面白く、現代とはまた違った旧来の大阪弁のしとやかさがなんもかんとも!!良い!! 落語家としては落ちこぼれだったけど、愛されることで自信と色香が花開いてく様が良い良い!!漫才師として認められているだけなのか…気持が通じ合うまでも切なくてドッキドキしました。紳士な人…
狸!?狸が出てる! お狐様だったり、狐目みたいなキャラは見かけるけど、狸は珍しいな~ってことで読みました!! 狸は関西弁を操る神様、親戚のおっちゃん感がすごくて!良い仕事する狸でした。 滋味深い料理と何に対しても公正な結希と接して、頑なだった泉水が心を開いてくのも良かった。優しい可愛いお話。読んでて癒されます。えっちは少なめなんだけど、甘くて甘くてえっち!愛情をたっぷり感じられてぎゅ…
RoonyFriends
物言いがはっきりしすぎるエリートサラリーマン×満月の夜に見た目も中身も別人になってしまう同僚です。 満月の夜に人が変わってしまうというのは、例えば獣人とかならわかりやすいですが、人間のまま絶世の美男子になって性格もアグレッシブになるという、何とも風変わりな設定の作品です。ちなみにお互いの記憶は共有しています。 変わっているといえば、本作は久我作品には珍しく?メインキャラが関西弁を喋りません…