久我有加さんのレビュー一覧

恋は読むもの語るもの 小説

久我有加  梨とりこ 

講談の世界観が濃い

青嵐× 進也


個人的には、この作品、
講談に興味ない人(私も含めて)には、ちょっとキツイと思う。
講談のシーンではなくても演目とかが結構出てくるから
恋愛物語だけ楽しもうとすると、ついていくのが大変かもしれない。


仕事に疲れ果てて体も心もボロボロの状態でになった進也が、
偶然聞いた講談師・青嵐の講談に深く感動し、心が救われ、
思い切って講談界に飛び込んで、
青嵐と兄…

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若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

関西弁若様攻め❤︎

明るい関西弁一途攻め様にほっこり、ニヤニヤが止まりません( ̄∀ ̄)

小学生の時から受け一筋の兼城。誰とも体を重ねたことなく、光との営みが正真正銘初エッチ。

「光としかしたないし、光でしか勃たへん」
とキッパリ言い切る若様、潔くて良い!!
そして個人的に大好きな方言攻め。
た、堪らん……。

最近ずーっと薄暗くてねっとり、ネチネチした執着攻めの話ばかり読んでいたせいか笑、読んで…

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彼岸花は僕だけにささやく 小説

久我有加  m:m 

BLは添え物


視える君と聞こえる僕

事故に遭い、急死に一生を得た大学生の歩(受け)はそれ以来さまざまな声が聞こえるようになります。見えない何かの恨みつらみが間断なく聞こえてくるためおかしくなりそうになっていたある日、同じ学部の新川(攻め)に声をかけられます。
初めは怪しい宗教かと警戒するのですが、貰ったお守りの効果が覿面であのよくわからない声があまり聞こえなくなるのです。それ以来何かと気にしてくれる…

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彼岸花は僕だけにささやく 小説

久我有加  m:m 

恋がもっと読みたかった

ホラーよりも、どちらかというとオカルト系BLといった印象を持ちました。そんなに怖いものは出て来ません。

この世に未練を残した霊・人ならざるものや呪い…
目には見えない何かが見えてしまう奏と、事故に遭って以来、見えないけれど声が聞こえてしまうようになった歩。
同じ大学に通いつつも接点がなかった2人が、とあるきっかけからバディ関係のようになっていきます。
霊や呪いといった題材を交えながら、…

2

片恋の病 小説

久我有加  イシノアヤ 

ぐるぐると苦しい

今ひとつブレイク出来ずにいる中堅お笑いコンビが、全国漫才コンテストに挑戦をするお話。
関西・漫才コンビ・片想い…と、気になるワードばかり。
関連作を全ては読んでいなくても問題なく読めましたが、うーん…ちょっと思っていたお話とは異なる雰囲気でした。

決して面白くなかったわけではないんです。
大きな舞台へ挑む緊張感だとか、才能溢れる後輩たちへの焦りだとか、そういう人間くさい部分の描き方は好…

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好きになってもいいですか 小説

久我有加  ミキライカ 

〝体操のお兄さん攻め〟と言う事で購入!

Kindleのレビューに〝体操のお兄さん攻め〟とあり、「体操のお兄さん!?爽やかなのに雄感溢れる体操のお兄さんですか!!!?」と興味をそそられて購入!

うーん……
〝体操のお兄さん〟と言うよりは、〝熱血スポ根関西弁男子〟でしたね!
関西弁のせいか、余り爽やか感は無く。
〝爽やか体操のお兄さん〟のイメージとは違いましたが、熱血ジムトレーナーみたいな…スポーツ苦手な受け様を優しく指導する姿…

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満月に降臨する美男 小説

久我有加  柳ゆと 

ラストが…

オチについて賛否レビューが付いていますが、わかる……という感じでした。
めちゃくちゃネタバレです。



人格の統合自体は良いと思います。
ただ、統合の仕方や、その後の主人公の様子がなんとも……。

そもそも、カグヤと周が同一人物に思えないんですよね。
周りの大人たちは同一人物だと主張しているのですが、統合後の「周がベースでカグヤがちらほら」発言がもう別人認定してるよね? と思ってしまい…

2

彼岸花は僕だけにささやく 小説

久我有加  m:m 

ソフトホラー

久我有加先生の作品はもっと読んでいると思っていましたが「満月に降臨する美男」と今作だけでした。

そして今作も以前のレビューと同じで、設定は好きなのですがそんなにハマれませんでした。

雑誌掲載作の「彼岸からのささやき」は歩視点で、そして書き下ろしの「逢魔時は、二人」は奏視点でした。
歩視点のお話は死者が登場して、奏視点のお話は人を羨んで呪ってしまう人が登場してました。

2人は同級…

1

光の地図 小説

久我有加  蔵王大志 

卒業前のカミングアウトや色々 「キスの温度」の続編 

「キスの温度」(未読)の続編
二組のカップルの将来設計。 
2003年発刊、ゲイへの偏見が強い時代
恋人と共に暮らす将来を考え 揺らぐ描写が秀逸


●目次:「光の地図」「手を繋いで歩こう」「スイートポテト」「願い事」
大阪の大学に通う、関西弁の4人の恋愛物語。


●二人の身長差は20cmほど、性格や容貌は対照的。
入学式以来の友人、洋介と大地。

仲本洋介:大学2年 …

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彼岸花は僕だけにささやく 小説

久我有加  m:m 

ストーリーは好きだが、キャラクターが嵌らず

夏の終わりにオカルトBL!と言う事で購入。
幽霊の声が聞こえる主人公と、幽霊が見えるイケメン(クール攻)が出会い、主人公に取り憑いた霊の未練を晴らしていく内に惹かれていき…と言う、王道ホラーものです。

ストーリーの展開は好きでしたが、残念ながら主人公・歩くんのキャラが余り好きになれず……うーん。

不慮の事故により突如、人ならざる者の声が聞こえるようになった主人公・歩。
登場時は死に…

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